茂ヶ崎ラーメン（閉店）
仙台市太白区

野草園のすぐ近く、山の上といっていいほど登り坂が続いたほぼ頂上のテレビ塔のすぐ脇にある、テーブル１卓とカウンター６～７席だけの古びたいかにもさもない風情の小さな食堂である。
実はご主人ご夫婦高齢のため、評判いいのに２０１６年１２月２５日で惜しまれながら閉店するという、まったくもって残念なお店である。

定休日　　　月火水
営業時間　１１：００～１５：００
駐車場　　　お店の駐車場があるようだが野草園駐車場に停め放題

茂ヶ崎ラーメンホームページは見当たらず
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2015/11訪問

あと１カ月半ほどで閉店で未来永劫食べられなくなるとすれば食べたくなるのが人情というもので、駆け込みで訪問。（というかこの記事をリリースする頃はすでに閉店だが）
１１時半ちょっと前に一番乗り入店してラーメンセットＢ（ラーメン＋肉ライス）＠７８０をお願いしたら、炊飯器のスイッチがうまく入ってなくてご飯の炊きあがりが遅れているとのことで、ここまできて引き返せるかと出来上がりを待つことにした。
ラーメン着丼まで２０分待ち、肉ライスはさらに５分待ちで、料理が揃った写真を撮れなかったのが残念というまえにすでに餓死直前である。
ラーメンはやや縮れの細麺がトッピング含め綺麗に盛り付けられていて、さほど濃くはないがボディのしっかりしたちょっと個性的な香りのする力強いスープは動物系かと思うが、自分の好みからはややはずれる味かな。
肉ライスはほんのり塩味の小間切れチャーシュー混ぜご飯でコンビニおにぎり２個弱、ラーメンスープと良いコンビネーションである。
後客さんがもうあと少しだなぁと寂しげにつぶやくのが聞こえて、たくさんのお客さんから愛されてきた店であることが伝わってきた。
消えゆくものははかなく美しいものだ。

2017/01/07更新