森山荘
東北（岩手県）格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石　国見温泉

≪２０２２年０５月宿泊≫（１泊）

今日の盛岡あたりは２３℃ですでにかすかに汗ばむ季節となり、国見も５月ＧＷ終わりころにアクセス道路の除雪が済んで新年を迎えたというわけです。


温泉にうつつを抜かしている余裕もないのですが、やはり今年度の始まりを祝いに行かないわけにもいかぬというわけで、新年のあいさつ訪問となった５月中旬です。


自炊宿泊＠３２５０＋消費税￥３２５＋入湯税が￥７５で都合￥３６５０と、ちょっと値上がりしています。
数日前に仙台の西川ですと電話を入れたら、今年もよろしくと打てば響くレスポンスで宿泊予約完了でした。

下界の昼過ぎ車の温度計は２３℃でうっすら汗ばむ陽気、でも県道２６６号国見温泉線にはいると次第にヒンヤリしてきます。


遠くにうかがえる秋田駒は残雪がまだらに張り付いていて、なんとなく大きなホルスタイン牛が横たわっているかにも見えるのです。
愛車温泉ビークルを走らせることしばし、国見に到着です。



まだそれほどシーズンムードが高まっていないというか車は多くなくて、お宿の経営は少し心配ながらのんびりできそうで、ちょっと嬉しい気分でチェックインして７号室に入ります。



室内設備はいつもと変わらずちゃぶ台とお茶セットとストーブがあるだけの自炊湯治部屋、今回もティッシュなしお着き菓子なしです。


例によって敷布団２枚と毛布１枚と化繊掛け布団１枚が下ろしてあって、敷布団１枚と毛布１枚と化繊掛け布団が押し入れに入っています。


調理やトイレは部屋奥の扉を開けて７、８、１０号室共用部の炊事場・トイレを使う構造で、加熱調理設備はグリル付き２口ガステーブル１台だけあって、鍋釜薬缶は３部屋でシェアするにはだいぶ少なめ、食器類は多くはないが数人分くらいがあります。


流しの下にあった４５リットルくらいの冷蔵庫はやはり硫黄で腐食し他界したまま、その後補充されていません。



母屋の冷蔵庫も使えはするものの、自分は下界のスーパーで飲料冷却用氷を仕入れてくる習慣で、たぶんそれが賢明です。

なおこちらは自家発電なので、うかつにドライヤーとか電力を食う家電を持ち込み使用したらブレーカーを飛ばして大騒ぎになるので、携帯やデジカメの充電くらいはいいとしても持ち込み電気器具類は封印するのが賢明なのです。

今回も７、８、１０号室は自分だけみたいで、共用部も貸し切りで快適です。

カメムシが数匹歓迎の行進をしていましたが、帳場にガムテープを借りに行って戻ってきたら、気配を察したか見当たらなくなっていました。

荷物の搬入が済んだら、なにはともあれ混浴露天に直行したのが１５時前です。



露天は４０℃、２ｍｍほどのブヨがすでに出始めていて、昼間外気温１８℃くらいだから朝風呂であればＯＫな感じでしょうか。


少しの間貸し切りだったけど後客さん３～４人２組ほどご入浴のなか、２時間まどろみました。


焦げたタイヤの臭いのする癖のある湯、いつもながらいい湯です。

１７時前に我に返り内湯に移動して、２人ほど先客さんがいたので記念写真は撮りませんでしたが４３～４４℃の内湯に軽くつかった後洗髪して部屋に撤収しました。



シーズン初めで人の動きが少ないということもあって、鈍っていないきれいな透明緑色な国見の湯を堪能でき、もっともすでに２～３ｍｍのブヨが飛び始めていて、刺されはしなかったものの煩わしかったです。

夕食は、昼ごはんが思ったよりボリューミーで空腹でなかったから軽めにして購入食材は一部使わずじまいです。


家で冷凍したっきりになってたメガネ肉３００グラムほどを焼いて、盛岡のＡＥＯＮで仕入れたイワシを焼き魚に、それと野菜炒めで結局また満腹です。
水分摂取は健康に不可欠であるのは言うまでもないことです。

もしかしたら寒いかもとダウンパーカーを仕込んでいきましたが、たまたまというか暑めな日だったから酔い覚めするほど寒くなりませんでした。

翌朝は晴れててまず体を温めるため内湯スタート、６時アラーム７時行動開始です。


貸し切りで４３～４４℃くらいで冷えた体には熱くて、白熊さんを連れて行くのを忘れましたが、今朝一番風呂と見えて湯面に膜が張ってました。


３０分ほどウォーミングアップ、少なくとも泊り２組４人くらいはいそうだったのに誰も入ってこなくて、彼らはいったい何しにここに来たのでしょう。


軽い朝食を食べ撤収準備も一部済ませて露天に再突入します。


８時半～９時半まで４０℃の露天を満喫しました。


９時頃から活動開始なのかブヨが飛び始めたので、刺されないうちに撤収しました。

夏場はブヨが煩わしいので次の訪問はたぶん冬季休業直前になりそうで、しばしのお別れです。