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滝峡荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 滝の上温泉

≪2012年05月宿泊≫(1泊)

立て替えのためということで休業中です。

当コーナーのネタが無くなってきたのとお疲れ気味でもあり、ちょっと一風呂充電しようと1泊自炊オール込@2500でお世話になってみることにしました。

到着したのは15時前でしたが、休日でもあって宿前には十数台くらいは車が停まっていて、日帰り入浴がやたら繁盛しています。
建物は長年の風雪に耐えてきたロッジというか山小屋というか、そんなたたずまいです。
岩手 滝峡荘
岩手 滝峡荘
岩手 滝峡荘
岩手 滝峡荘 テラス
岩手 滝峡荘
岩手 滝峡荘

部屋は日帰り部屋休憩が15時までとのことで少し待ってから入室しましたが、当宿ではチェックイン時に宿泊料をお支払する前払いシステムとなっています。
岩手 滝峡荘 玄関
岩手 滝峡荘 玄関
岩手 滝峡荘 廊下

部屋は5つある南西向き客室のうち「みずばしょう」、6畳間でたぶん3人部屋です。
部屋扉(ふすま)に内鍵の金具はついていますが、大きめののれんもかかっていて部屋の中はほぼのぞきこめないし、他に宿泊客は一組だったので、滞在中ずっと開けたままにしていました。
岩手 滝峡荘 客室(みずばしょう)

室内設備はちゃぶ台と座布団、オイルの入っていないファンヒータ、アメニティ一切なしと至ってシンプルです。
岩手 滝峡荘 客室内(みずばしょう)
岩手 滝峡荘 客室内(みずばしょう)

下界と比べて優に3~4℃は涼しくて夜はまだひんやりするのですが、ファンヒータに灯油を入れてもいいけど@300かかるから寒ければ風呂で温まれ、とオヤジさんに言われました。
窓にはかなりしっかりしたカーテンが下がっており、網戸(というか建物に網が直接張ってある)もあって風通しは良い部屋です。
室内照明は、昔ながらの笠付き電灯に電球型蛍光管とシリカ電球が2つついていて、なかなか明るかったです。コンセントは窓際に2口×1あり、押入れにセルフ敷きの木綿敷布団+木綿掛け布団+毛布が3式あります。

当宿のお風呂のウリはラジウム泉らしいのですが、玄関看板の「日本唯一のラジウム泉」の看板の「唯」の文字はナゼか黒く塗り消されています。
浴槽は宿の規模に見合う小さなもので、5~6人用が1槽と3~4人用が1槽です。
休日は日帰り客が押し寄せて相当な混雑になるようですが、シャワーも蛇口もないのがなおさら大変だろうと思います。湯加減は加水もして42℃くらいを狙っているようでほぼ適温で、混んでさえいなければ至って快適です。
岩手 滝峡荘 浴室
岩手 滝峡荘 山側浴室脱衣所
岩手 滝峡荘 山側浴室内
岩手 滝峡荘 山側浴室洗い場
岩手 滝峡荘 川側浴室
岩手 滝峡荘 川側浴室脱衣所
岩手 滝峡荘 川側浴室内
岩手 滝峡荘 川側浴室洗い場

共同炊事場はこじんまりしているものの、流し、無料コンロ、食器や鍋釜類、電気炊飯器、食器洗剤・スポンジまでほぼ一通りそろっており清潔で不自由はありません。電子レンジは以前はあったものの故障して撤去して以降、宿泊客用のものはありません。
ご主人の住込み部屋にはありそうなお口ぶりでしたが未確認です。
ちなみに今回の夕食は、近辺で人気のあるピザ屋さんからキノコ&シーフードの9インチピザをテイクアウトして、ホットプレートで温めて美味しく食べたのであまり炊事場のお世話にはなりませんでした。
岩手 滝峡荘 共同炊事場
岩手 滝峡荘 共同炊事場
岩手 滝峡荘 共同炊事場

窓の外50mくらいに川が流れていて、一晩中遠くからかすかに水音が聞こえているのがなかなか気持ちが安らぎます。
岩手 滝峡荘 客室外眺め

テレビなし、携帯電話も使えない山奥ですが、下界より気温が数度低いので少し暑くなり始めたころに気晴らしに来るにはもってこいでしょう。もっとも土日は結構日帰りで混むほかに道路の除雪の関係で冬季には休業になるので、訪問するにはちょっとタイミングをはかる必要はありそうです。
周辺の谷筋からは自然湧出している温泉によると思われる湯気が四六時中立ち昇っていて、少し神秘的な雰囲気もなくもない辺境の温泉です。

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