ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


ししどや旅館
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
米沢 小野川温泉

≪2012年09月宿泊≫(1泊)

小野川温泉攻めの一環としてししどや旅館寿楽荘さんに、1人1泊湯治2食付き宿泊@6000+消費税¥300+入湯税¥150の都合¥6450でお世話になることにしました。
ちなみに2名以上で連泊すると@5500(税別)と格安になります。

このくらいお安くなれば、1泊くらいなら自炊するよりコストパフォーマンス的に有利です。

チェックインは14時過ぎればOKとのことで、宿横の空き地に車を押し込んで早めに投宿しました。
・・・が、もしかしたらこの空き地は当宿の敷地ではないかもしれないので、要確認です。

※どこかのクソオヤジかクソジジイが、出入りの邪魔になるほどびったり宿玄関前に駐車していたので、玄関の外観写真撮れませんでした。(-_-メ)
山形 ししどや旅館 玄関
山形 ししどや旅館 玄関

お世話になった部屋は2階階段すぐの「思ひ出」、他の2階の部屋名は「寿楽」「若竹」「山彦」、1階で「朝霧」「双葉」「寿海」なので、客室名として少々ブッ飛んでいるのはここだけみたいです。
山形 ししどや旅館 客室「思ひ出」

外鍵のかかる少し開け閉めしにくいドアを開けると0.5畳の踏み込みの先すぐには6.5畳に板の間0.5畳ほどの畳部屋があり、さらにその奥が10畳ほどのカーペット敷きとやたら広い続き部屋でした。踏み込み右手ドアを開けると、これまた1畳以上ありそうなやたら広い洋式水洗トイレが併設されています。
なんだかお安い湯治宿泊なのに広い部屋で申し訳ないような気がしてきますね。
山形 ししどや旅館 客室「思ひ出」室内
山形 ししどや旅館 客室「思ひ出」室内
山形 ししどや旅館 客室「思ひ出」室内
山形 ししどや旅館 客室「思ひ出」室内
山形 ししどや旅館 客室「思ひ出」室内

入り口側の部屋には特に何があるでもなく、押し入れもなくて入室時すでにマットレス+木綿敷布団+羽毛掛け布団がセットされて折りたたまれていました。掛け布団の襟元にはタオルが縫い付けてあり清潔感があって好感が持てます。
ちなみに入り口側の部屋には南側に障子がはまった部屋窓があり、奥側は3方窓で南側はカーテンつきです。

カーペット敷き側は、金庫、小さめの鏡台、湯沸かしポット、40インチほどもある8チャンネル映る無料デジタルテレビ、100リットルほどの冷蔵庫(宿の有料飲料も入っているが私物も多少は冷却できる)、部屋の広さに比べると少々パワー不足に見えるエアコン、和テーブル、お茶セットなどがあります。湯治宿泊としては自分には十分な豪華設備です。

アメニティはティッシュペーパー、宿名入りタオル、バスタオル、浴衣、半纏、使い捨て歯ブラシ、お着き菓子は小野川温泉丸太屋のかぼちゃまんじゅうです。アメニティも充実です。
山形 ししどや旅館 アメニティ
山形 ししどや旅館 お着き菓子

コンセントは部屋入り口横に2口×1、TV裏に2口×1(三又ソケットが2個差し込まれて湯沸かしポット・TV・冷蔵庫に給電)、といった具合でこれまた不自由ありません。

風呂は広い浴室(浴槽サイズ6mほど×1.5m、シャワー蛇口2基)と小ぶりの浴室(浴槽サイズ2mほど×1.5m、シャワー蛇口1基)があって、21時~翌8時までは大きいほうが女性用となります。男性は夜間に飲酒入浴することがしばしばあって、風呂で溺死しないよう夜間は小さい風呂に入らせるのだそうです。
大きめのほうはじゃんじゃんのかけ流しですが、たぶん加水されていると見えてちょっと硫黄臭は弱めに思えました。
山形 ししどや旅館 大浴室
山形 ししどや旅館 大浴室脱衣所
山形 ししどや旅館 大浴室内
山形 ししどや旅館 小浴室内

基本的に自炊宿ではないようで宿泊客が使える炊事場・洗濯施設はありませんけど、洗濯に関してはすぐ近くに24時間のコインランドリーがあるから不都合はないでしょう。

湯治宿泊なのに部屋が広いのに驚きましたが、もっと驚いたのは食事です。
18:30ちょっと過ぎくらいに部屋食と聞いていましたが、18:40頃に運ばれてきた夕食膳は品数豊富で美味しく、ご飯はつや姫だそうで、光っていてモリモリで美味しいご飯でした。
山形 ししどや旅館 夕食
山形 ししどや旅館 夕食芋煮とデザート

朝食はデフォルトは8時からなようですが7:30でお願いしました。
品数も十分で、卵はラジウム卵(かな?)、鮭の漬け焼きがまだ温かくて焼き具合が素晴らしかったのです。ご飯はやはりツヤツヤ・モリモリ・ウマウマでした。
山形 ししどや旅館 朝食

実は最初に宿に足を踏み入れた際には予約なしの泊り希望客と間違われたようで今日は満室だと言われたのですが、どうも常連さんらしき爺婆の泊り客で満館みたいです。さすが年寄りは良い宿を承知しているものだ、ダテに長生きしてないな、とほとほと感心します。
しかも当宿は湯治1人1泊だと@6000ですが、2名以上連泊だとあろうことか@5500(いずれも税別)になるのです。
1人1泊とそうでない客で料理を作り分けるような面倒なことはしないでしょうから、@5500で広い部屋に連泊してこれだけの料理がいただけるならたいしたものです。
公式ホームページにはお得ですとの記述がありましたが、これならなるほど反論できません。
爺婆どもは、22時頃まで1階でカラオケをやっていました。カラオケ設備もあるようです。

なお当宿にはインターネット接続環境はなさそうなのですが、どうも近所の別施設から漏れてくると思われる電波を受信できて、やや弱いながら安定したネット接続ができます。
硫黄臭も弱めなが感じられるし、冬場とか空いていそうな時期にのんびりくつろぎにくるのにいい宿かもしれませんね。

↑トップ