丸美食堂
岩手県一関市
一関市役所ちょっと東側、小川のほとりの昔ながらの食堂で、なぜか出入り口が二か所ある人気店。
どうやら当店の餡掛けうどんは評判で有名なのである。
定休日 日?
営業時間 11:00~?
駐車場 川と側道を挟んで5台くらい
丸美食堂ホームページは見当たらず
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2018/10訪問
もうかれこれ5年以上は当店の餡掛けうどんが旨いという情報を気にしていながら、東北のうどんなんてという関西のうどんを知るものとしての幽かなプライドにも似たものとどうせならコメ飯がいいという欲求に阻まれて、ながらくスルーしていたのである。
今回そのハードルを乗り越えたのは、年に数回一関に訪れてそろそろ新規店舗に枯渇してきた事実と、やっぱ気がかりをそのままにするのは宜しくないでしょ、というキモチからであった。
一関マチナカの立地だとはいえ訪店したのは平日11時開店間もなく、意外とすでに先客4人ほどで期待感アップである。
が、彼らのオーダーはどうやら蕎麦系で、注文を取りに来た女将さんに告げたのはむろんかねてからの懸案の餡掛けうどん@750にランチタイムサービスだというご飯おかずセット@200である。
実は直前まで餡掛けうどんかカレーうどんか悩んだのであるが、前日仙台でカレーうどんを食べたので今日は宿題狙いに決定。
やはりお約束として聞かねばならぬからお聞きしたら予想通り、おかずは刺身だとのことでそれでよろしくお願いした。
店内は華美でもなくさりとて寂れてもおらずイナカの静かな時間が流れていてやがて着膳、まぁ当然ながら餡掛けうどんをメインとした一膳である。
ご飯は炊き加減程よくコンビニおにぎり1個強、オカズは事前収集情報の通りマグロ刺しが3切れに漬物で、まぁとりたてて言及するほどでもない。
?年越しの餡掛けうどん、どっしりした粘度高目な餡がかなりたっぷりである。
麺はまさに猛烈に伸びたきしめんのごとく巾1cm×厚み3mm近くの迫力を誇る、柔らかすぎの一品。
餡が想像を絶する熱さなので、あえて噛まずに飲み込んでも消化できる親切設計なのだろうか、熱いから冷めるのを待っても伸びないようはじめから軟らか仕上げなのか、それなりボリュームある麺なのだがカロリー密度は低そうである。
さて餡、詳しくは自分で喰ってくれとしか言いようもないが、上品な甘さと塩っぱさ、どっしりしたとろみ、劇熱さが入り混じるまさに味のサイケデリックである。
まぁサイケデリックは言ってみたかっただけだとして、抑え目ながら輪郭はっきり芯のある味付けはなるほど人気むべなるかなである。
個人的には、入ってたタケノコ、キノコ、ネギ、鶏肉などの具がイチイチうまくて、餡で茹でるから味が溶けて出ないのか、さらなるノウハウがあるのか少なからず気になった。
中盤から一味を振りかけたのだが、汁にとろみがついているからかなかなか辛みが発現せず、ピリ辛にしたければ早めに一味を入れてしばらく待つ必要がありそう。
2018/11/24更新