松葉荘(別館)
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
鮭川 羽根沢温泉
≪2016年05月宿泊≫(1泊)
首から肩にかけてどうもしつこい筋肉痛に苛まれて辛いので酒田方面にナマヌル湯の1泊湯治に行って、せっかくここまで来たのだからと平日のみ提供のビジネスプラン1泊2食付きオール込み@6608で当宿にも顔出しすることにしました。
折しも快晴で気温は5月中旬ながら25℃ほどにもなる好天続きで、新庄で食事をしたり仕込みをしたりしてお宿に着いたのは14時、チェックイン時間は15時なんですが例によって早くついてしまいました~と押し入りました。
ちょうどバナが近所のおじさんに連れられて散歩に出かけるところで、夏毛に生え換わる時期なので結構ボサボサ状態でお出迎えです。
いつもにこやかな女将さんにご案内頂いた今日の部屋はなんと初めての3階客室で307号室、この日は3階が4室、2階は3室、1階1室とかつてないほど宿泊が多くていったいどうしたことかという感じで、よって3階へのご案内となったのでした。
因みにお隣の加登屋旅館さんは歓迎看板を見る限り泊まりは一組で、必ずしも羽根沢温泉の認知度・人気が改善して泊り客が多い訳ではなさそうです。
部屋は鍵のかかる扉を入って踏み込み1畳、客室は畳敷き10+奥行き30cmほどの床の間というレイアウトです。
床の間には30インチワイドくらいで6チャンネル映る無料デジタルテレビ、ファンヒータ、冷蔵庫があり、やたらたくさんのお賽銭で笑いが止まらない布袋様も鎮座されています。
冷蔵庫は扉のポケットには宿の売り物が入っていて、本体の冷蔵スペースや冷凍スペースは自由に使えました。
室内設備は他にはお茶セットと和テーブル、座椅子、ソファーベッドでエアコンもあり、チェックイン時すでにマットレス×2+木綿敷布団×1+羽毛掛け布団×1+毛布がセット済みです。
ビジネスプランなのでアメニティはティッシュだけです。
コンセントは床の間布袋様の脇に2口×1だけでOAタップや三又ソケットでかなりなタコ足状態になっています。
1階奥にある男女別の内風呂は、例によってやたら温まる43~44℃の掛け流し、ツルツルヌルヌルのお湯ですが、到着日は左手前側の小浴場が男性風呂になっていたので、宿泊客がチェックインし始める前にさっさと入浴するのが賢明ということで、到着してすぐに1時間ほどと夕食前に1時間弱ほど、存分に入浴しました。
シャワー付き混合栓×1、ボディーソープ、リンス入りシャンプーがある浴室です。
塩化ナトリウムと炭酸水素ナトリウムが主成分のお湯なのですが、気になったのはちょっとなめてみてかつてのように塩気が感じられなかったことで、泉質が変わってしまったんだろうかと思ったりします。
入浴していて気付いたことですが、酒田の小林温泉だとお客さんは例外なく皆さんこんにちわ~と挨拶しながら浴室に入ってくるのですが、当宿では昼~夕方にかけての入浴者は誰一人として挨拶をかわしません。
朝風呂の時は2人ほど挨拶を交わしましたが、どちらが劣っているとかいうことではないのですが、改めてそれぞれの客構成の違いに想いを馳せることとなりました。
夕食は18時に部屋にお持ちいただけます。
ビジネス宿泊ということで湯の価値と料理と滞在環境のバランスで満足度は主観的に変わりますが、前回(2015/03宿泊)は前々回(2014/03宿泊)よりかなり夕食内容が変わったもののかろうじてOKでしたが、今回はちょっとコストパフォーマンス低下に懸念を抱く食事になってしまいました。
鍋は具だくさんのみそ汁、山菜小鉢はまぁ普通、白っぽいのはマカロニサラダ、魚は銀カレイのかなり濃い味付けでごはんはコンビニおにぎり3個弱で、宿泊料金に比べて少々見劣りする料理内容に思えます
これまで観光客が来ない時期にばかり来ていたのですが、観光シーズンは以前からこの程度だったのか、別の事情か、う~ん、という印象です。
個人的にはマルリンその他持ち込み食材を食べる十分な余裕ができるので、あまり量が多くないのもそれはそれで良い側面はありますけどね。
食べ終わったら食器は廊下に出しておくルールです。
朝には浴室が男女入れ変わっていて大浴場側が男性風呂になっていたので、出発までに2回ほど広々マッタリと朝風呂を満喫しました。
シャワー付き混合栓×2、ボディーソープ、リンス入りシャンプーがある浴室ですが、湯温はやはり体感43~44℃、かなりの温まり湯です。
朝食は7時半から8時くらいということで7時半でお願いし、少し遅れて部屋にお持ちいただきましたが、やはり昨年より品数が減ってコーヒーも無くなってしまっていて、少なからず残念な印象です。
宿泊客が使えるWiFiは室内では不安定なものの廊下まで出れば電波強度もそこそこで、まぁまぁな通信スピードが出ていました。
今回はバナにお別れを告げてチェックアウトしました。全然ほえない子だそうでとにかくもの静かにお見送りしてもらいました。
温まり過ぎる湯なので寒くなるまではしばしご無沙汰するとして、かなりリピートしていた宿なんですが食事にかなりクオリティダウン感が否めないので、今後の再訪方針は若干微妙なかんじでしょうか。