ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


いさぜん旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 東鳴子温泉

≪2020年08月宿泊≫(1泊)

例年この時期はお盆帰省の重労働で心身ボロボロになって、山の上に2~3泊療養に行くところなのですが、今年はコロナのあおりで帰省は自主規制というか下手に動いて感染するのも嫌だから巣ごもりしていたのです。
なので体にダメージはなくて、でもデスクワーク漬けからアイデアというか集中力が底をついてしまい、やはりここはリフレッシュの必要性を痛感したのでした。

とはいえ遠くの涼しい静養地に行く元気も熱い湯に入る体力もない、ということで、クーラー完備でヌルい湯があるこちらでプチ静養することにしたのです。
自炊宿泊一人一泊@4000+消費税¥400+入湯税¥70のしめて¥4470で、前日電話で宿泊予約しての訪問になります。

チェックインは昼過ぎたらOKだということで遠慮なく13時ちょっと前に着宿、少し離れた第二駐車場へ駐車してくださいという宿入り口わきの掲示がありますが、みんな停めてるし搬入しないといけない荷物も少なくないので、ご案内はさらっと無視して玄関前に駐車します。
宮城 いさぜん旅館
宮城 いさぜん旅館 玄関

玄関はいって目の前は円谷プロ系フィギアや古いポスターやら少し雑然としたレトロなたたずまいで、案内を乞うたらお約束の非接触体温測定の入館儀式で36.6℃、アルコール手指消毒ののち宿帳記入からタオル歯ブラシとひきかえに宿泊料金前払いでチェックイン終了です。
宮城 いさぜん旅館 玄関
宮城 いさぜん旅館 フィギア

今日のお家は8号室、建物北東角の初めてのお泊りの自炊部屋で、下足は持参して室内下足入れに収納するのが当館ルールになります。

帳場右手の階段を上がって踊り場にWiFi親機を見ながら入室です。
空いてて回線使い放題ということもあって、youtube音楽動画がスムーズに見られました。

外鍵ありの8号室は踏み込みなしのスリッパは廊下で脱ぐ部屋で入り口にはカーテン、客室部は6畳敷き、窓側に2畳ほどのキッチンスペースがあって障子で客室と仕切られています。
宮城 いさぜん旅館 8号室
宮城 いさぜん旅館 8号室

廊下側には入り口わきに押し入れ、その横に所持品を置く物置スペースがあって、室内設備は3段棚に炊飯器とアルコール消毒ジェル、中央にちゃぶ台とお茶セット、今回スイッチを入れることのなかった20インチくらいの無料地デジ液晶テレビ、エアコンといったところです。
宮城 いさぜん旅館 8号室内
宮城 いさぜん旅館 8号室内
宮城 いさぜん旅館 8号室内

キッチンスペースには無料コンロ、その下に45リットルくらいの冷蔵庫、反対側に流しがあって鍋、フライパン、食器、若干の調理器具や食器洗剤があって、簡単な自炊には何の不自由もありません。
宮城 いさぜん旅館 8号室キッチン
宮城 いさぜん旅館 8号室備品
宮城 いさぜん旅館 8号室キッチン

セルフ敷きの寝具は掛け布団・毛布・木綿敷布団・マットレスが2セットでした。

コンセントは部屋隅テレビ下と室内にもう一か所、異形のコンセント形状でそれに短いコードの2口OAタップが刺さっていて、まぁ使用に支障はありません。

窓は部屋幅ほぼ全面で明るくて、でもカーテンサイズが中途半端で窓を覆いきれない感じです。

寝具設営後はなにはともあれ風呂に突入ということで、13時半にまずは当館自慢の炭酸泉を攻めます。
宮城 いさぜん旅館 浴室案内掲示
宮城 いさぜん旅館 混浴室
宮城 いさぜん旅館 脱衣所
38~39℃の弱い燻製臭・ジンジャエールくらいの色付きで今日は誰も入浴者が無くて、いきなり2時間の長風呂となりました。
宮城 いさぜん旅館 炭酸泉
宮城 いさぜん旅館 炭酸泉

一方の鉄泉は表面温度45℃超えで一瞬腰が引けて、攪拌して44~45℃になって、入れなくはないものの気温が高くて入る気にならなくて、せっかく来たし挨拶ということでちゃぽっと30秒ほど浸かっただけです。
宮城 いさぜん旅館 鉄泉
宮城 いさぜん旅館 鉄泉

混浴室の横の大浴場と中浴場は男女交代制で中浴場が午前9時頃から夜(?)まで男性用、大浴場は夜(?)から午前9時頃まで男性用という感じの時間割になっているような気がしますが正確な時間割はわかりません。
ということで大浴場は女性専用時間で当日はスルー、いっぽう翌日になるとたぶん女性専用になって入るチャンスがないであろう中浴場を少し味見しました。
宮城 いさぜん旅館 中浴場廊下
宮城 いさぜん旅館 中浴場入り口

大浴場も中浴場も源泉は同一なので、入浴適温ならどちらでもいいやって感じでしょうか。

モール臭でやや暗褐色、油臭+燻製臭の中浴場内湯は43~44℃、露天は41~42℃なので、誰もいないのをいいことに露天に入ったり、内湯に入らず冷水シャワーを浴びたり無限ループを一時間ほど楽しみました。
露天はけっこう真っ黒に見えるんですが、浴槽内が黒くペイントされてるだけで実はウーロン茶くらいの湯の色だったりします。
宮城 いさぜん旅館 中浴場内湯
宮城 いさぜん旅館 中浴場露天

16時半くらいに炭酸泉に再突入しようかと覗いたら日帰り客さんが入っているようだったので、まぁもういいかと部屋に撤収しました。
旅館部の奥にある貸し切り内湯は、今回は見に行きもしませんでした。

風呂に行く前に部屋の冷房を最強にしていたものの、こちらの部屋のクーラーは出力が弱めなのか、夜はそこそこ冷えるけど夏の日中はイマイチで汗が引くまで時間がかかる感じです。

過去お世話になっていた共同炊事場は2階階段上がったところにあり、今回は部屋に炊事場があったもののナンチャッテ自炊の仕込みをしてきていたので、まじめに調理はせずに共同炊事場のレンチンだけで夕食に突入です。
ちなみに2階の協働炊事場にはコインコンロが4基、蛇口3口と給湯機のある流し、ちょっとした調理器具や包丁まな板、食器洗い洗剤、電子レンジなどがあります。
宮城 いさぜん旅館 2階自炊場

購入総菜のハムカツとサバ味噌はレンチン、自宅で焼いた豚焼肉と蒸し野菜もレンチン、スパゲティサラダは冷たいままで十分旨いです。
宮城 いさぜん旅館 夕食

17時過ぎからビールに缶チューハイ、日本酒も少々飲んで、20時までにはあらかた呑み喰い終わりちょっと横になったら意識喪失し、気づいたら22時半で慌てて片付けしてあらためて就寝したのでした。

翌朝アラームは6時で活動開始は15分後くらい、まずは今日は男性専用になってる大浴場からの活動再開になります。
宮城 いさぜん旅館 大浴場
宮城 いさぜん旅館 大浴場
湯は中浴場と同じで42℃ほどで30分ほど味見し、その後腰タオル一丁ですぐ隣の混浴風呂に移動して、炭酸泉を1時間満喫しました。
宮城 いさぜん旅館 炭酸泉

どうも宿泊者は自分以外に1人だけみたいで、日帰り客が来ない時間だとその人が部屋から出てこない限りは誰とも会わず、貸し切り気分を満喫できます。
かなりそれを狙ってきたというか、コロナのご時勢ながら3密はおろか1密すらありません。

8時頃から湯を抜いて掃除だったと見える炭酸泉は、9時半にはまだ湯がたまりきっていなかったのですが、水量浅めながら一番湯を満喫できました。
湯が新鮮だと表面に炭酸の泡が漂って、ナニゲに効能がありそうです。
宮城 いさぜん旅館 炭酸泉

例年になく暑い夏ですが、ナマヌルい湯に存分に漬かり、部屋は冷房ギンギンでのぼせることもなくいい湯治をさせていただいたし、ちゃんと入湯税の納付にご協力してきました。
宮城 いさぜん旅館 入湯税のお願い掲示

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