今田屋
福島県福島市
福島でソースかつ丼を供する店はとにかく多いのだが、極薄カツか極厚カツか選べて、しかもカツの枚数も選べるお店はほとんどないだろう。
当店はJR福島駅近く、地元資本のホームセンターや映画館が入るMAXふくしまビルという複合ビルの1階のフードコートの1店で、ソースかつ丼のほかうどんや天ぷら、持ち帰りソースかつ丼弁当なども扱っている。
定休日 無?
営業時間 10:00~21:00
駐車場 MAXビル立体駐車場(ビル西側の線路沿い道路から入庫)とMAXの平置き駐車場(ビル東側)併せて1000台ほど、2時間まで駐車無料
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2015/09訪問
なにしろ美味い不味いの評価が極端に分かれる秘伝のソースを使い、カツの肉厚は極厚と極薄をえらべしかもカツ枚数も指定できるソースかつ丼とくれば、立地がホームセンターのフードコートというアヤシサもものかわ、訪問調査しないわけにはいかないのがカツ丼マニアなのである。
お願いしたのは料理掲示には載ってないけど注文レジカウンターのお品書きには掲載されている、極厚・極薄ミックス丼@1080である。フードコートにしては異常に強気なお値段といえる(笑)が、事前リサーチの解析結果に判断誤りがなれば、秘伝ソースをまとった極薄カツと極厚カツが1枚ずつ盛られたカツ丼なのだ。
注文時に7~8分お待ちいただきますと店員さん、お~上等じゃねぇかと前金を支払い呼び出し端末を持って着座しフードコートを観察して待つこと少々、突然呼び出し端末がハデに鳴動して料理の出来上がりを告げる。
カウンターに取りに行き、辛子のポーションを取り七味はなぜかボトルに入っているのをお好みで振りかけて席に戻る。
見た目は会津の著名ソースかつ丼からすると妙にこぎれいに整形され見た目の主張の乏しいカツ2枚が並んだちょっと中途半端なビジュアルで、しげしげ断面を見ると、確かに厚いカツ(決して極厚というほどではないが)と極薄(シャブシャブ肉くらい)ヤツとである。
極薄のほうは、加熱ゲル化した水溶き小麦粉とソースの味だけが感じられる駄菓子カツのようなカツで、ある種期待を裏切らないチープさが嬉しいがさほど旨くはないともいう。
極厚は肉厚10mmほどで衣がちゃんとくっついているのは評価できるがこちらもとりたてて美味い肉という訳ではもちろんない。
肝心の秘伝のソースはやたら甘くて、これまで食べた福島ソースかつ丼の中でもトップクラスのクドすぎる甘さである。
キャベツ千切りはやや粗いざく切りで食感イマイチだし、ご飯はコンビニおにぎり2個ほどだが粘着力がほぼなくまったくまとまらないバサバサの米である。
極厚と極薄を用意してカツを枚数指定できるという着想は素晴らしいのだが、ソースの味は好き好きで個性なのでとやかく言わないとして飯がちょっとなぁという印象は避けられず、自分はリピートはなさそうである。
それにしてもまぁカロリーは相当なものなのは間違いなかろう。
2015/10/24更新