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八百坊
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき番外編

≪2011年03月≫

震災後第3湯は山形東青田の八百坊に行ってきました。臥龍温泉保養センターでも良かったのだけど、そこはやはりネタ的にも未訪問の風呂を制覇したかったので、ちょっとだけ足を伸ばしたのです。
八百坊外観
八百坊入り口
3/23ともなると仙台→山形の高速バスも落ち着いてきて、9時に待ち行列に並んで10分で乗車→5分で発車、という感じです。満席だった前回と違って補助席はほとんど空席のまま発車です。
東北道が物資輸送の大型車にも開放されたのに仙台宮城ICが1ゲートしか開いていなくて、15分くらい時間を食いましたが、1時間半ほどで山交ビルにつきました。

付近を少しうろつき、山交ビル角バス停から青田バス停まで高松葉山行きバスに乗って八百坊に着いたのが12時前でした。
何をウロついていたのかというと、実はモスバーガーで早めの軽昼食を取っていたのです。
震災直後は麺類しか手元になくてラーメンやパスタばかり食べていたのですが、最近ようやく米が手に入ってご飯も食べられるようになり、「そういや~長い間パンを食べてないなぁ」と思った途端に目まいがするほどパンを食べたくなったのです。普段は月に数回食べればいいほうなんですが。。

さて話を戻して八百坊、入浴料は@500で、玄関でチケット購入して入館する仕組みです。
玄関には鍵付きの下駄箱と無料貴重品入れがあります。

お風呂はわずかに飴色・弱アルカリの少しツルツルするお湯で当日は少し熱めの湯温でしたが、低温の源泉蛇口があって(ほかの入浴客の迷惑にならない程度に)温度を下げる事が出来ます。
投湯量は結構多くて、オーバーフロー湯が気持ちよく掛け流されています。
蛇口・シャワーは10基あります。うち5基は、かつて庭だったところに浴場を拡張して増設されたと思われるしつらえで、天井部が透明プラスチック波板でできているので明るくていい感じです。

どうもこちらのシャワーは「飲めません」とか「省エネのため出しっぱなしにしないように」とか掲示されていることから、井戸水の沸かし湯ではないかと思えました。

混んでいなかったので2時間ほど出たり入ったりしながら温泉を満喫して、体もしっかり洗って、少々の食べ物も仕入れて帰路につきました。

6日前に山形に来た時は、笹谷ICで降りて国道286号線を伝って帰仙しましたが、今回の復路はフルに高速道路でした。その際は山形道上り線の橋が崩落しているというような情報をきいたのですが、どうもガセネタだったようで、1時間ちょっとで仙台に戻りました。

3/26頃に自宅の都市ガスが復旧される、という情報もあるので、震災入浴遠征はこれが最後になるかもしれません。阪神大震災以降、地震に強いガス管を導入していたのかも知れませんが、阪神のときはガス復旧まで1カ月かかりましたから、3週間かからずにガスが復旧されるというのは結構高評価です。

たまには温泉に遠征するのも悪くはないのですが、やはり毎日、いたって平凡に自宅風呂に入れるのが平和で幸せなんだと改めて思います。


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