北部老人福祉総合エリア
東北（秋田県）格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大館　大滝温泉

≪２０１３年１１月宿泊≫（１泊）

大館近辺で格安温泉宿を探索していて発見したのがこちら秋田県北部老人福祉総合エリアです。



名前の通りどうも秋田県の複合高齢福祉関連施設だと思うのですが、まぁ温泉入浴施設があるのは驚くに当たらないとして、なぜか不思議にフル装備過ぎる施設なのです。
しかも宿泊料が１泊素泊まりオール込み＠３０００とどう考えても魅力的すぎるので、調査のため１泊してみることにしました。

ちなみにお風呂は大滝温泉の湯を使っていて、れっきとした温泉施設です。

宿泊予約した時のインフォメーションによればチェックインは１６時だそうで、少々それまでヒマツブシを工夫する必要があります。



１６時少し前に到着したらもう入室できるとの受付のおねぇさんの了解をいただき、秋田県施設の指定管理者の派遣さんなのかな～とか思いながらチェックインしました。








受付でキーをいただいてセルフで荷物を持ち込んだのは、受付近くの階段上がってすぐもみじの間です。




少々荷物がかさばっていたのでエレベータを使いましたが、台車もあるし基本バリアフリーなのでラクラクです。
当施設で研修する時などの滞在用と思われる宿泊室が２階に計４室あり、その１室のもみじの間は外鍵付きの鉄扉の部屋です。
当日は自分を含め都合２室使われていたようで、もう一組は地元のおばちゃんたちみたいで、どう考えても研修や仕事泊りには見えませんでした。

部屋に入って驚きました。


５～６畳の踏み込みに洗面と部屋トイレ（温水洗浄トイレ）あり、客室部畳８畳・濡れ縁板敷き２畳、床の間１．５畳ほどの広々小奇麗な客室です。






室内設備は和テーブル、座イス、４０インチくらいの都合１４チャンネルほど映る無料地デジ／ＢＳテレビ、湯沸かしポット、なぜかＤＶＤプレーヤ、濡れ縁に小型冷蔵庫、テーブルセット、空気清浄機まであります。テレビ台の中には金庫もあります。

部屋幅全面窓でしっかりしたカーテンがかかっていて、空調はセントラル式で０．５℃刻みで設定できるものです

公共簡易宿泊施設なので基本的にアメニティはないのですが浴衣と丹前はあり、踏み込み洗面にはハンドソープとティッシュがあります。


寝具はセルフ敷きで、押し入れにマットレス・木綿敷布団・木綿掛け布団が５セットあります。
コンセントは洗面に２口×１、床の間に２口×１、床の間逆側壁に２口×１、濡れ縁冷蔵庫脇に１口×１です。
実に設備充実、こぎれいで、これで１泊素泊まり＠３０００って信じられないです。



風呂は近隣住民と思われる日帰り入浴客が引きも切らず次から次とやってきます。日帰り入浴は夕方になると＠３００で入浴できるようですが受付は９時～２１時までで、いっぽう宿泊者は朝８時までならいつでも電気をつけて勝手に入浴ＯＫだそうです。





循環・塩素臭しっかりですけど源泉はれっきとした大滝温泉で、サウナ、寝湯、水風呂、全身シャワー、バイブラなど至れり尽くせりでシャワー付き混合水栓×１３、シャンプー・ボディーソープもちゃんとあります。





無料マッサージ機をおいた休憩コーナーまであります。



日帰り入浴は９時からなので、他に宿泊客がなければこれらがすべて終夜自分のためにスタンバイされていて、いつでもすべて独占できるのです。
当然夕方に浴室内写真なんて撮れっこありませんけど、早朝なら撮り放題です（笑）。
なんてもったいないて言うか贅沢っていうか、少々感覚がマヒしそうにはなります。

食事は、必要なら事前予約でレストランでいただけるようですが、惣菜とか弁当かなにかを買ってきて食べれば十分というか、たぶんそのほうがいいでしょう
調理室もあるようでしたがあくまでも地域の福利厚生のための研修施設なので、宿泊者が使ってよいということではないと思います。「電子レンジを使いたければ受付まで」と宿泊案内に書いてあったので、電子レンジは宿泊者が使えるものがあるようです。

あまり関係ないものも少なくないけど、大温室、ミニスーパー、食事処、屋内運動広場、キッズコーナーなんかも建物内にあります。








車で大館か鹿角花輪に出張するときの宿としては、どちらへも３０分ほどでアクセスできる間違いなく最善の宿ですね。
受付脇には自由に使えるインターネット用ＰＣまでありました。

こんなにキレイで充実していて、たったの３０００円ぽっちで泊れるなんて、ハコモノ行政恐るべしでした。