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前野屋旅館
東北(福島県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
福島 飯坂温泉

≪2013年11月宿泊≫(1泊)

無色透明無味無臭・単純泉の飯坂温泉にさほど泉質的な魅力は感じないのですが、以前から当地の餃子とかカツ丼とかに抗いがたい誘惑を感じていて、温泉にというより飯坂B級グルメ開拓のベースキャンプとしてお世話になることにしました。
しかも実は当宿を能動的に選んで泊まりたかったんじゃなくて、折しも行楽シーズンの3連休で近くでマラソン大会かなにかもあって、ファーストチョイス宿もセカンドチョイス宿も満室でこちらにお世話になることにしたのです。
現地であちこち食い荒らしたいというのが今回の訪問の重要な目的なので、宿の食事はなしにして1泊素泊まり(朝におにぎりのサービス付き)@3825でお世話になりました。

駐車場から宿を見る限り2階建てなのですが、こちらの宿は建物が摺上川の川岸にへばりついて川面近くからせりあがって建っていて、玄関・帳場階が4階にあたる全5階建てのお宿なのです。
福島 前野屋旅館

摺上川の東岸にはこのようなユニークな造りの宿が何件も軒を並べています。
福島 飯坂温泉 摺上川沿い
福島 前野屋旅館 川側

ちなみに当お宿、昭和前半ではないかと思われるくらい古い造りでなかなかに老朽化しており、エレベータはありません。風呂場は1階なので、風呂に入るときには階段を5階上り下りする必要があっていい運動になります。
福島 前野屋旅館 玄関
福島 前野屋旅館 玄関

立地的には十綱橋まで100mほどと至近なので、飯坂温泉街の中のチマチマした道や一方通行は走りたくないけど、中心部に便利にアクセスしたい向きには意外と好評だったりします。

宿のチェックインは15時ですが、事前に電話して「すこし飯坂温泉街を散歩したいので早めに車を駐車場に入れさせてほしい」と了解をいただいていて、実は11時頃に宿玄関の道向かいにある駐車場に車を入れました。
鯖湖湯に入湯したり昼食をとったり街の探索をしたりして一旦車に戻ったのですが、車を見つけたご主人から「もう入室できるから」と声がかかり宿に入らせていただいたのが14時頃でした。

お世話になったのは帳場の一つ上の階の楓の間で、少々くたびれた宿で内部も部屋もなかなかな鄙び具合ではあります。
福島 前野屋旅館 楓の間
福島 前野屋旅館 楓の間

鍵付きの引き戸を入ると1畳の踏み込み、その先は畳8畳、部屋全幅窓の濡れ縁2畳、奥行きおよそ30cmほどの床の間の部屋です。
福島 前野屋旅館 楓の間室内
福島 前野屋旅館 楓の間室内
福島 前野屋旅館 楓の間室内
福島 前野屋旅館 楓の間室内

すでに木綿敷布団×2+毛布×1+木綿掛け布団×1の寝具がセット済みでした。
室内設備は和テーブル、お茶セット、6チャンネル映る無料・デジタルチュナー接続の20インチくらいのテレビ、ファンヒータ、鏡台、エアコンです。
濡れ縁側には40リットルほどの冷蔵庫、テーブルセット、洗面があります。アメニティはフェイスタオル、バスタオル、歯ブラシ、浴衣、丹前、ティッシュです。
押入れには数枚の木綿掛け布団と5~6枚の木綿敷布団が収納されていました。
コンセントは床の間に1口×1、部屋入り口近くの壁に1口×1、濡れ縁洗面横に1口×1です。
床の間にはガス栓と思われる設備もありました。昔の冬季暖房用でしょうか。

事前には全く知らなかったのですが、実は当宿、部屋からの眺めがなかなか凄いんです。
建物が摺上川岸壁にへばりついて建っているため窓外にはイキナリ幅50mほどの川が広がっていて、目の前には波来湯と波来湯公園、100mほど下流の十綱橋からはるか上流まで一望に見渡すことができるのです。
福島 前野屋旅館 客室からの眺め
福島 前野屋旅館 客室からの眺め
福島 前野屋旅館 客室からの眺め

部屋は川側全面が窓で思いのほかの解放感に、よもやこんなお宿だったとは、と少なからず驚いてしまいます。
福島 前野屋旅館 客室からの夜景
福島 前野屋旅館 客室からの夜景
福島 前野屋旅館 客室からの夜景

しっかりぶ厚いカーテンは付いていますが、高所恐怖症の人はソコソコ怖いかもしれません。

少し大儀なのは風呂に入るときで、エッチラオッチラ1階との間を階段で上り下りしなければなりません。
福島 前野屋旅館 階段

浴槽は2mチョイ×4mチョイ、給湯量はさほど多くはないものの41℃ほどのかけ流しでなかなか寛げるお湯です。
福島 前野屋旅館 男性浴場
福島 前野屋旅館 男性脱衣所
福島 前野屋旅館 男性浴場内
福島 前野屋旅館 男性浴場内

飯坂温泉はえてして(特に共同湯)熱湯がおおいのですが、温めだったのでホッとしました。
シャワー付き蛇口×2基、シャンプー、石鹸ありでした。
風呂場は川向かいの波止湯から直撃見下ろしの位置にあって窓の開放は難しそうなので、夏場は少し蒸し暑いかもしれません。貸し切り家族風呂もあるように見えました。

朝ご飯がわりにサービスでおにぎりをいただけるとのことだったので、朝7:30でお願いしました。
朝風呂を少しのんびり入っていたら7:30過ぎてしまい、部屋の前においていていただきましたが、結構炊き具合のいい、梅干しおにぎりでした。
福島 前野屋旅館 サービス朝おにぎり

チェックアウトは10時とのことで10時前にはお勘定を済ませ、例によって昼頃まで車を駐車させていだだくことを了解いただいて、13時頃まで飯坂食べ歩きに精を出しました。
自分はチマチマした道を走るのが好きじゃないけど飯坂くらいの小さな町中なら歩き回るのは苦にならないので、24時間駐車サービスは有難かったですね。
お湯が温めだったのも、窓からの解放感ある眺めもすごく好感でしたし、夜に川向う(?)から聞こえてくるカラオケの音もそれなり少々うらぶれた温泉街のムードを醸し出して風情がありました。

もっとも次回の飯坂食べ荒らしでは、たぶん今回ご縁のなかった1次希望のお宿にお世話になるとは思います。

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