西多賀旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 鳴子温泉
≪2011年02月宿泊≫(1泊)
ほんとに久しぶりの西多賀旅館です。
こういったホームページを作り始めると、同じ宿の記事ばかりだと飽きられてしまうんじゃないかという不安に駆られ、ついつい新規開拓に走るようになります。
まるで次々に新ネタを出さざるを得ないお笑い芸人みたいですな。
ホントはお気に入りのところに何度も何泊もするほうが、湯治としては本来的なのですが。
それはさておき久しぶりの西多賀旅館は2階の7番に1泊です。2階には玄関側から1、2、3、5、7、8と6客室があります。
というか昔からそうです。
7番の部屋は踏み込み兼キッチンが5畳くらい、ふすまを隔てて客室が8畳、押し入れと服掛けと約1畳の床の間、といったレイアウトです。
鍵もちゃんとありますが、近頃は鍵がない部屋にご厄介になることにも慣れてしまい、無施錠でもどうってことも無くなってしまいました。。。。
室内設備はコタツ、座布団&座イス、お茶セット&湯沸しポット・お茶セット台があり、床の間に小さな鏡、14インチくらいの無料アナログTV、ファンヒータ(オプション)があります。
窓に障子はありますがカーテンはありません。
踏み込み兼キッチンにはタオル掛け、食器棚(食器なし)120リットルくらいの2ドア冷蔵庫、突き当りに流し台(コンロ1口)、冷蔵庫の上に電気炊飯器があります。夏用の和テーブルも置いてあります。
コンセントは床の間に2口×2、部屋壁に2口×1です。踏み込みには冷蔵庫のところに2口×1です。
アメニティはありません。お着き菓子のわらび餅とたっぷりのお茶葉がありますので、湯治としては十分でしょう。
今回は食事は自炊ということで持ち込みましたが、そういえば長らく女将さんの手作りの家庭料理をいただいていません。たまには食べたい気もしますが、さていつになることやら。。。。
寝具は木綿敷布団1+マットレス1+毛布1+掛け布団1のセットを押し入れに用意いただいていてセルフで敷きます。
宿の奥側の階段手すりには敷布団や掛け布団が干してあったり、廊下窓際には掛け布団シーツの洗濯物なども干してあって、清潔好きな女将さんの相変わらずマメな仕事ぶりがよくわかります。
久しぶりでしたがやはり西多賀のお湯はやはりとてもいいです。
個人的には東北でもトップクラスの一湯、強いが上品な硫黄臭が楽しめて幸せになれます。
湯温も40~41℃くらいでゆっくりのんびり長湯が出来ますが、湯疲れはなかなかなものですから侮れないお湯なのです。
どうでも洗髪したいときは湯めぐりがてら他のお風呂に行けば済むことなので、お湯好きにはあまり問題にはならないことなのですが、蛇口もシャワーもないのが玉に傷です。
それさえあれば人気宿になるポテンシャルは十二分にあると思うのですが、お客さんの入りはボチボチだとか。
その割には、日帰り入浴時間(10時~)の30分前には宿前に待機しているお客さんがいたりします。きっとあのじっちゃ達も、西多賀のお湯が大好きなんでしょうね。
ここしばらく硫黄泉から遠ざかっていましたが、やはり自分は硫黄がいちばんですな。
湯治料金は鳴子相場で気持ち高いですが、設備は新しいとまではいわないものの必要にして十分だし、清潔で何よりお湯と女将さんの仕事ぶりが毎度ナイスで家庭的なお宿です。