小角食堂
岩手県一関市
一関といっても正確には千厩にある老舗食堂で、創業は江戸時代中期らしい。っても今の店はそこまで古くはないが、どうも当店のカツ丼はある種地元のソウルフードみたいで気になるわけである
そのカツ丼、醤油風味餡掛けのカツ丼でカツ丼マニア必食といってよい当店だけの料理なのである。
ちなみに店名は「こっかどしょくどう」と読む
定休日 日曜
営業時間 11:00~19:30
駐車場 店裏に十台くらいかな
小角食堂ホームページは見当たらず
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2015/10訪問
とろみ醤油餡掛けのカツ丼という滅多にお目にかかれないカツ丼に一度お目にかからねばならないという訳で、ようやく謁見の日が参ったわけである。
11時開店だがちょっと立ち寄るところがあって11時半頃訪店、駐車場は店裏手なので表口をスルーして裏手にまわり裏口から入店、店奥には座敷宴会スペースがあって意外とフォーマルな感じで、ある種地元の社交ニーズ御用達のお店に見える。
さらに通路を進むと古びたガラス開き戸があり、くぐった先はいきなり町の食堂でフォーマルとカジュアルの対比が面白いわけで、食堂では法事帰りの団体客が2テーブルを占有していて早い昼食を食べながら和んでいたりする。
本日当店訪問した目的は他でもない餡かけカツ丼@850、くれぐれもあんかけヒレカツ丼ではないし、おばさんに確認されたあんかけカツ丼セットでもないのである。
テーブルに配された餡かけカツ丼秘話などを見て待つことしばし着丼、なるほどネット写真でみたのとまさに同じ丼である。
マッタリ美しくかかったタレ餡を乱すのがなんとなく惜しいので、しばしためつすがめつ鑑賞してのちカツ切り身を起こしたり整列させたりして記念写真。
餡がテカる肉厚7mmほどのカツが美味そうで、ご飯はコンビニおにぎり2.5個ほど、炊き加減まずまず、カツもホドホド美味い。
なるほど餡がカツの脂をうまく包み込んでいてマイルドな風味を醸し出すのが当店カツ丼の個性だろうか。
餡は薄口みたらし団子餡にソースとサカナ出汁味を加えた感じで、薄っすら甘塩っぱいとろみ餡で微かに複雑・気持ち酸味のある味わいである。
近頃は薄口もOKな自分でも淡い味わいでパンチが欲しい気もしなくもない、というかカツ丼なだけに若干物足らない。
なお誕生秘話を見てあんかけうどんが喰いたくなった。
2015/11/21更新