ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


飯田温泉
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
山形 飯田温泉

≪2018年11月宿泊≫(1泊)

諸般の事情で少なからずストレスマックスで、いつものことながら心身のケアをすっぺという沈着冷静な判断に至ったのでした。
おりしも蔵王大露天風呂の営業が本年余すところあと一週間、猛烈にあの湯に浸かりたくなってたまらなくなり、でも蔵王まで行って日帰りで仙台に帰投するのもあんまり効率良くないよなぁと思った訳です。

前々から湯がいいという評判で気になってた、高速バスドライバーのベースキャンプみたいな宿が山形蔵王ふもとにあったことを思い出し、味見に宿泊することにしたのがこちら飯田温泉です。
宿泊予約はいつもなら直接電話を入れるのですが、なんとなく楽天トラベルから申し込んでみました。
素泊まりワケアリプラン、土曜日で@4500に消費税¥360、入湯税¥150が乗って¥5010の仕上がりです。

山形 飯田温泉 敷地入り口

主に業務用の当宿、平日素泊まり@4000が土曜泊だと@4500になる理屈がよくわからないんだけど、まぁ思い立ったんだからやむを得ないとしましょう。

こちらは湯治宿ではないので宿泊客が使える炊事場はなく電子レンジもなし、ただしお願いすれば食材を厨房の電子レンジで温めてもらえるということは事前確認済みで、今回は本気の自炊湯治でなく惣菜持ち込みナンチャッテ湯治にすることにしました。

ちなみに徒歩10分ほどのところにヤマザワスーパーとか和風ファミレスとかがある至極便利な立地で、手ぶらで投宿しても食いっぱぐれはなさそうです。

チェックインが15時だし当日はすでに蔵王とか上山あたりで徹底的に温泉三昧してるので、食べ物飲み物を仕込み15時過ぎに到着しました。
うわさ通り高速バスが一台停まっていて、あまりに予定通りでなんだかちょっとだけ嬉しくなります。
山形 飯田温泉
山形 飯田温泉 玄関

玄関を入ると宿のおばさんが気配を感じたのか出てきて、先払いだそうで先にお支払いをします。
宿はL字型の先っちょから入館する感じで、全館二階建てのそこそこな室数です。
玄関はいると目の前ちょっとした帳場、右方向に廊下がのびて食堂、風呂、トイレとあって廊下反対側は客室、突き当りに洗濯室と右折して客室が数室です。
山形 飯田温泉 玄関内
山形 飯田温泉 一階廊下
山形 飯田温泉 食堂
山形 飯田温泉 見取り図
山形 飯田温泉 見取り図

一階は客室は7人部屋とか大きめの部屋で、2階に上がると2人部屋がメインになるようです。
山形 飯田温泉 客室案内

食堂はかなり広くて飲料自販機(ビール自販機は故障中)ゲーム機が2台、湯沸かしポットと朝食のみそ汁保温用IHヒータ1台があって、ここに電子レンジを置いたらいいのにと思うのです。

今日の泊りの222号室は一階廊下突き当りを右折してすぐにある階段を2階に上がったすぐの部屋で、キモチ風呂や洗面から離れた位置になります。
山形 飯田温泉 二階客室案内
山形 飯田温泉 222号室
山形 飯田温泉 222号室

外鍵がかかる開き戸を入ると踏み込み一畳、引き戸を開けると客室6畳+窓側に1.5畳ほど作りつけの段があってテレビ台になっています。
山形 飯田温泉 222号室内

室内設備は金庫、Eテレ含め6チャンネル映る無料テレビ、電気保冷庫みたいなヤツ(?)、和テーブル、エアコンといったところです。

入室時点ですでに寝具セット済で、木綿掛布団、毛布、木綿敷布団、マットレスの一式です。
部屋の押し入れには何も入っておらず、室外2階廊下コーナー近くの寝具入れから持ってきてる模様でした。
山形 飯田温泉 222号室内

アメニティはティッシュ、浴衣、タオル、歯ブラシで、お茶セットはありませんでした。
窓はシングルガラスで、しっかりした遮光カーテンがかかっているのは夜行バスの運転手さんが昼間熟睡できる配慮でしょうか。
コンセントは窓寄り壁に2口×1で、50cmほどの2口延長コードが刺さってTVと保冷庫で使用している感じです。

きわめてシンプルで最低限な客室ながら、部屋自体はとりたててワケアリというほどには思えません。
難を言えば洗面は階段を降りたところ、トイレはさらに一階廊下を左折したところにあってやや遠いことでしょうか。

温泉付きビジネス旅館色が強い宿で、コイン式洗濯機はあるものの調理加熱設備はありません。
廊下にところどころ50リットルくらいの冷蔵庫があって使えそうなのと、帳場にお願いすれば電子レンジ加熱はしていただけるので、最低限なんとかなる感じではあります。
山形 飯田温泉 二階廊下

ちなみにこちらは朝食付き宿泊プランはあるものの夕食提供プランは楽天では見当たらず、ビジネス宿泊にかなり特化している印象です。

さてお目当てのお風呂、給湯は毎分数リットル43~44℃のわずかに笹濁りわずかにヌルっとした肌触りの湯が1.5m×4mくらいの湯舟に張られています。
山形 飯田温泉 浴室表示

温泉表示上は加熱なし循環なしになってますが、見える範囲での給湯量と源泉温度と浴槽温度に違和感があって、でも湯口以外に湯の供給が見当たらないのが不思議なのです。
シャワーも鉄っぽいにおいがして源泉利用と見え、シャワー付き混合栓4基、ボディソープとリンスシャンプーとドライヤありです。
山形 飯田温泉 男性脱衣所

もし客室が全室稼働したら明らかに風呂のキャパが小さすぎる印象で、バスドライバーさんが泊るだけの通常期は良いんでしょうが、冬期蔵王にスキーに行く人が押し寄せてベースキャンプになったりしたらちょっと残念な感じになりそうです。
山形 飯田温泉 男性浴室

日帰り入浴は9時~13時だから、宿泊客とバッティングすることはなさそうでした。

夕食はヤマザワスーパーで仕入れた惣菜を、宿の厨房でレンチンしてもらって簡単に済ませました。
山形 飯田温泉 夕食

当日宿泊客は5人くらいと思えたのですが、従業員は女将さん一人しか見かけませんでした。
自分は素泊まりプランだったけど他のお客さんは朝食付きで泊っていたようで、朝風呂を出た時に食堂を覗いたら簡素な朝食を食べているようでした。

トイレはセンサー照明つき洋式水洗で、温熱シャワートイレもあり綺麗で快適でした。
WiFiが検知できたが当館のものかどうかは不明です。

まぁ湯質が好みであればそこそこ安いし、割り切って泊れば使い勝手は悪くないと思いますけど、まぁそういう感じでしょうか。 山形 飯田温泉

↑トップ