鶯宿石塚旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 鴬宿温泉
≪2015年03月宿泊≫(1泊)
※当お宿は正式には石塚旅館ですが、国見温泉石塚旅館との区別のため、当HPでは鶯宿石塚旅館と表記しています※
湯の温度が高め設定なことに腰が引けつつも宿泊料金が安いという魅力に抗えなくてまたお世話になりに来ました。
原則自炊宿泊のみの受け入れでなんと1泊@1600+入湯税¥75と激安ですが、事前にご相談すれば+¥2000くらいで食事提供していただけるお宿です。ちなみに今回は時節柄コタツ代とストーブ代1日¥600が加わって自炊宿泊¥2275でした。
といっても一般的にはコタツもストーブもお願いすると¥1000くらいは請求されるから、やっぱり格安ですね。
前回昼すぎならチェックインOKだったので早く来ても大丈夫だろうと14時頃に到着しました。
車は玄関目の前とか玄関わきとか宿の看板のところとか7台くらいは停められるので、空いているところに押し込み、玄関入って右手の女将さんが住んでるエリアに向かって案内を乞います。
お世話になったのは前回と同じく玄関入って左に進んだ階段上がってすぐの拾號室、レトロなムードが炸裂する客室ですが、ネタ的には別の部屋に泊まりたかった感はあります。
廊下に面したふすまを開けると木床の踏み込み1畳、仕切り障子を入って6畳客室に床の間が1畳強、室内設備はお茶セット、6チャンネルの地デジチュナー接続の無料25インチくらいのアナログテレビ、造りつけの棚、石油ストーブで、今回はまだ肌寒いこともありコタツが入ってました。
窓はシブすぎる木枠のシングルガラスに障子がはまっている程度で、厳冬期の室内環境は寒くて生存するのに少なからぬ困難が伴いそうな気がします。
アメニティは一切なし、寝具は木綿敷布団×1+マットレス×1+木綿掛け布団×2+毛布×2が用意されていますが押し入れはなし、コンセントは床の間に2口×1です。
炊事場は無料コンロ×2、流しが2槽、宿泊客が使える冷蔵庫×2、超旧式な電子レンジとガスオーブンらしき器具、電気炊飯器、調理器具類や鍋釜薬缶食器類、食器洗い洗剤・スポンジまでほぼなんでも揃っていて、設備は古いものの自炊には不便はありません。
朝7時頃に部屋前に新しいお湯ポットを置いていただけます。
廊下突き当たり浴室前の洗面所に洗濯機がありますが、どうも宿の家人の物と思われる洗濯物で常時満杯に見えます。
浴室は男女別内風呂だけで男性側は2m×2.5mのタイル張りのなかなかレトロな浴槽がひとつ、湯温はその時々で42~44℃くらいとかろうじて何とか入れる温度帯で、水道蛇口だけはあって加水出来なくはありませんが、温湯好きには少々ハードルの高い湯ではあります。
湯垢か綿埃みたいな湯の華が漂うけど今回は(前回ほどには)硫黄臭はほとんど感じられず、でも結構温まる湯です。
シャワー・湯蛇口なし、シャンプーなし、今回は石鹸ありで、夕方には結構地元の日帰り入浴客が次々とやってきます。
今回も例のごとく食事なし自炊で宿泊予約したのですが、後から考えると@3800ほどで2食付いてお世話になれるので、どんな食事がいただけるのか後から凄く気になって、食事つきにすればよかったと後悔するのです。
いちど機会を見つけて食事付き宿泊にチャレンジしたいです。