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井戸川温泉
東北(福島県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
郡山 井戸川温泉

≪2014年01月宿泊≫(2泊)

郡山周辺はこれまで鋭意リサーチしていたもののいい日帰り湯はあっても五感にビリビリくる格安温泉宿が見当たらなかったのですが、今回なんだか気になるお宿を見つけてしまったのです。
湯温ヌル目、冷泉沸かし湯ながら塩素なしかけ流し、素泊まり@3500(+消費税等¥175)です。

予約電話をしたら、チェックインはあっさり「いつでもよい」と言われたものの、いくらなんでも勝手がわからないしどのみち昼食をとってからの到着になるので、とりあえず13時~14時と申し入れました。
HPによればビジネス宿泊だと1泊2食@6300とそれでもすでに十分お安いのですが、昼食食い荒らしのための胃袋の余地を確保するために朝夕を軽くする必要があって、今回は泣く泣く素泊まりすることにしました。

宿についたのはほぼ14時で、見た目はかなりうらぶれた場末の温泉宿といった風情ながらやけに駐車している車は多いのです。
福島 井戸川温泉 案内看板
福島 井戸川温泉 駐車場
福島 井戸川温泉 駐車場
福島 井戸川温泉

宿に上がると右手には帳場の向こうに日帰り客の食事処、玄関真向かいが浴室、左手が客室で、若女将さん(?)が食事処の角で乳児をあやしながら猫じゃらしで猫をからかっていたりする、結構アットホームなお宿です。
福島 井戸川温泉 玄関
福島 井戸川温泉 帳場
福島 井戸川温泉 日帰り食事処
福島 井戸川温泉 日帰り食事処お品書き
福島 井戸川温泉 猫

ご案内いただいたのは左手に突き当たった5号室りんどうです。
福島 井戸川温泉 客室部廊下
福島 井戸川温泉 5号室
福島 井戸川温泉 5号室

格子戸の中は踏み込み0.5畳、外鍵がかかる木扉を入ると6畳敷きで窓が2面ある客室です。

入室時点でマットレス・羊毛敷布団・木綿掛け布団・毛布がすでにセットされていて、室内押し入れは空でした。
福島 井戸川温泉 5号室内

室内設備は6チャンネル映る30インチくらいの無料地デジテレビ、コタつ、お茶セット、ストーブ、窓はいずれもシングルガラスでカーテンがかかっています。
アメニティは歯ブラシ、フェイスタオル、浴衣に丹前で、コンセントはテレビ脇に2口×1と最小限ですね。
福島 井戸川温泉 5号室内
福島 井戸川温泉 5号室内
福島 井戸川温泉 5号室内

基本的に自炊宿ではないので、宿泊客が利用可能な調理施設はなさそうでした。
食事付き宿泊の食事条件についてはよくわかりませんが、日帰り入浴客向けの食事処があるので、素泊まりにしておいてそちらで食事をいただく手もあるかもしれません。
こちらはどうやら豚汁が美味いらしきウワサを耳にしましたが、今回は残念ながら未確認です。

前泊・前々泊で猪苗代のスーパーで仕入れた馬刺しがあまりに美味くて、当日も前日と同じ系列のスーパーで夕食用に馬刺しを仕入れたのですが、今回は大外れでした。
同じ系列スーパーでもバイヤーの腕次第で満足度は大きく変わってしまいますね。
福島 井戸川温泉 夕食用馬刺し

風呂は玄関正面の仕切り戸をぬけると男女別(内湯+露天)があります。
福島 井戸川温泉 浴室入口
福島 井戸川温泉 男性脱衣所

当宿は冷泉を沸かして供しているのですが、なんと完全かけ流しで塩素消毒さえなしです。
まぁ周辺に天然温泉かけ流し日帰り入浴施設が多数あって、循環していたのでは競争に勝てないと思いますが、それにしても思い切りがいいです。
お聞きしたところ基本は薪ボイラーで湯を沸かし、熱量不足したときには灯油も使うのだそうです。実は循環設備もあるけど循環するとお約束で塩素消毒しなければならず、そうすると常連さんたちからボコボコのケチョンケチョンに言われるので、泣き泣き(笑)かけ流しにしてるんだ、とのご主人のお話でした。ただしさすがに入浴時間は朝9時~20時です。
ご苦労もされているようですがぜひこのスタイルを守り続けて戴きたいものです。。

内湯は2.5m×3.5mくらい40~41℃くらいで混合栓4基くらい、ボディーソープ、シャンプーありです。露天側は半径3mくらいの1/4円の浴槽があって、訪問時で37℃くらいでした。
福島 井戸川温泉 男性浴室
福島 井戸川温泉 男性浴室
福島 井戸川温泉 男性露天風呂

今回当宿に訪問した動機はまさに、冷鉱泉沸かし湯なのにかけ流しのヌル湯にあります。
露天ではしっかり湯船で1時間睡眠をとり、到着日2時間、出発日1時間の入浴を楽しみました。
内風呂では目立たないものの、温めの露天に入っているとじわじわと絹のような泡付きがあり、ごくかすかに卵臭も感じることができます。おとなしいながら浴感のよいなかなか実力派の湯質です。
朝風呂で露天に入っていたら、隣の女性露天で近所の(?)おっかぁが延々と話をしていました。確かにこの湯なら何時間入浴しながら世間話してものぼせないでしょう。
男性側も皆さんこころゆくまで長湯していました。

こちらの繁盛ぶりを見ていると、東北の温泉って熱めの湯が多いものの実はヌル湯が好きな人って多いんじゃないか、と思えてきます。
実際入浴は9時からなのですが8時過ぎから日帰り客が続々と入ってきて、大広間でスタンバイしてます。入浴は9時からだけど、早く来たお客さんは中に入れてあげないとこれまたボコボコのケチョンケチョンに言われるのだと、ご主人が嘆いていました。
まぁそれだけ人気が有るということなんでしょうね。

お湯以外の宿泊環境はまぁそれなりとして、郡山駅から16kmほどの町近くでこのお値段で泊まれて素姓のいいお湯を満喫できる宿はそうそうないでしょう。
お聞きしたら少々老朽化しているのでそれほど積極的にPRとかしていなくて、宿泊するのは常連ばかりなのでゴールデンウィークあたりでもそれほど混まないのだとか、もったいないというか、ちょっとヨダレが垂れてくるおはなしです。
もっとも厳冬期の郡山、角部屋なので窓はシングルガラスで2面もあるので深夜はかなり室温が下がってひどい湿度低下状態になりましたけど。

当館には無線LANがありますが、基本的には宿泊客の利用は不可なようです。
が、気さくでなんとなくユルくて憎めない雰囲気のご主人に聞けばもしかするとパスワードを教えてもらえるかもしれません。
ここはなんだか、おいとましてしばらくするとナニゲにリピートしたくなるユル~なお湯なのです。

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