鎌倉温泉
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
蔵王 鎌倉温泉
≪2014年01月宿泊≫(1泊)
南東北方面の温泉巡りの旅の帰り、そのまま素直に帰仙してもよかったのですがちょいと白石に立ち寄りたいところがあったのでそれじゃいっそ久しぶりに泊まろうかと電話を入ると宿泊OKだとのことで、お世話になることにしました。
1泊2食で@5250に厳冬期なのでオプションでコタツを入れてもらって+¥500の、都合¥5750です。
チェックインは13時からOKなので14時前に着、ご案内頂いたのは今回は2階の竹の間です。
過去2回宿泊して2回とも1階で1回目は宿泊3組3人、2回目は自分だけ宿泊だったのですが、今回2階へご案内ということは1階は満室なのか、いったいどうしたことかと驚いてしまいます。
竹の間も2階にある以外は他の部屋と同じく6畳間に床の間が1畳ほどで隣室との仕切りはふすま1枚、廊下との仕切りは障子1枚で鍵もない古式ゆかしき部屋です。
造りは古いがボロッチさは感じない部屋で、入口の障子はアルミのレールが敷いてあって見た目によらず開け閉めがスムーズです。
室内設備は無料で6チャンネル映る20インチワイドデジタルテレビ、金庫、火鉢、お茶セット、お湯ポット、アメニティはティッシュ、浴衣、丹前、タオルと歯ブラシです。
なおこの地域は福島のテレビ放送と仙台のテレビ放送と両方受信できて視聴できるチャンネル数は多いのですが、重複する番組が3~4チャンネルあるので実際は6チャンネルになります。
予約時に暖房でコタツかストーブか付けるかどうか聞かれて、さすがに1月なのでコタツ@500をつけました。
チェックイン時すでに木綿敷布団1+タオルケット1+毛布1+木綿掛け布団1に電気敷き布の寝具セット済みでした。押入れには寝具があと2セットくらいありました。
これまでいろんな宿に泊まり歩いてきましたが、寝具に電気敷き布がデフォルトで入ってたのは初めてです。個人的にはあまり電気敷き布は得意じゃないんですが。。。
コンセントは2口×1が部屋中ほど柱に設置されていて、コタツで1口、延長ケーブルでTVに給電して2口ほど余っています。
ちなみに今回部屋に入ったら初めて、火鉢に炭が入っていました。なかなか風情がありますね。
部屋の入り口が障子で隣部屋との仕切りはふすまなので、たぶんどんなに火鉢を焚いても一酸化炭素中毒になる懸念はありません。
42~43℃前後の風呂の入浴時間は6時~22時なのは変わっていないようで、土曜日でもあり常時3~5人ほど入浴客がいて相変わらずの人気です。
村田の町内とか、岩沼とか、いろんなお客さんが来ていて、ナニゲに軽い会話を交わすのもちょっとした温泉の楽しみだったりしますが、けっこう皆さんリピートされていて、こちらの湯の皮膚トラブルへの効能の信頼性の高さがうかがわれました。
夕食は18時頃からで準備ができ次第との説明で、今回は18:08頃にお声がかかり、いつもの食事処でいただきました。
意外と、用意されていたのは2組3人の夕食でした。お泊まりが2階なのでちょいと混むかもと覚悟していたんですけどね。
でも、風呂で世間話した村田の日帰り客さんは、年に何回か当宿で宴会するとのことでした。
ここだとどんだけ飲んでも福沢諭吉1枚でお釣りがくるとか、確かにそうでしょう・・・
天ぷらの皿に丸い白っぽいものがあったのですが、ウズラ卵天ぷらかと半信半疑で食べたら小蕪でした。今日は昼食がハイカロリーだったので、カブとかヘルシーな食材が多くて良かったです。
廊下の分厚いカーテンは、夕食のお声掛けのときに全部閉めて戴けるので朝はまぶしくはありません。
もっともやはり1月中旬の村田の山奥はしっかり冷え込み、しかも室外との仕切りはふすまだけなので結構室内温度低下・乾燥は避けられませんから、そのつもりで宿泊する必要があるでしょう。
朝食はほぼ7時ちょうどに新しいお湯ポットのサービスとともにお声がかかり、やはり食事処でいただきます。
宿泊料金の割には朝食も品数が多く、おかわりOKのごはんはかなり美味しくいただけます。
ちなみに過去2回も今回も朝食に山芋の短冊が出ましたが、毎回食事前に返却しています。
この時期は正直なかなか客室は寒く、翌朝はチラホラ雪が舞っていました。
もっともどうせストーブを入れてもらってもないよりマシとはいえ素通しに近いし、防寒対策はよく考える必要があるでしょう。
火鉢の炭も夕食頃までには燃え尽きて、お替りできるかどうかまでは今回は未確認です。
まぁ昔は山村の暮らしはこうだった、と想いを馳せるのも良いかもしれませんね。