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西多賀旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 鳴子温泉

≪2015年03月宿泊≫(1泊)

実は3泊4日で自分が知る限りコストパフォーマンス最高クラスの赤倉温泉某旅館の湯治パックをご利用した帰り道、思わず投宿してしまったのです。
宮城 西多賀旅館

湯治パック3泊4日を過ごす間に、同じスケジュールだった新潟のご夫婦と懇意にさせていただくようになり、ちょっと近くに立ち寄り湯に行きたいのだがおすすめを教えてほしいとのリクエストにご案内したのがほかならぬ西多賀の湯だったのです。
お二人は昼前後に湯治滞在を一時脱獄して鳴子に足を運んで夕方宿に戻ってこられて、推薦した甲斐がありすぎるほど西多賀の湯を絶賛されたのです。
赤倉温泉某旅館の湯はそれはそれでとても良いのですが、やはり湯の質に限って議論すると油臭い硫黄泉に勝るものはなくて、お二方が口をきわめて西多賀の湯をほめれば誉めるほど、自分の潜在意識は油硫黄臭への飢餓感を増していたのかも知れません。
宮城 西多賀旅館

赤倉~仙台に戻る国道47号線の道端、気づいたらチェックインしていたという感じでしょうか、まぁ今回は話の組み立て上、そういうことにしておきましょう。今回も@5000で(時節柄か暖房料の請求はなくてオール込み)1泊です。

普通は当宿は13時にはチェックインOKなのですが、昼すぎに宿の玄関をくぐると昨夜泊のお客さんがまだ滞在されていて入室できない、とのことでした。
まぁ風呂にさえ入れれば荷物の搬入は後回しで構わないので、ちょっと普段と順番が違うだけというくらいの感覚で荷物は車に積んだまままず風呂にはいりました。
なんども入っている風呂ですが今日の湯のウグイス色はいちだんと鮮やかで、油硫黄臭い湯にひときわパワーが感じられます。
宮城 西多賀旅館 男性浴室

湯温は42~43℃とやや高めながら1時間半ほどダラダラ入っていたら、女将さんから部屋が空いたというご案内の声がかかったので、一旦上がって部屋に入ります。

ご案内頂いたのは2階の珍しく2番客室、踏み込み兼キッチンが4畳ほどあって、障子で仕切られた客室は8畳の客室です。
宮城 西多賀旅館 2番客室

湯治客は少ないこの時期ですが、自分を含め4~5室に泊まりが入っていて、意外と繁盛しています。
長期滞在ディスカウントをしていることもあるかもしれませんが、ご繁盛でなによりで、でもなぜかいつもの3号室はこのたびは荷物部屋になっていました。。

キッチンには120リットルくらいの2扉冷凍冷蔵庫、電気炊飯器、無料コンロに鍋薬缶、若干の調理器具、2名分ほどの食器、食器洗い洗剤とスポンジ等があります。
宮城 西多賀旅館 2番客室

宮城 西多賀旅館 2番客室キッチン

今回は結構急に宿泊を決めたので自炊というほどの食事でなく、すぐ隣のウジエスーパーで惣菜を買い込んだので、キッチンは少し湯を沸かして洗い物をしたくらいで、ほぼ廊下にある電子レンジのお世話になりました。

ディスカウント長期滞在でなく1泊なので丹前浴衣、タオル、歯ブラシなどのアメニティがあり、例によってわらび餅2個のお着き菓子もあります。
宮城 西多賀旅館 2番客室内

宮城 西多賀旅館 2番客室内

コンセントは床の間両側に2口×2、部屋壁に2口×1、キッチンにも2口×2があって、いつもの3号室よりかなり使い勝手は良好です。
宮城 西多賀旅館 2番客室食器棚

押入れにはマットレス、木綿敷布団、木綿掛け布団、毛布が各1枚収納されており、清潔で良く乾燥して寝心地の良い寝具をセルフ敷きです。

風呂は今回はウグイス色濁りの発色が非常に良いとてもきれいな湯で、いつもながら油硫黄臭も心地よく、温度も41~42℃くらいとまずまず適温だったので4回ほど入浴しました。
赤倉に泊まっていた新潟のおじさんが絶賛するまでもなく、個人的には東北屈指の湯だと思うのです。

湯船は5人も入れば少し息苦しいほどのサイズではありますが客室が8室ほどなので、日帰り時間帯でなければさほど混みあうことはないし、かなり寛いで入浴できるのです。
今回も蛇口から湯が出なかったのですが、できれば湯のシャワーが欲しいところではあります。

鶏が先か卵が先かという説はありますが、もう少し繁盛して収益を良くしてシャワーを設置してプロモーションを強化したらもっと流行るお宿だと思うんですけどねぇ。
ともあれもっとたくさんの人にこの湯のよさを知ってもらいたいものです。

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