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四郎兵エ館
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大仙 協和温泉

≪2015年03月宿泊≫(1泊)

おおむね毎年3月恒例の秋田湯治旅に向かう道すがら、ちょっと途中1泊ということで素泊まりオール込みで@3200でお邪魔することにしました。

ちなみに1泊2食オール込みでは@6600、でも4月から少々値上げするのだそうで、前回お邪魔した時は13時半くらいの到着だった記憶があって今回は14時半の宿入りで、例によって正直見た目あまりパッとしない (^^; ) 宿すぐ目の前に車を停めます。
秋田 四郎兵エ館

宿は平屋で客室10室弱、ご案内いただいたのは玄関寄り2部屋目の「だいこく」です。
秋田 四郎兵エ館 玄関
秋田 四郎兵エ館 玄関
秋田 四郎兵エ館 だいこくの間

部屋は内鍵つきの木の扉を入ると踏み込みが1畳、ふすまを開けると6畳間です。上部が押し入れになった1畳分くらいの床の間(というかTVスペース)があります。
秋田 四郎兵エ館 だいこくの間
秋田 四郎兵エ館 だいこくの間室内
秋田 四郎兵エ館 だいこくの間室内

部屋備品は和テーブル、お茶セット、教育含め5チャンネル映る22インチワイドくらいの無料デジタルテレビ、ファンヒータといったところでシンプルな感じです。

アメニティは浴衣と丹前があり、コンセントは床の間隅に3口×1(TVとファンヒータで2使用)、床の間と逆の南側壁窓わきに2口×1、窓はカーテンがかかっていないので、朝寝坊はなかなかまぶしくてツラいでしょうがダブルガラスで冬場でもさほど寒くはないでしょう。

風呂は玄関上がってまっすぐ進んで建物中ほど左手に男女別内湯があります。
秋田 四郎兵エ館 浴室入り口

浴槽は新しい感じの空色のタイル貼りで2mほど×4mほど、無色透明無味無臭で40度くらいの長湯むきの湯が20リットル/分ほど掛け流しになっていて、包み込むような柔らかい実に塩梅のいい名湯で、とても癒されます。
秋田 四郎兵エ館 脱衣所

17時頃になると周辺住民が続々と銭湯にやってきます。
秋田 四郎兵エ館 浴室内

自分を除くすべての人が知り合いみたいな感じで、自分には全く解せない言葉のコミュニケーションを交わしていました。実に和気あいあいとしたまさに地元に溶け込んだ、これぞ普段着の温泉という感じです。

もっとも2基あるシャワー付き混合水栓蛇口はお変わりなく湯量がかなり少なくて、若干実用性に課題がないでもありません。
ボディーソープ・シャンプー類はありません。

当宿の自炊施設はお宿の調理場(玄関と風呂のなかほど左手)を入ってすぐ右の流しと無料コンロ(1口×1)、洗面所脇の2扉150リットルほどの冷蔵庫だけです。
秋田 四郎兵エ館 厨房
秋田 四郎兵エ館 自炊エリア
秋田 四郎兵エ館 冷蔵庫

宿泊予約時にはちょっとコンロの具合が良くなさそうな口ぶりでしたが当日はちゃんと使えて、お宿の電子レンジも利用OKだったので使わせていただきましたが、なんだかイマイチ使い方が良くわからない機種でした。
ちなみに調理場自炊エリアの照明は廊下の非常ベルと炊事場の間の壁にスイッチがありますが、「ラーメンの汁他すすぎ洗いはこちらで←」という掲示書きにやや隠れていてわかりにくくなっています。
秋田 四郎兵エ館 自炊エリア証明スイッチ

調理場で洗い物をしていたらご主人が実にうまい濁り酒を封切りでふるまってくれたりすることもあるお宿なのです。
秋田 四郎兵エ館 館主の差し入れ

もちろん、偶然にも東北ではレアな関西の酒を携帯していたので、館主にご返杯したのは言うまでもありません。

寝具はマットレス×2、木綿敷布団×2+木綿掛け布団×2+毛布×3が押し入れの中にありセルフ敷きです。
どうも今回の滞在では宿泊は自分だけで、日帰り客は結構ひきもきらないもののもったいないことおびただしい限りです。

相変わらずご主人もにこやかだし奥さんも気さくで居心地もよく、こちらのお湯も宿もお薦めです。
帳場内にWiFiルーターはあって宿泊客利用もOKですが、どうも厨房とか浴室が電波障壁になって玄関側の2部屋くらいしか電波が届かないような状態だったので、ネットにつながりたい人はロビーでやるのが良いようです。

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