松葉荘(別館)
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
鮭川 羽根沢温泉
≪2011年02月宿泊≫(1泊)
最近温泉に行ってなくてストレスがたまってきたことと、新記事をアップしないのでややアクセスが低迷していることから、久しぶりの温泉突撃・おぼえがきアップです。
一部の皆様お待ちどうさまでした(笑)
今回突撃したのはツルヌル湯ファンなら超気になる、山形県のド田舎・鮭川村の羽根沢温泉です。
今年は積雪が記録的でしたが、道中は思いのほかちゃんと除雪されていて、時々除雪車に邪魔された以外はほとんど不自由なく現地に着きました。
7~8年ぶりの羽根沢にして初めての宿泊ですが、とりあえずのお約束、マニアの間で有名な共同浴場に入ってから投宿です。
共同浴場は相変わらず入浴@200です。ただ、踏み倒す不心得者が多いのか、入り口に人感センサーが設置されて「ピンポ~ン」とかアラームが鳴るようになっていました。
お世話になったのは羽根沢のいちばん奥の松葉荘別館。実は集落の中央広場手前にも松葉荘がありますが、どうも本館のほうは営業していないみたいです。
今回は湯治宿泊で1泊2食@6500(+消費税+入湯税の計¥6,975)で、2階の手前から2番目の部屋202号室に1泊お世話になりました。
部屋はたたみ7.5畳+テーブルセットのある板の間3畳、床の間約1畳、踏み込み(1畳)。
湯治のイメージからするとやけに小奇麗な部屋です。湯治部屋が満室なので旅館宿泊用に入れてもらったのかもしれませんがとても快適です。
室内設備は1m×1.5mほどのこたつ&ホットカーペット、座椅子×2、お茶セットの乗った小さいテーブル、ファンヒータ、タオル乾し、6ch写る25inくらいのアナログTV、エアコン、蛍光灯2灯×2と湯治としては充実です。板の間にはテーブルセット1式、座椅子、鏡台、冷蔵庫(ビールなど入っているが私物も冷却可能)があります。
コンセントは床の間横2口×1にOA用6口テーブルタップで拡張がされており、TVやファンヒータに給電して3口ほど空いています。板の間にも2口×1があります。
アメニティはティッシュ、歯ブラシ、バスタオル、フェイスタオル、浴衣、丹前ありと、こちらも湯治宿泊らしからぬ充実ぶりです。いつもながら自前で持ってきていたのでまったく使いませんでした。
湯治宿泊なんだし、アメニティを外して少し値段を下げてもいいんじゃないかと思います。
部屋の寝具は合計マットレス7枚+敷布団4枚+毛布4枚+掛け布団3枚+枕3と変則的な備え付けで、投宿時にクッション2+敷布団1+敷毛布1+毛布1+掛け布団1がすでに敷いてありました。
夕食は部屋食です。メインディッシュは馬刺し(真ん中の赤いヤツ)なのでしょうが、自分には鱈のアラ鍋と、おかず風にしっかり味付けした鰤大根がとても美味しかったです。ご飯の炊き具合はいまいちでしたが、この晩御飯なら十分満足ですね。むしろ旅館宿泊(+¥2000)だとどれほどメガ盛りになるのか、ちょっと恐ろしい(笑)気がします。
こちらのお宿はご主人と奥さんとお二人でやられてて、調理はご主人の担当だそうです。
朝食も新しい沸かしたてのお湯ポットとインスタントコーヒー粉の入ったカップも添えられ、充実でした。ご飯の炊き具合は朝はまずまずでした。
少し残念だったのは、鮭川村はキノコの栽培が盛んなのに(当然売り物にならないワケありの安いキノコもたくさん調達できるハズ)、ちょっと料理にキノコが少なかったことですな。
この地でのもてなしなら海老天よりナメタケの小鉢かなんかのほうがいいと思うんですが・・・
館内・室内の鉢植えや調度品、食事など、よくがんばっているのが見て取れるお宿です。フロントあたりはミニ植物園の様相を呈しちゃっていますが・・・・
2食付きでこの値段(¥6,975)なら、お風呂は源泉掛け流しで清潔だしまったく文句はありません。その時のコンディションにもよるのでしょうが、共同浴場より新鮮で濃いお湯が楽しめます。
もっとも厳冬期でもあり、洗面所の水は指がちぎれるかと思うくらい冷たかったです。口をすすいだら歯茎がびりびりとかじかむほどで、できれば洗面所にお湯が出ればな~と思いました。なので冬場に宿泊するとき、顔を洗う際には昨夜のポットの残り湯を湯飲みにでも入れて持っていくと良いでしょう。
優しそうな奥さんと誠実そうなご主人が切り盛りする、家庭的でコストパフォーマンスもよい宿です。
なお、チェックアウトのときに宿帳を書いていないことに気がつきました。別に書かなくてもいいんだそうだが(?)