森山荘
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 国見温泉
≪2013年10月宿泊≫(1泊)
今年の営業も残すところあとわずかな時期になったことだし、諸般の事情でちょっとだけご褒美マイセルフもかねて、@3000+入湯税¥150+消費税¥150で1泊だけ、年末のご挨拶にお邪魔しました。
ほんとはもっとゆっくり滞在したいところなのですがなにしろ挨拶回り先が多いので、そうゆっくりくつろいでもいられない一筆書き弾丸湯治ツアーなのです。
ここらあたり、バランス感覚豊かな天秤座の生まれは我ながらツラいです。
どうも今年の紅葉は遅めなようでまだかなり紅葉が残っているのですが、さすが平日だけあってお客さんもまばらなお宿に14時過ぎに着きました。
今日の部屋は自炊7号客室だそうで勝手はわかっているからと、ご案内は遠慮して速攻で上がりこみます。
本館玄関の向かい、7・8号室の共通ドアを入った1畳ほどの踏み込みの左側引き戸を入る部屋で、扉の鍵金具でかろうじて内側からカギをかけられます。
室内は以前と変わらず、畳6畳部屋に毛布+化繊掛け布団+羊毛敷布団2セットがあり、本館側の窓にカーテンがかかっています。
室内設備はちゃぶ台、お茶セットと、すでにどうやら灯油満タン・準備完了の石油ストーブです。
部屋の入り口と逆側の部屋奥側に内鍵付きドアがあって、その奥は7・8・10号室の共用の炊事・トイレスペースがあります。ガスコンロ(2口×1)、流し(蛇口×2)、食器棚(数人分の各種食器や鍋釜類)、洋式水洗トイレはあって、冷蔵庫はありません(客室や室内設備の詳細は以前の滞在記事をご覧ください)。
7号室内にコンセントはなく、掃除用とおぼしきコンセントが共用スペースにあるだけです。
今回8・10号室は空きだったので共有スペースはのびのびと専用使用させていただきました。
自炊部では自分以外では12号室だけ、あとロッジに1組お客さんが入っているだけなようで、絶好の温泉シーズンなのにもったいないお話です。
どうも森山荘泊の時には毎回天候に恵まれないことが多いのですが、今回はたまたまなのか最近の日頃の行いの良さなのか、着日は好天で38~39℃の露天からゆっくりのんびりと秋田駒が岳の裾野の紅葉を楽しむことができました。
だいたい自分は紅葉は(湯治宿が混んで宿泊料金もそれなりになるので)どちらかいうと避けてしまうほうなのですが、スケジュールの関係でこの時期に訪問したら、たまたまソレナリ紅葉だった、という感じではあります。
もっとも宿泊翌日は案の定天気が崩れ、朝から雨でした。自分にとって露天に屋根がかかっていれば特に関係ないんですが、照度不足できれいな紅葉の写真が撮れなかったのがキモチ残念なくらいでしょうか。
朝起きぬけに1時間弱、出発の少し前にもう1回、今年最後の国見の露天湯を満喫しました。内湯はいつも湯温が高めなので覗いてみただけです。
夜間にはやはり少々冷え込み、風呂上がりしばらくすると湯ざめ気味になるのでスポット的にストーブを使いました。当地は標高が900m弱なのでたぶん気温も娑婆より5~6℃ほどは低く、どうしたって冷え込むのです。
朝には窓がかなり結露していました。チェックアウト時10時時点で、外気温は9℃でした。
当宿は実は部分的にau携帯がつながり、回線交換でブロードバンド環境になっていて無線LAN環境もあるのですが、いまだWiFiWLANは宿泊客には開放していないようでした。
来年開放していただけるか、来年もまだ検討中か、気長に期待せずに待つことにしましょう。