ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ

【エピソード 5】
衝動買いしたEeeBox PC EB1007にメモリー増設する

WinXPなら1Gbでもかなりサクサク動くとは思われますが(ちなみに自分が今使っているPCのひとつ、レッツノートCF-T2は768Mbでもおおむねストレスなく動いています)、昨今はウィルス対策ソフトも肥大化しており各種ブログやHPも写真を多用していて結構メモリを消費するので、もう1Gb積んで万全の体制にしたいと思います。

因みに、EB1007はメモリに関して「標準/最大:1GB/2GB」、「メモリスロット:SO-DIMMスロット×2 (空きスロット×1)」とされているにもかかわらず、「メモリの増設や交換による問題についてはサポートの対象外」と元気よく言い切られていてメーカー保証外になってしまうみたいです。

増設メモリスペックはメーカーHPの能書きによるとDDR2/667 PC2-5300だそうで、仙台駅東口の有名量販店でブランド物だと@5,800ですが、中古屋にあったノーブランド新品を@2,580で入手しました。仙台でノーブランド新品で@2,580ならまずまずリーズナブルでしょう。

裏蓋は、本体下面のネジ2本を抜いてから取り外しますが、内部の爪6箇所でパッチン嵌めになっています。上手に裏蓋とケースの間に細いマイナスドライバかなんかを差し込んで、優しく丁寧にケースを押し広げてあげないと、裏蓋のメス爪を破損してしまいます。
まったく嬉しいほどメモリ増設を考慮した設計にはなっていないことがよくわかります。

オス爪は下のような位置にあります。
かなりググりましたが、EB1007の裏蓋外し情報はインターネットには出ていないようなので、いちおう貴重な情報(笑)だと思ってください。


まず爪①、ケース下面から18mmの場所にあります。
次いで爪②、ケース下面から26mmの場所にあります。
①と②をクリアしたら、下面から131mmの位置にある爪③、下面から151mmの位置にある爪④を片付けてあともうひと頑張りです。
爪⑤はケース後面から24mm、爪⑥はケース後面から129mmの位置にあるので、気をつけて外してください。

ちなみに爪①


ちなみに爪②


裏蓋内側に、内部向きにこんな感じでメス爪が立ってます。


めでたくオープンしたところ(って自分は爪⑤をちょっと破損してしまいましたが)


内部のネジ止めされている蓋のようなものがメモリスロットの蓋です。
あけると、手前のスロットにメモリモジュールが1枚刺さっていますが、これがなぜかPC2-6400なのです。よくよく調べてみるとAtomプロセッサー D410で使えるのはどうやらDDR2-800/667なので、まぁPC2-5300でも使えるけど値段は変わらないしPC2-6400のほうがいいんじゃないか、と思えます。なんか能書きに騙されたような気がします。


ともあれこの奥に、買って来たDDR2/667 PC2-5300を差し込みます。
メモリ増設をまったく考慮していない設計なので、作業スペースというか差し込む余裕がなく非常に差し込みにくいのですが、ここはしっかり確実に差し込みます。


もとのメモリーも差し込んで、増設完了できたハズです。


はい、無事にメインメモリ0.99Gbから1.99Gbになりました。おめでとうございます。

増設前


増設後


残念ながら、特段重たいアプリを入れる気もないので(というか、それでなくてもPCは4台も持っているのでそもそも自分が使う気もあまりない)、増設した効果は体感できていません。たぶん誰かに(大ジョッキ2~3杯くらいで)お貸しすることになるだろうと思います。
何年かして返却してもらうことがあったら、車載PCにでもしてみましょうか。

そうそうついでですが、本体とスタンド部を固定するネジは本体が入っている不透明なビニール袋の隅に、実にわかりにくく入っていて、しばらく見つけられませんでした。もし本機を購入されるかたは、くれぐれも目を皿にしてよく探してみてください。

またワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスはいまいち宜しくありません。中古ででもUSB接続のものを調達するハメになると思っておいてください。


(エピソード5 おわり)