いさぜん旅館
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 東鳴子温泉
≪2022年03月宿泊≫(1泊)
実は昨年夏にみやぎ宿泊割前売券を買った2セットの残り1セット¥5000分あって、失効するまでに使わねばということで訪問強行しました。
体にそれほどの蓄積疲労は無いものの、ジンワリポテンシャル落ち気味なのでまぁいい潮時でしょうか。
チェックイン時に清算で自炊宿泊一人一泊全込み@5020、前売り券額面¥5000(負担額¥2500)に¥20追加して心残り一掃の一泊です。
チェックインは昼過ぎたらOKだという認識で13時ちょっとすぎ着宿玄関前に駐車します。
毎度円谷プロがあふれかえる玄関を開けると、三毛ネコが三つ指ついてうやうやしくいらっしゃいませと迎えてくれます。
みやぎ宿泊割前売券先払いで入館の儀を済ませ今日のお家の208号室は階段あがってすぐ隣の6畳間、下足は館主が部屋案内を兼ねて持ってきてくれました。
WiFi親機は気のせいか新しい機種になったように見え、youtube音楽動画がスムーズに見られます。
外鍵があり踏み込み1畳入り口にはカーテン、客室部は6畳敷き、窓側に30cm幅の棚があってTV、炊飯器、食器入れ、下足入れ、他室内設備は座卓、お茶セット、エアコン、踏み込みに一扉冷蔵庫といった設備構成です。
食器入れは鍋、食器、若干の調理器具があって、共用炊事場の常備品と合わせると簡単な自炊にはおおむね不自由ありません。
コンセントは部屋隅テレビ下と冷蔵庫用の入り口近くに2口です。
窓は部屋幅全面で明るくて、でも障子が入っているだけなので、厳冬期は結露からの室内乾燥に悩まされそうです。
寝具設営後はなにはともあれ風呂に突入ということで、13時半にまずは当館自慢の炭酸泉に攻め込みます。
38℃のかすかに燻製臭・ジンジャエールくらいの色付きで今日は誰も入浴者が無くて、3時間の長風呂(うち1時間は意識喪失)となりました。
一方の鉄泉は46℃の激熱で一瞬入っただけですが、こちらには2人ほど入浴者があったようです。
混浴室の横の大浴場と離れた中浴場は男女交代制で、いつもは中浴場が夕方男性専用なのですが16時半にいったら女性用になってて、それではと大浴場でちょっとだけ髪を洗ったりして部屋に撤収です。
大浴場も中浴場も源泉は同じ東鳴子共同泉なので、自分はちょっと味見程度はいれば十分です。
モール臭でやや暗褐色、油臭+燻製臭の大浴場は42℃の適温でした。
旅館部の奥にある貸し切り内湯は、今回も気にもしませんでした。
2階階段上がったところの共同炊事場はコインコンロが4基、蛇口3口と給湯機のある流し、ちょっとした調理器具や包丁まな板、食器洗い洗剤、電子レンジなどがあります。
今回もほぼほぼナンチャッテ自炊湯治で、献立は冷凍グラタン、少し前に買っていたレトルトハンバーグ、某湯治宿で煮込んだ仙台牛スジ、しめ鯖、レンチン野菜、必要にして十分な水分って感じです。
食べ始めると思ったよりボリューミーで満腹になりました。
翌朝アラームは6時で活動開始は6時半、まずは炭酸泉に30分浸かってスイッチオンといいたいところですが、38℃わずかに足らない湯温ではスイッチが入り切りません。
それでもなんとなく温まったところでいったん軽い朝食に部屋に戻ります。
朝食後はせっかくだしと露天風呂併設の中浴場を攻めます。
露天43℃、内湯45℃、写真をいただいてさっさと見切りをつけてまたもや炭酸泉にGOしたのが9時半です。
なんとなく予期していた通り炭酸泉は湯の入れ替え中で半分くらいしか溜まっていなくて、まぁいいやと割り切って半身浴を決め込みます。
ほぼ浴槽満タンになった1時間後の10時半まで入りっきりです。
今回も存分に炭酸泉を吸収してお値打ちだったなぁと玄関に降りたら、今度は違うネコがお見送りしてくれました。