森山荘
東北（岩手県）格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石　国見温泉

≪２０１５年１０月宿泊≫（１泊）

今年もとうとうこんな季節になってしまいました、って感じで、今年度の営業終了間際に滑り込みで年末のご挨拶をしに来ました。
例によって自炊１泊部屋代＠３０００＋消費税￥２４０＋入湯税￥１５０の都合￥３３９０でお世話になれるので数日間ご厄介になりたいところなのですが、スケジュールと財布が押し押しでやむなくのオンリー１泊です。

娑婆で昼食を取ったのち食材仕込みを済ませてお宿についたのは１３時半頃で、朝方の小雨も上がって好天でいつ雪が来てもおかしくない１０月末なのに相変わらず犬を連れたお客さんで繁盛しています。


聞けば少し前の１０月中旬、北海道や須川高原温泉に雪が降った日にはこちらも１日吹雪だったそうで、でも天候が回復して今回の滞在中はストーブなしでも何とかなるくらいの過ごしやすい陽気でした。
ちなみに今回はすでにスタッドレスに履き替えて万全の態勢で来たので、雪が降ろうが槍が降ろうが自分は一向にどうってことはないのです。

勝手知ったるなんとやらで今回も７号室指定で予約していて、手際良くチェックインから入室をこなします。



基本的に以前と変わらぬ７号室で、畳６畳部屋に毛布＋化繊掛け布団＋羊毛敷布団は３セットになっていて、うち１セットが下ろしてあります。



その他室内設備はちゃぶ台お茶セットで、お着き菓子岩手さんはあるけどアメニティは一切ありません。

少々驚いたのはこの時期にしては泊まり客が意外と多く数組あったことで、とはいえ８・１０号室は空室で共用部は相変わらず独占利用です。


ガスコンロ（２口×１）・流し（蛇口×２）・食器棚（数人分の各種食器や鍋釜類）・洋式水洗トイレとかがあって、冷蔵庫がないのはいつも通りで、ガステーブルのコンロ１口はまだ火がつきませんでした。


内湯は４１～４２℃で、やはり時期的に温度が下がるようで露天はさらに低くて３７～３８℃と絶好の長風呂加減です。これ以上低温になると湯から出られなくなりますが、いい塩梅なので初冬の少々寒々とした景色を見ながら１時間半ほど湯を楽しみました。



翌朝はまずは内湯、こちらに通うようになって長いのですが、初めて一番風呂を獲ることができました。
こちらの内湯は長時間入浴者がないと湯の表面に薄い氷のような湯の華が形成されます。


まぁこれを全面破壊して入湯したからどうってわけでもないですが、早起きは３文の得ということにしておきましょう。
とまぁ国見の湯を楽しむのも今年はこれで最後、いちおう今季は１１／１０が最終日だそうですが、さすがにぐっと寒くなるだろうと思うと登ってくるモチベーションが萎えてしまいます。
よって、良いお年をお迎えくださいと森山荘を後にしたのでした。
来年は諸般の事情が許せばもう少し頻繁に登ってきたいものです。