ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


いさぜん旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 東鳴子温泉

≪2018年07月宿泊≫(1泊)

某事情により灼熱にして過酷極まる初夏の約10日をなんとか乗り越え、周囲から疲れ出さないようにねと言われたけど全然大丈夫な自分ってちょっとタフガイかも(笑)と思ってたんだけど、やはり四肢に鉛のような疲れを感じ全身多発性筋肉痛は出てくるし手足はむくんでるし、抗えないパフォーマンス低下を認識して、これはマジ回復処置に取り組まなければならないと悟るあたりが、セルフマネジメントに長けたワタクシなのです。

この時期自然な涼しさの養生地は決して近くはないから、ともかくクーラー環境が整っているのがマストだと考えて、古よりの湯治宿たるこちらを静養先にセレクトしたのでした。
共同炊事場利用自炊タイプで一人一泊@4000+消費税¥320+入湯税¥70のしめて¥4390のこちら、前日16時頃に公式ホームページから予約を入れて、レスポンスがないので当日9時頃に確認電話を入れてからの訪問でした。
宮城 いさぜん旅館

途中岩出山のスーパーで食材調達していたら馴染み宿の女将さんがまさか同じレジに並んでて、その宿にはクーラーがないので今回は見送りにしたから超気まずい気持ちになったりしながら、13時過ぎに宿に到着です。

第二駐車場へ駐車してくださいという宿入り口わきの掲示がありますが、みんな停めてるし搬入しないといけない荷物も少なくないので、ご案内はさらっと無視して玄関前駐車からの入館です。
宮城 いさぜん旅館

当宿はホームページ予約で入力できるチェックイン時間は14時からなのですが、実はチェックイン13時OKなので、当然いち早く乱入からの入浴となります。
宮城 いさぜん旅館 玄関

玄関はいると円谷プロ系フィギアや古いポスターやら少し雑然としたレトロ感で、宿泊料前払いし宿帳を書いて部屋にご案内いただきます。
宮城 いさぜん旅館 玄関

案内頂いたのは2階207号室、階段上がって南西側の部屋で、下足を持参して室内下足入れに置くのが当館ルールになります。
宮城 いさぜん旅館 207号室

外鍵ありの207号室は踏み込み0.5畳の脇に50リットルほどの冷蔵庫と衣服入れがあり、客室部は6畳敷きで窓は部屋幅全面でカーテンなし・障子ありの1枚ガラスです。
宮城 いさぜん旅館 207号室内

窓下に30cmほどの奥行きの板張り棚と収納スペースがあり、内部に2人分の食器類と鍋2個が収納されています。
宮城 いさぜん旅館 207号室内

室内設備は6チャンネル映る20インチくらいの無料テレビ、エアコン(空調料追加チャージなし←ここ凄く大切)、ちゃぶ台、3合炊きほどの電気炊飯器、1扉冷蔵庫、お茶セット、フェイスタオルで、他にアメニティはありません。
宮城 いさぜん旅館 207号室内

セルフ敷きの寝具は化繊掛け布団・毛布・木綿敷布団が2セットでした。
コンセントは部屋隅テレビ下にTV+冷蔵庫用の2口×1です。

東鳴子で西向きの部屋とくれば30分に1本ほど窓外を電車が走っていくのですが、それはよいとして西日が結構きつくてなかなか冷房が効きません。
そういっても道路側の部屋は東向きできっと朝日がきつくて、午前中は冷房の効きが良くないかもしれない気がするからどっちもどっちでしょう。

なにはともあれまずは湯だべと部屋を出たら婆さま2人が炭酸泉に入っていくのが見えたので、このパターン多いよなぁと思いつついったん混浴風呂はあきらめて露天風呂付きの中浴場に歩みを進めます。
宮城 いさぜん旅館 風呂場前
宮城 いさぜん旅館 一階廊下

大浴場と中浴場は男女交代制で中浴場が午前9時頃から夜(?)まで男性用、大浴場は夜(?)から午前9時頃まで男性用という感じの時間割になっていますが正確な時間割はわかりません。
宮城 いさぜん旅館 中浴場入り口

大浴場も中浴場も源泉は同一なので、入浴適温ならどちらでもいいやって感じでしょうか。
宮城 いさぜん旅館 中浴場脱衣所

モール臭で暗褐色の中浴場内湯は42~43℃、露天は41~42℃なので、誰もいないのをいいことに露天に入ったり、内湯に入らず冷水シャワーを浴びたり無限ループを一時間ほど楽しみました。
宮城 いさぜん旅館 中浴場内湯

露天はけっこう真っ黒に見えるんですが、浴槽内が黒くペイントされてるだけで実はウーロン茶くらいの湯の色だったりします。
宮城 いさぜん旅館 中浴場露天

いったん上がって冷房ギンギンに冷えた部屋に戻り、寝転がったら1時間ほど魂が抜けてしまいましたが、チェックインが早いと仏様に挨拶に行ったり戻ってきたりしてもまだ何度も長風呂をできるのでうれしいです。

というわけで蘇生してから、お目当ての38℃ほどの炭酸泉を攻めてこれまた1時間ほど堪能したのでした。
宮城 いさぜん旅館 混浴入り口
宮城 いさぜん旅館 脱衣所前
宮城 いさぜん旅館 炭酸泉表示
宮城 いさぜん旅館 炭酸泉浴槽

同じ浴室にある鉄泉は44℃ほどと見えたので、それでなくとも室温が高くて風呂に入ること自体大変なので、右足親指で温度測定だけして即スルーです。
宮城 いさぜん旅館 鉄泉表示
宮城 いさぜん旅館 鉄泉浴槽

旅館部の奥にある貸し切り内湯は、今回は見に行きもしませんでした。

炊事場は1階混浴室横と2階階段上がったところにあります。
宮城 いさぜん旅館 自炊場

1階の炊事場には洗濯機や乾燥機もあったと思いますが今回は未確認で覗きもしてません。
2階の炊事場にはコインコンロが4基、蛇口3口と給湯機のある流し、ちょっとした調理器具や包丁まな板、食器洗い洗剤、電子レンジなどがあります。
宮城 いさぜん旅館 自炊場

今回は心身のパフォーマンス回復が最大目的、体への負担は最小限の手っ取り早い一泊湯治ということで食事に手をかけるのはやめにして、ゆえにおおむね購入総菜メインの、ナンチャッテ自炊湯治献立にしました。
宮城 いさぜん旅館 夕食

ビールに缶チューハイ、日本酒も少々飲んでちゃんと食器を洗って寝たのですが、よほど疲れていたのでしょうか、翌朝食器を洗った記憶が全くなくてどうしたっけと少々焦りました。

翌朝起床は7時前、チェックアウト11時だと朝もゆっくりできて実に寛げます。
起き抜けに炭酸泉に入り、確認したら鉄泉も42℃くらいだったので味見程度につかりましたが、やはり38℃くらいの炭酸泉のほうが好みですな。
朝イチ風呂ではわずかながら炭酸の泡付きが感じられたのが、ちょっとした自分へのご褒美でしょうか。

ちょっとだけ大浴場を味見した後、暑いこの時期部屋に戻ってクーラーがあるのはかなり有難くて、やはりまたもやしばし昼寝、それでも蘇生した9時半頃からまたもや30分強炭酸泉でパーフェクトな心身強制リセットを目指します。
宮城 いさぜん旅館 大浴場

8時過ぎくらいから湯を抜いて掃除だったみたいで、9時半はまだ湯がたまりきっていなかったのですが水量浅めの一番湯を満喫できました。
宮城 いさぜん旅館 炭酸泉

お客さんは数人宿泊しているように見受けられましたが、207号室の近所は泊りの気配は認められず、風呂でも結局ほとんどほかのお客さんと顔を合わせない貸し切り状態でのんびりできて、染みついたかと思われた疲れも解消できたのでした。

↑トップ