松の湯
近畿（兵庫県）格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき番外編
新温泉　浜坂温泉

≪２０１４年０９月立ち寄り≫（０泊）

残念ながら当施設に泊っていたわけではありませんが、実は所用で兵庫県新温泉町に数日間滞在したのです。
毎日の風呂にはすぐ近くにある日帰り温泉施設ユートピア浜坂を使っていたのですが、定休日の木曜日は少し遠い温泉施設であるこちら松の湯に来てみたら、格安で宿泊できることを知って気にいってしまったのでちょいとご紹介です。

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こちらの施設は兵庫県新温泉町の施設で、正式な名前は「浜坂海岸レクリエーションセンター松の湯」です。


現在の新温泉町はかつての浜坂町と温泉町が合併した町ですが、旧浜坂町は町内に湧く温泉を町内全戸に給湯して「みんな家（げ）湯の町・浜坂」を謳歌していた町だし、旧温泉町は「夢千代日記」で有名な湯村温泉を擁していて、そろって昔から温泉ジャブジャブな町だったのです。

浜坂海岸レクリエーションセンター松の湯は場所はこちらで、管理運営はどうも浜坂観光協会がやっているようです。
ちなみに松の湯の新温泉町公式ホームページはこちらで、松の湯の浜坂観光協会公式ホームページはこちらになっています。

松の湯は場所的には最寄りの駅（ＪＲ山陰本線浜坂駅）から海側に約１ｋｍと少々辺鄙で周囲にはあまり小売店舗や食事処の類は見当たりませんが、兵庫県が指定している海水浴場（浜坂海岸県民サンビーチ）波打ち際まで１５０ｍほどと、マリンレジャーにはうってつけな立地なのです。

２０１４年９月時点で日帰り入浴（２時間以内、町民大人￥２００・小人￥１００、町外大人￥３００・小人￥１５０）ができるほか、自炊宿泊（町民大人￥１５００・小人￥７５０、町外大人￥２２５０・小人￥１１２０）が可能で、定休日月曜、日帰り営業時間１４時～２０時、といったいずれにしても格安で運営されています。


建物は２階建てで、１階に事務所とトレーニング室、研修室、炊事場、男女別浴室があり、２階は大広間と階段ホールになっています。


２階大広間はスポーツ合宿などで生徒・学生団体を迎え入れるようで、家族連れや個人がお世話になるときは１階の研修室を使うとのことでした。



室内写真は撮りそびれましたが研修室とはいえ普通に畳敷きの和室で、テレビとエアコンは設置されているものの雰囲気は大広間同様で、あまりめぼしい設備はなさそうでした。

アメニティ等の有無詳細は不明です。

男性風呂は脱衣所には扇風機、浴室内は１．５ｍ×２ｍくらいの３～４人サイズ浴槽が一つ、シャワー付き混合栓が４基あります。



シャンプーなし、石鹸ありで、蛇口の給湯量はあまり多くなくて一度に使うと少々湯量が不足気味になります。
浴槽はかけ流しというよりは入浴者が自由勝手に源泉と水を好きなように投入するスタイルで、源泉湯栓を開けると無色透明の激熱なナトリウム・カルシウム－塩化物泉がガンガン出てきます。
この点、設備充実ながら循環塩素のユートピア浜坂より文句なしに快適で贅沢です。


食事提供はありませんので、自炊するか外食するかになります。
田舎町なので外食できる場所がどれほどあるか、保証の限りではありませんけど。
鍋釜類は未確認ですがありそうな感じで、２口コンロ、炊飯器、電子レンジ、そこそこ大型の冷蔵庫、食器類、食器洗い洗剤もありましたので、たぶん自炊に不自由はなさそうに見えました。



食材は特に選り好みをしなければ、浜坂駅から北東に４００ｍほどのところにスーパーがあってだいたいのものはそこで調達できます。
炊事室に４人掛けテーブルがあるのでそちらで食事することもできます。

洗濯機も使ってよさそうな２槽式が１台ありました。

町民でなくても大人￥２２５０でかけ流し放題・炊事場洗濯機使い放題の温泉に宿泊できるのだから、このご時勢十分有難すぎると思います。
宮城にこんな施設があったら、自分なら間違いなく入り浸ってしまいますね。