森山荘
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 国見温泉
≪2014年10月宿泊≫(2泊)
今年秋のちょいとヤヤコしい案件の峠を越えた10月末、身と心を開放するために訪れたのです。
ホントはご無沙汰してしまっているお隣石塚旅館さんにお邪魔したかったのですが、あちらの自炊部は1週間ほど前に今季の営業を終了しており、結局今年はお隣には行けずじまいだったな~、と思いながらの訪問です。
森山荘さんは例年お隣より1週間ほど自炊受け入れ期間が長くて、冬季休業ギリギリのとき結構重宝するのですが、今回もご多分にもれず自炊宿泊1泊@3000+入湯税¥150で2泊です。
娑婆は曇りの中、標高があがるにつれて例のごとくガスが出てお宿についたのは15時前でした。
今回はイキナリ7号室指定で予約していて、チェックインを済ませる前にすでに荷物は7号室前に下ろします。
室内は以前と変わらず、畳6畳部屋に毛布+化繊掛け布団+羊毛敷布団は2セットで、1セットが下ろしてあります。
その他室内設備はちゃぶ台お茶セットで、石油ストーブに灯油満タンです。
お着き菓子は今回はなくて、忘れたのか経費削減かわかりませんけど、特に欲しくはないのでどうでもよいのです。アメニティは一切ありません。
営業期間終了間際なのですが、それなり日帰り入浴もあるし内湯がある建物の1~2室にも泊まりもあるようで、といっても7・8・10号室は空室で共用部は相変わらず独占利用です。
ガスコンロ(2口×1)・流し(蛇口×2)・食器棚(数人分の各種食器や鍋釜類)・洋式水洗トイレとかがあって、冷蔵庫がないのはいつも通りです。
着時間が若干遅かったのと夕食の仕込みに手間取ったので、入浴は少し遅めになりました。
内湯に入って温まった後に露天に入ったものの、さすがにこの時期気温が低く湯も冷え気味だったのでかなり低温で、さっさと部屋に一人宴会しに戻りました。
夕食後寝る前に外を見たら道にみぞれが積もっていて、少しイヤな予感がしたのです。
明くる朝、起きて外を見たらなんと3~4cmの積雪、まだ10月なのに、と思いつつ国見ではさほど驚愕することではありません。といっても雪が積もっているのは国見公衆便所までの150mほどだそうでしたが。
2泊の中日の今日は雫石まで昼食に降りる予定だったのですが、ヒマがなくてスタッドレスに履き替えてこなかったのでイキナリ気分がしぼんでしまい、お宿で山菜定食をいただきました。
気温が低いので湯温も下がっていて、2泊3日のあいだ露天で37℃~39℃、内湯で40℃~41℃くらいと、個人的には長風呂条件が嬉しく、ほとんど誰も入りに来ない露天なぞは4~5時間ほど入浴していました。
寒くて上がるに上がれなかった、ともいいますが、ともあれ長時間今年最後の国見をマッタリ貸し切りに近い状態で過ごせて来たかいがあったというものです。
チェックアウト日の昼前には道の雪も解け、安心して山を降りることが出来るコンディションになりました。
でもやはり5月・10月の国見はスタッドレスのほうが間違いありません。