森山荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 国見温泉
≪2019年06月宿泊≫(1泊)
今年もはや6月中旬、温泉湯治の起源を探訪する八幡平への旅の季節となり、その第二アタックキャンプとしてこちらにご厄介になることにしました。
前回宿泊から越冬を経てすでに7か月ちょっと、もはや予約の電話を入れ仙台のニシカワですといえばすべて通じる感じになっている当宿です。
23℃のやや汗ばむ娑婆ではさほどやることもなく13時半頃に到着、16℃と至って快適です。
特に指定したわけでもないけどちゃんと定位置になった7号室で、自炊宿泊@3000+消費税¥240、入湯税が¥150で都合¥3390のこちらも予定通りな精算でした。
室内設備はいつもと変わらず、ちゃぶ台とお茶セットとティッシュ、ストーブがあるだけの自炊湯治部屋です。
今回ササヤカに驚いたことに、お着き菓子がカントリーマァムになっていて、まぁ大勢に影響はありません。
例によって敷布団2枚と毛布1枚と化繊掛け布団1枚が下ろしてあって、あと1組が押し入れに入っています。
調理や排泄は部屋奥の扉を開けて7、8、10号室共用部の炊事場・トイレを使う構造で、加熱調理設備はグリル付き2口ガステーブルが1台のみで電子レンジなし、鍋釜薬缶は3部屋でシェアするには少なめ、食器類は多くはないが4~5人分くらいがあります。
こちらは自家発電なので、うかつに家電を持ち込んだりしたらブレーカーを飛ばして大騒ぎになるから、ここでは持ち込み電気器具類は封印なのです。
10号室に泊り客が居るような感じでしたが、結局顔を合わせずじまいで実質貸し切りだったので快適でした。
冷蔵庫は本館にはあるけどこちらにはないので、自分はいつものように下界のスーパーでガッツリ保冷氷を仕込んで登って来てます。
荷物の搬入が済んだらなにはともあれ露天に直行です。
露天は37℃の絶好温度、時期的にブヨの発生が気がかりだったけど、14時前から16時までの間に大小各1匹出ただけで、いずれも浴槽に払い落としてのんびり入浴ができました。
周りの新緑の森の蝉しぐれと相まって、心身が解放できます。
ちなみに11時半から12時半と20時から21時は、露天は女性専用時間帯です。
いったん食事の下ごしらえに上がってその後内湯突入、珍しくやや低めの39~40℃ながら少し鈍ってる感じでした。
ちょっと不都合だったのは、入り口側の洗い場の混合水栓が壊れてたことですが、大勢に影響はありません。
半年強ぶりに十分国見の湯を満喫したあとは、部屋の裏の自炊厨房で夕食作りに励みます。
昼食が結構ボリューミーになってしまったので、少しヘルシー控えめにしてみました。
さて明くる朝風呂はやはり屋外は寒いだろうということで内湯からだったのですが、給湯が止まっているのに体感44℃の激熱で、それでも30分ほど温まって体にスイッチを入れます。
軽い朝食後には露天再突入、昨夜は数人は宿泊客がいたように思うのですが誰も露天に来なかったので、1時間半ほど38℃くらいの湯を独占させていただきました。
湯温が塩梅良いヌル湯で、平気で1時間や2時間浸かり続けられるので、半年のブランクを解消できたのでした。