ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


森山荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 国見温泉

≪2016年06月宿泊≫(1泊)

岩手県北とか裏八幡平あたりには冬期休業する湯治宿が少なくなくて、寒さが緩むと新年のあいさつにハシゴ湯治しないといけないキモチが沸々と湧きあがってくるのです。
今回はそんな訳で恒例北東北の山奥温泉ツアーということで皮切りはおなじみ国見温泉なわけで、自炊宿泊@3000に入湯税¥150と消費税¥240の都合¥3390で1泊です。

予約電話で名を名乗ると毎度ありがとうございますと、もはや常連の貫禄充分ですな。

24℃の下界から16℃の国見入りしたのは14時、チェックインしたらつい先ほどまで猛烈な吹き降りの大荒れの天候だったらしいのですが、ウェットではあるけど普通に涼しい曇天の到着です。
岩手 森山荘
岩手 森山荘

特に部屋指定しなくてもご案内はいつもの7号室、リピーターとお宿の阿吽の呼吸というやつでしょうか。
岩手 森山荘 7号室

基本的にお変わりない7号室は、畳6畳部屋に毛布+化繊掛け布団+羊毛敷布団は3セットがってうち1セットが下ろしてあります。
岩手 森山荘 7号室内

その他室内設備はちゃぶ台お茶セットで、お着き菓子岩手さんはあるけどアメニティは一切ありません。
岩手 森山荘 7号室内

ガスコンロ(2口×1)・流し(蛇口×2)・食器棚(数人分の各種食器や鍋釜類)・洋式水洗トイレとかが部屋裏口を出た共用スペースにあって、冷蔵庫がないのはいつも通りで、ガステーブルのコンロ1口は火をつけても手を離すと消えてしまう前回同様です。
岩手 森山荘 7~10号室共用部
岩手 森山荘 7~10号室共用部

ちなみに当宿は自家発電なので客室内にはコンセントはなくて、自炊棟だと共用部の流し脇と洗面に掃除機のための業務用コンセントがあるのですが、自分はだいたい持参の延長コードで電源を部屋に引き込んでいてお宿も黙認している感じでした。
今回行ってみたらコンセントにお宿のものと思しき電源延長ケーブルが刺さっていて、ついにオフィシャルに宿泊客が電気を使うことが認められたようです。
岩手 森山荘 7~10号室共用部電源

もっとも自家発電なので容量のでかい電気製品(ヘアドライヤーなど)を使うとブレーカーが落ちて宿中が大騒ぎになる懸念があるので、せいぜいスマホやPCの充電に使うようにしてください。

今回は往路でホルモン煮込みを仕込んできたので、これに野菜や豆腐を加えて煮込んで夕食準備をしたのち、露天に繰り出したのは15時頃でした。
岩手 森山荘 露天営業案内

湯温は39~40度と絶好、しかも独占だったので気持ちよく1.5時間寝込んでしまいました。その後さらに内風呂で1時間ほおど過ごして部屋に戻ったのですが、小雨でそこそこ風が吹いていて天候は良いとは言えないながら、この時期少々気になるブヨは天気が悪いと出てこないので逆にそれが幸いしてのんびり過ごせました。
岩手 森山荘 露天風呂
岩手 森山荘 男女別内風呂
岩手 森山荘 男性脱衣所
岩手 森山荘 男性浴室内

ちなみに当宿の露天には屋根があるので、荒天でも心おきなく入浴できるのが評価ポイントなのです。

部屋に戻ったら共用部をシェアする10号室にお客さんが入っていて、聞けば花巻から来て2泊の自称常連客だそうです。
考えてみれば8号・10号にお客さんが入っているのを見かけるのは久しぶりで、もう少し繁盛してもよさそうなものです。

夕食は釜石ホルモン煮込みとか数品を美味しく頂き、夕食直後に寝落ちしてしまいました。
岩手 森山荘 自炊夕食

夜通しかなりな吹き降りで翌朝はガスが出ていましたが、いまさら見晴らしを期待するほどノービスじゃないしブヨが出ないのが何よりなので、39~40℃の露天で1時間ほどマッタリしました。
岩手 森山荘 露天眺め
岩手 森山荘 露天眺め

この時期明るいうちは絶え間なくどこからともなくホーホケキョが聞こえる、東北屈指の湯が湧く湯治場なのです。
暑くなるとブヨの活動が盛んになるので次回訪問はやはり秋口、チェックアウトの時にもうお帰りですかと名残惜しそうにしている館主にそう言ったら、同じことを言う常連さんが他にもいるとのことでした。
岩手 森山荘

確実に悪天候になるなら夏場でも来るんですけど、温泉ファンが考えることは似たり寄ったりなんですね。

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