ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


玉勝温泉(別館)
東北(青森県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
東北 玉勝温泉

≪2011年04月宿泊≫(1泊)

ついに今年も始まったゴールデンウィーク、今年のテーマは未踏地域であり、また東日本震災のダメージもあった青森南部地方の魅力的温泉の発掘・全国発信です。
注)青森南部地方とは一般に、青森県東南部の八戸市、十和田市、三沢市、三戸郡、上北郡の市・郡を指す。別名、「県南地方」とも「三八上北」とも呼ばれ、単純に南のほう、ということでもない。

「ついに始まった」もクソも365日に一度はゴールデンウィークはやってくるのですが、それでもやはり今年のゴールデンウィークは、諸般の事情で普段よりは多少神妙な気持ちになります。
あんなに色々なことがあったけど、それでも例年と変わることなく桜は咲くのです。。。

本日ゴールデンウィーク1日目は、仙台を出発後
●金吹沢ラジウム鉱泉で長距離ドライブの疲れをほぐし
●八戸のみなと食堂の浅漬けヒラメ+卵ご飯が超ナイスな「ひらめ漬け丼」を賞味
●せせらぎ温泉入湯
●道の駅とわだで豆乳アイス
と所定のスケジュールをこなしました。

激走北東北初日の今日は、上北郡東北町の玉勝温泉別館(宿泊棟)の2階2-7号室に1泊素泊まり@2500でお世話になりました。
青森県玉勝温泉 別館
青森県玉勝温泉 別館2階2-7号室

道を挟んで南側の、日帰り温泉をやっている本館の駐車場に車を止め、チェックインというか部屋の鍵の受け取りも本館の番台で済ませます。
青森県玉勝温泉 本館日帰り湯

どうやら日中は別館には誰もいないようで、「鍵開けてあるから勝手にはいって帰るまでに支払いしてね」というおおらかで、ある意味合理的な接遇です。

なお共同炊事場の冷蔵庫に結構食材が入っていたり、翌朝、玉勝温泉の関係者とおぼしきおばさんが玄関で畑作業に出かける用意をしていたりしたので、この別館は従業員寮を兼ねているのかもしれません。
ちなみに今日は階段上がってすぐの部屋にもう一組宿泊者があるように見受けられましたが、ついぞ姿を見ずじまいで気分は全館貸切です。

部屋はカーペット敷きで実質10畳くらい+踏み込み0.5畳、押入れ1畳、窓2枚で、なかなかそっけない内装です。部屋設備は6チャンネル映る14インチデジタルチュナーテレビ、鏡、和テーブル、座布団2枚、湯沸しポットです。
青森県玉勝温泉 別館2階2-7号室内
青森県玉勝温泉 別館2階2-7号室内
青森県玉勝温泉 別館2階2-7号室内
青森県玉勝温泉 別館2階2-7号室内
青森県玉勝温泉 別館2階2-7号室内

お茶セットにお茶がたっぷりあって、浴衣、ティッシュもご用意いただいています。
コンセントはTV脇に2口×1です。「電気ヒューズと火事予防のため電気コンロ使用できません」との表示があります。ホントに電源容量が少ないのか、部屋での煮炊きにプレッシャーをかけているのかは定かでありません。

布団はマットレス×1、木綿敷布団×1、木綿掛け布団×1+毛布×1+タオルケット×1+枕×1です。掛け布団の襟元を洗濯したバスタオルでくるんであり、掛け布団シーツの代わりなのか洗濯してあるタオルケットもなかなか清潔感があります。
布団乾燥機でもかけていただいていたのか、布団はホコホコ暖かくてフカフカでした。

別館内風呂は宿泊者専用なので、もったいなくもほとんど誰も入らないようで、たぶん自分が一番風呂だっただろうと思います。43~44℃の微ミドリ色透明無味無臭、アルカリ単純泉掛け流しの新鮮なお湯です。蛇口からも温泉が出ます。
青森県玉勝温泉 別館浴場脱衣所
青森県玉勝温泉 別館浴場アプローチ
青森県玉勝温泉 別館浴場浴室

本館日帰り湯にも念のため入りましたが、お湯そのものの鮮度はやはり圧倒的に別館に軍配が上がります。なお本館には暖かくなったり冷たくなったりする温度の不安定な打たせ湯があって、これはこれである意味湯のぼせしないのでかなり長時間楽しむことができます。

当お宿、老朽化していて接客も少々素っ気ないとも思えますが、炊事設備は充実していて滞在は快適そうです。
青森県玉勝温泉 別館2階炊事場
青森県玉勝温泉 別館2階炊事場
青森県玉勝温泉 別館2階炊事場
青森県玉勝温泉 別館2階炊事場
青森県玉勝温泉 別館2階炊事場
青森県玉勝温泉 別館2階炊事場

お湯も上質なアルカリ単純泉で、これで素泊まり@2500ならなかなかお値打ちです。
入浴時間が5時~22時なので深夜に入浴したいマニアには少し物足らないかも知れませんが、滞在湯治するのにはぜんぜん不都合ありませんし、寝具持ち込みでの湯治宿泊なら激安@2000で泊まれてしまいます。

敷地横すぐに青い森鉄道の踏切があって忘れた頃に踏切が鳴り始め、貨物列車が粛々と通過していきます。特段気になるような騒音レベルではありません。
夜になると、いちおう街中ながら近隣には踏み切りの照明と本館の看板くらいしか灯りがなく、なかなかの田舎感があるお宿です。ちなみに本館の駐車場は、自分を除いてすべての車が八戸ナンバーでした。
言っちゃ悪いが都会生活者からすると、いかにも辺境の風情のある、とてもローカルな味わいの温泉なのです。

せめてもう少し仙台から近ければな~、という感じです。

↑トップ