ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


新五郎湯
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
湯沢 秋の宮温泉

≪2013年05月宿泊≫(1泊)

かれこれ7~8年前に一度訪問し、当コーナー「2008/03以前の温泉宿泊」記事にも紹介した新五郎湯さんですが、あまりに説明不足『宿泊料金は格安で居心地良く、食事は家庭料理ながらグレートな充実ぶり。お湯は昔からの名湯だそうだが無色透明無味無臭で、自分には少々物足らない。多少でも癖があれば足しげく通うのだが。』が我ながら気になって、ついに再訪問を決意しました。

前回宿泊時はお湯が47℃はあろうかという熱さで、その印象が強くて長らくスルーしていたのです。
ちなみに前回泊は1泊2食@6200くらいで今回は@6800、世知辛いオハナシながらちょっと懐に厳しくなったのですが、かろうじて自分の許容限界くらいです。

宿泊予約時点でチェックイン時間を聞き忘れていたので、当日岩出山で昼食した後12時にチェックイン時間を問い合わせたところ、「とくに決めてません、もう入れますよ」とのことで、さすがにまだ岩出山ですから(^^;)と回答したのでした。

ユルユル走ってお宿に着いたのは13時過ぎくらい、車は宿横の駐車スペースに停めます。
秋田 新五郎湯
秋田 新五郎湯 湯めぐり看板
秋田 新五郎湯 玄関内
秋田 新五郎湯 玄関内
秋田 新五郎湯 玄関内

ご案内いただいたのは玄関右側のお風呂の前、1階いちばん手前北向きの17号室です。
秋田 新五郎湯 客室側廊下
秋田 新五郎湯 17号室
秋田 新五郎湯 17号室

外鍵のかかる木の引き戸をあけると幅50cmくらいの板敷きになっていて畳6畳敷きの、駐車場に面する部屋です。
部屋備品は和テーブル、お茶セット、5チャンネル映る20インチワイドくらいの無料デジタルテレビ、セラミックヒータ、食器棚、加えて温泉水を熱源に使うと思われるかなり年季物のセントラルヒータです。
秋田 新五郎湯 17号室内
秋田 新五郎湯 17号室内
秋田 新五郎湯 17号室内

アメニティは浴衣と丹前、フェイスタオル、バスタオル、歯ブラシ、ティッシュです。
コンセントはテレビ側の壁に2口×1(TVで1使用)です。

窓はシングルガラスなので冬場朝方などは少々寒いかもしれませんが、窓障子との間が30cmほどあって飲み物などを冷やすにはお手頃です。カーテンはありません。

こちらの宿は造りがカタカナの「ロ」の字型をしています。
底辺に玄関があるとして玄関右側に男女別浴室があり、浴室前まっすぐの廊下両サイド(と2階)に都合15室くらい客室があります。
いっぽう左側縦棒の廊下両側は旧客室で、現在は宿泊者用食事室兼お宿のプライベートルームがあって、突き当たりは厨房です。
ロの字の上辺にはトイレがあります。
宿泊者用食事室には厨房経由でのアクセスとなります。宿泊者といえどもお宿のプライベートにむやみに立ち入るのは遠慮しましょう。

男性浴室には5m×2.5mくらいの浴槽に、無色透明無味無臭のおとなしい湯質がかけ流しになって42~43℃です。シャワー&蛇口×2基、リンスインシャンプー・ボディーソープがあり、浴室奥には10時~12時、14時~16時のうたせ湯2本があります。平成21年にリフォームしたようで、新しい感じのお風呂です。シャワー&蛇口は少々水量が少なめでした。
秋田 新五郎湯 浴室
秋田 新五郎湯 男性脱衣所
秋田 新五郎湯 男性脱衣所
秋田 新五郎湯 男性浴室内
秋田 新五郎湯 男性側打たせ湯

当宿は元禄15年の開湯以来300年間自炊湯治のみだったようで、それほど規模は大きくないものの宿の厨房内左サイドに宿泊者用炊事場があります。
無料2口コンロ×2(うち1はグリルつき)、150リットルくらいの共用2扉冷蔵庫、電子レンジ、食器類です。
鍋釜類は貸してもらえると思いますし、食器洗い洗剤もあります。
秋田 新五郎湯 厨房
秋田 新五郎湯 自炊コーナー
秋田 新五郎湯 自炊コーナー

夕食は18時半~19時の間に出来上がり次第声をかけるので食事室で、ということでした。
18時半には風呂を上がって部屋でスタンバイしていたのですが、なかなかお声がかからないので我慢できなくなって45分頃に厨房(宿泊者用冷蔵庫がある)に缶ビールを取りにいったら、ちょうど用意ができたとのことで食事室に向かいました。
秋田 新五郎湯 食事室側廊下(夜)

昔の客室が食事室になっていて、混んでいるときは1室2組になるようですが今回は個室利用でした。
前回宿泊もそうでしたが、当宿は家庭料理ながら品数が多くてとてもおいしいのです。
今回はおりしも山菜シーズン真っただ中でもあり、十数種類くらいの山菜がてんぷらやお浸しやら煮物でいただけ、とてもお値打ちで酒もついつい進みました。
それを狙ってこの時期に訪問した、とも言いますが。
秋田 新五郎湯 夕食

ちなみに当宿は、持ち込み自由だそうです。おかみさんがきっぱりとおっしゃってました。

寝具は押し入れに木綿敷布団×2、マットレス×2、木綿掛け布団×2、毛布×2があるのでセルフ敷きします。
シーツにしっかりのりが効いていて気持ちよく眠れました、というか、食事後寝心地を確認しようと横になったのですが、気づいたら電灯つけっぱなしのままで深夜2時でした。
当宿の温泉には睡眠薬成分が入っているのかもしれません。

朝食は7時半~8時にお呼びがかかり、やはり食事室でいただきます。
秋田 新五郎湯 食事室側廊下(朝)
秋田 新五郎湯 食事室
秋田 新五郎湯 食事室

シンプルながらやはりとてもおいしい朝食です。
秋田 新五郎湯 朝食

まぁおとなしい湯質がちょっと物足らない気はしなくもないですが、宿のみなさんはとてもアットホームで居心地良く、なにしろ料理がおいしいお宿です。
しかも12時入館OK、なんだったら夕方まで滞在してもOKというチェックインもチェックアウトもユルユルなお宿です(混み具合によってはそうでもないかもしれません)
ちなみにやや電波状態は良くないようで速度は遅めですが無線LANも使えます。
おとなしい無色透明無味無臭湯が好きなヒトなら強くお勧めできるお宿です。

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