三右ェ門
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
花巻 台温泉
≪2020年01月宿泊≫(1泊)
しばらく仕事がハードだったので目は霞むし首肩はガチガチで、少し前に〇天トラベルがセールをしてた時にこちらのたたき売りを見つけ格安で予約していたのでこれ幸いと、ちょっとリフレッシュしに来たのです。
普段の相場は2人素泊まりで消費税込み@6050+入湯税¥150くらいのところ、消費税込み@3410+入湯税¥150でのお得な素泊まりです。
朝のうちは仙台も積もりこそしないものの良いペースの降雪で、でも花巻で夕食材を仕込むころは止んで、この時期の台温泉には珍しく道はドライです。
チェックインは15時らしいので毎度のことで14時過ぎに奇襲敢行、車はピロティ式になっている一階建物下のスペースに停めました。
冬季降雪するこのあたり(というか東北全般)は、チェックアウトしたら車が雪だるまになってることが普通で、なので車に着雪しないのは暖冬でない例年であればかなりアピールになる気がします。
さて下足のまま入館するこちら、せいぜい2階建ての宿が多いこの辺りは珍しいエレベータで3階312号室にご案内で、窓は1面しかないけど一番奥の角部屋です。
WiFiパスワードステッカーが貼られた頑丈な扉を押し入るとユニットバストイレのある3畳ほどの踏み込みで、50リットルほどの冷蔵庫とか湯沸かしポット、お茶セットなどがあります。
下足箱には宿名入りの雪駄が3足あって館内はこれで移動しなさいということでしょう、普通はスリッパだから少し高級感が出てます。
冷蔵庫には水が冷やされていて、ちょっとした心遣いに好感が持てます。
客室は8畳+2畳強のカーペット敷テーブルセットコーナーでなかなか広々しています。
室内設備は和テーブル、床の間に5チャンネル映る32インチ無料地デジテレビ、衣装入れ下に金庫、エアコンといった感じです。
アメニティはタオル、歯ブラシ、カミソリ、バスタオル、浴衣、丹前、ティッシュで、お着き菓子は味噌クルミ饅頭でした。
すでに敷布団×2+羽毛布団×1が敷いてあり、押し入れに敷き布団3枚、掛け布団1枚があります。
掛布団に襟シーツがセットしてあって清潔感があるのも好感ですね。
かなり大きな窓は1重ガラスで、障子とカーテンがはまっているので遮光はおおむね大丈夫な感じですが、冬季だと窓の結露で室内はかなり乾燥するかもしれません。
コンセントは部屋入り口わきに2口×1、床の間テレビ脇に2口×1がありました。
風呂は1階一番奥で、6時~9時と15時~22時半が入浴可能時間帯になっています。
温泉にしては入れる時間が短い気はしますが、源泉がかなり熱くて浴槽を満たすのにちょろちょろしか給湯できないから、シャットアウト時間が長引くんでしょうか。
脱衣所から浴室に入るドアはなぜか2か所あって浴室内洗い場も2か所、一方の入り口はメイン浴槽に直行する扉で、もう一方は露天に出るためのサブ扉って感じです。
メイン浴槽は3m×6mくらいのやや深い浴槽、それとL字型に一体になった窓側に3m×3mほどの寝湯というか浅い浴槽があり、42℃ほどで毎分数リットルほどのたぶんかけ流しになっています。
泉質表示は硫黄泉なのですが、無色透明無味かすかな硫黄臭です。
外に出ると内湯浴室に隣接して2m×3mほどの露天があって、こちらは訪問時で39~40℃の好みの温度でした。
主に露天で2時間ほどまったりしました。
エレベータホールに冷水のポットがあって、おもてなし心配りが感じられます。
夕食は花巻食事なし宿泊といえばスルー出来ない夜来香の焼き餃子、そのために遠路はるばるホットプレートを担ぎ込んで一人熱々餃子パーティーです。
今日は思いもかけず昼食がボリューミーだったので、餃子は2人前でセーブして、ほかに娑婆で調達した総菜をちょっと足して食べました。
翌朝は目覚ましは6時にセットしてたものの不発で7時起床から朝風呂、内湯と露天を30分くらい味わって体を温めます。
軽い朝食後9時までの小一時間ほど、また露天に浸かってから撤収しました。
自分が泊るにしては結構あちこち気配りができたちょっとハイクラス気味な宿ですが、お買得になっていればネタ作りにはいいし居心地も良いお宿で、でも自炊設備がないのは仕方ないとしてせめて電子レンジがあればなぁと思ったのです。