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ルーム
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
仙北 田沢湖高原温泉

≪2014年04月宿泊≫(1泊)

こちらのお宿はだいぶ前から硫黄が濃いらしき情報をキャッチしていて、気になりつつ宿泊代が自分の相場より気持ち高めなのでスルーしていたのです。
今回秋田から盛岡に抜けるのにちょいと1泊、2食付き@6500+消費税¥325+入湯税¥150の都合6975でお世話になってみることにしました、って後から気付いたのですが消費税5%のままの請求でした。

秋田 ルーム

実は素泊まり受け入れもされてはいるのですが、「今はヒマな時期だから2食付きでもお安くなっているし、一人素泊まりよりお得だよ」とのアドバイスに従ったのです。
やはりお得で空いている、というのは抗いがたい魅力を感じます。

チェックインは通常15時ですが、空いている時期だしもう少し早くてもよさそうな感じだったので、14時から15時の間に到着させていただくと予約して、14時半頃の着でした。
秋田 ルーム 玄関

車は道向かいの路側帯に停めます。しかしすでに4月はじめなのに見るからに雪が盛り上がっていていかにも雪崩を起こして車を押しつぶしそうでとてもおっかないのです。女将さんは、これまでそんなことが起きたことはない、といわれていましたが。
秋田 ルーム 宿前路側帯
秋田 ルーム 宿前路側帯

お世話になったのは205号室、道に面して「民宿ルーム」の屋号が壁に掲げられているちょうどすぐその上あたりです。2階で全部で6室ある真ん中あたりの客室です。
秋田 ルーム 205号室

内鍵のかかる木扉をあけると踏み込み0.5畳で8畳敷きの客室、踏み込みの横にテレビスペース0.5畳があります。
秋田 ルーム 205号室内

室内設備は和テーブル、お茶セット、無料16インチで5チャンネルの地デジテレビ、使えないセントラルヒータとファンヒータで、シングルガラスの窓には障子がはまっていて、南東向きなうえに目の前が雪山なので朝はとても明るくなります。
秋田 ルーム 205号室内

アメニティとしては浴衣、フェイスタオル、歯ブラシ、ティッシュがありました。
木綿敷布団×1+マットレス×1+木綿掛け布団×1+毛布×1がすでにセット済みで、押し入れにあと2セットが入っていました。
秋田 ルーム 205号室内

コンセントはテレビスペースに2口×1とセントラルヒータ裏に2口×1です。
秋田 ルーム 205号室内

自炊宿ではないので炊事場はないし宿泊客用の冷蔵庫もないので、素泊まり受け入れはやってはいるようですがあまり勝手というか居心地は良くないかも知れません。

入浴時間は6時~22時です。
秋田 ルーム 利用案内

風呂は、男性浴室は玄関横の階段を下っていったところにあります。
秋田 ルーム 男性浴場降り口
秋田 ルーム 男性浴場階段
秋田 ルーム 男性浴場入口
秋田 ルーム 男性脱衣所

男女別風呂の男性側は2m×2.5mの高温浴槽(宿泊時40~41℃)と1m×1.3mほどの低温浴槽(宿泊時37~38℃)にこの付近の共同硫黄泉が掛け流されています。がなぜか、同じ源泉なのに以前泊まったはるかぜさんと全く異なる硫黄の濃さです。
秋田 ルーム 男性浴室扉
秋田 ルーム 男性浴室内
秋田 ルーム 男性浴室浴槽

かき混ぜると茶色を帯びた細かい硫黄がもうもうと湧き上がって透明度2mmくらいにまで濁り、それで湯を出るとほぼ体表が硫黄コート状態になるほどです。
秋田 ルーム 男性浴室浴槽

ちなみにシャワー付き混合栓×2・シャンプー・ボディーソープありです。

宿泊客は自分だけだということだったので、後学のため女性浴室も見学させて頂きました。
こちらは1.5m×1.5mくらいの浴槽1槽のみで、シャワー付き混合栓×1、シャンプー、ボディーソープありでした。
樽風呂とやらがあるようだったのですが、冬季閉鎖中で見学も出来ませんでした。
秋田 ルーム 女性浴室浴槽

とにかく沈澱している硫黄の量がハンパなく多く、クドいですがかき回して舞いあがらせると透明度が2mmほどになる実にすごい湯で、噂には聞いていたもののこれを貸し切りさせていただけたのは十分泊まった価値があったというものです。
秋田 ルーム 硫黄泉

夕食は18~20時で18時から、朝食は7時半~8時半で7時半からでお願いして、1階の食事スペースでいただきました。
秋田 ルーム 利用案内
秋田 ルーム 食事スペース

夕食時にもってきた飲みかけの酒を飲んでいいかお聞きしたら、ホントはだめなんだけどねぇと言われたので了解いただいたと判断ししっかり飲ませていただきました。
秋田 ルーム 夕食
秋田 ルーム おとつっあんと女将さん

こちらが食事をしている間中、女将さんはヒマなもんだから目の前のテーブルに座っていろいろ話しかけてくるのですが、こちらも温泉話ならいくらでも熱く語るほうなので熱のこもったディスカッションをしながら食事していたら、正直なにを食べたのやらどんな味だったのやら、ほとんど記憶がありません。きりたんぽ鍋は美味かったような気がするんですが。

朝も同様に女将さんと温泉論をかわしながらの朝食で、やはり記憶が不確かなのでした。
秋田 ルーム 朝食

女将さんはとても気さくな話好きなかたで、実は当ホームページもご覧いただいたこともあったそうだし、このホームページの運営者であることがわかって、今回の宿泊中にも結構見て戴いたようでした。

個人的には自分の1泊2食宿泊相場からは少し厳しいのですが、当宿の湯はまれにみる濃い硫黄といえるでしょう。
スキーシーズンが終わって観光シーズンには早い3月末~4月上旬と、紅葉シーズンはすんだけどまだスキーシーズンを迎えない10月末~11月中旬くらいは、たぶん宿泊客が少なくてうまくすると全館貸し切り風呂入り放題で泊まれるチャンスは少なくないかもしれません。
こちらの湯は堪能してみる価値があると思います。

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