ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


いさぜん旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 東鳴子温泉

≪2012年12月宿泊≫(1泊)

ちょっと日程が空いたので、複数泉質を楽しめる当宿に部屋代@3990+暖房料@500+入湯税@70の都合¥4560の自炊湯治でお世話になってみることにしました。

東鳴子JR鉄橋のすぐ北側にあるお宿で裏側すぐを陸羽東線が通っており、西側の部屋だと電車の乗客の顔まで見えそうな結構規模の大きいお宿です。
「いさぜん」という名前も珍しいですけど「砂善」と書いて「いさぜん」と読むようです。
宮城 いさぜん旅館
宮城 いさぜん旅館

チェックインは12時過ぎたらOKとのことで、宿についたのは13時過ぎでした。
玄関前も空いていたので知らぬ顔して車を停めましたが、宿泊客は第2駐車場に駐車してください、との掲示があります。
宮城 いさぜん旅館 駐車場看板
宮城 いさぜん旅館 玄関
宮城 いさぜん旅館 玄関

今回ご案内いただいたのは本館2階202号室、建物中央の階段上がって目の前の炊事場のとなり、玄関のすぐ上あたりの東向きの部屋です。
宮城 いさぜん旅館 202号室

部屋入口は鍵付きの扉で踏み込みなしで畳敷き客室になっており、戸をあけていても室内が見えないよう(正確には「見えにくい」程度ですが/笑)カーテンが張ってあります。
客室は畳6畳に窓側30cm幅くらいの棚があって、引き戸棚があります。炊事場側の壁にも物置棚兼床の間があって、結構な手荷物収納力があるようです。
湯治宿泊客は下足を部屋に持って入って、室内の下足入れに靴を保管するルールです。
宮城 いさぜん旅館 202号室内

部屋備品は和テーブル、窓際引き戸棚の中に2人分くらいの食器類と鍋×2、6チャンネル映る16インチワイドくらいの無料デジタルテレビ、45リットルくらいの冷蔵庫、3合炊きくらいの炊飯器、ポット、お茶セットです。
エアコンも設置されているので、夏場だと結構暑くなる鳴子でもすごしやすいでしょう。
宮城 いさぜん旅館 202号室内

アメニティは一切ありません。
押し入れの中にマットレス、木綿敷布団、木綿掛け布団、毛布が各2枚収納されています。
コンセントは廊下側壁に2口×1、テレビの下に2口×1(冷蔵庫とテレビで使用)があります。
東に面した窓が2枚あって明るい部屋ですが、障子がはいっているだけなので遅くまで寝坊するのは少々厳しいと思われます。

風呂は混浴風呂、大浴場、中浴場があります。
宮城 いさぜん旅館 泉質看板

結構広い混浴浴室にはともに1.5m×2mくらいで、41~42℃くらいの鉄鉱泉浴槽と38~39℃の炭酸泉浴槽があります。
鉄鉱泉と炭酸泉の入口は別ですが脱衣所と浴室は中でつながっていて、なぜ作り分けているのかビミョーに謎なのですが、人感センサーがあるみたいで入室したら自動で照明がつきます。
宮城 いさぜん旅館 混浴場入り口
宮城 いさぜん旅館 鉄鉱泉入り口
宮城 いさぜん旅館 ラジウム炭酸泉入り口
宮城 いさぜん旅館 脱衣所
宮城 いさぜん旅館 鉄鉱泉
宮城 いさぜん旅館 ラジウム炭酸泉

結構古びた感じのいかにも湯治温泉といった風情があり、炭酸泉に1時間くらいゆっくりつかっているとじんわり芯から暖まって効いてくるような気がするのです。
宮城 いさぜん旅館 効能書き

中浴場は2m×3mくらいの41~42℃の微モール臭の無色透明湯で、露天風呂が併設されています。
宮城 いさぜん旅館 中浴場入り口
宮城 いさぜん旅館 中浴場脱衣所
宮城 いさぜん旅館 中浴場内風呂
宮城 いさぜん旅館 中浴場露天風呂

大浴場は3m×4mくらいで中浴場と同泉質に思えました。中浴場と大浴場は時間制で男女各専用になります。
宮城 いさぜん旅館 大浴場入り口
宮城 いさぜん旅館 大浴場脱衣所
宮城 いさぜん旅館 大浴場

大浴場と中浴場は時間交代でどちらかが男性用、他方が女性用です。
交代時間をお聞きしたところ「表示を見ればわかるよ」との超ユルい回答で、瞬間それ以上の追求をする意欲がなくなってしまいました。
大・中浴室にはいずれもシャワー・蛇口とシャンプー、石鹸が常備されています。

客室最寄りの炊事場は流し(蛇口3+湯沸かし器)、コインコンロ×4、電子レンジ、食器洗いの洗剤・スポンジあり、といった設備です。
客室に食器や鍋、炊飯器があるので、炊事場にはやかんやまな板包丁くらいの備品があるだけでした。
宮城 いさぜん旅館 2階共同炊事場
宮城 いさぜん旅館 2階共同炊事場

炊事場はほかにも1~2箇所あるようです。
宮城 いさぜん旅館 1階共同炊事場

夜はエアコン暖房&小型加湿器つけっぱなしにして快適に休ませていただきました。

当宿はフリースポットはありませんが、softbankのWiFiは入っています。
東鳴子にしてはそれほど熱い湯ではなく、あまり刺激の強くない湯にのんびり浸かるにはいいお宿でしょう。
もっとも湯桶や風呂椅子などを見るにつけご主人は阪神タイガースの熱狂的ファンなようで、アンチタイガースの人には居心地のよくない宿かもしれません。
宮城 いさぜん旅館 タイガース湯桶・風呂椅子

とはいえゆっくり長く浸かれるヌルい炭酸泉はそうそうあるもんじゃありませんし、泉種も3種もあってバリエーションも楽しめるので、押さえておきたい宿ではありますね。

↑トップ