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森山荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 国見温泉

≪2022年10月宿泊≫(1泊)

認めたくなくても年を取るとだんだん時間がたつのが早くなって今年ははや10月も終盤、東北の辺鄙な山奥の温泉宿に年末のあいさつに来る時期です。
コロナに邪魔されることもあるけどこちらはだいたい春秋にお世話になる宿、効能を吸収して年越しに備えなければならないわけです。

世の中は全国旅行割とか雫石町の宿泊割引とかあるらしくて、使えるヤツないの?と聞いたら、朝食だけつく旅館宿泊プランが割引対象になるというので、参加することに意義があるとそれを使って泊ってみることにしました。
宿泊料@5500と消費税¥550に暖房費¥400と入湯税¥150の¥6600のところ、雫石割適用が▲¥3000で締めて¥3600の仕上がり、いつもの宿泊と大して変わらないけど一食つくのがメリットというところでしょうか。

もっとも常連さんの強権発動で、朝飯はあまり欲しくないから夕食として同じ献立で出してくれ、部屋はいつもの7号室だと、言いたい放題で予約成立です。
岩手 森山荘 国道46号線

宿に着いたのは14時くらい、周辺の紅葉はすでにかなり落葉が進んで、標高が低いあたりが色づいています。
岩手 森山荘 県道266号線
岩手 森山荘 県道266号線
岩手 森山荘

今日明日あたりから寒気団が襲来するんだそうで、でも1週間前に冬タイヤに換装してるからいつでも来いで山を駆け上がります。

意外と車が5~6台停まっていて、来週末くらいで営業終了なのにみんな物好きです。
岩手 森山荘 営業案内

チェックインで雫石割引キャンペーンの手続きをしたらご飯パックもれなく進呈、部屋はいつもの7号室だから、7号室前まで車をバックで入れていて手際よく荷物を下ろします。
岩手 森山荘 雫石割ご飯パック
岩手 森山荘 自炊部
岩手 森山荘 7号室

室内設備もいつもと変わらずちゃぶ台とお茶セットとストーブがあるだけの自炊湯治部屋、今回もティッシュなし、お着き菓子なしです。
岩手 森山荘 7号室内
岩手 森山荘 7号室内

例によって敷布団2枚と化繊掛け布団1枚が下ろしてあって、毛布2枚、掛布団1枚が押し入れに入っています。

調理やトイレは部屋奥の扉を開けて7、8、10号室共用部の炊事場・トイレを使う構造で、加熱調理設備はグリル付き2口ガステーブルが2台あって使えるのは1台、電子レンジなし、鍋釜薬缶は3部屋でシェアするにはだいぶ少なめ、食器類は多くはないが数人分くらいがあります。
岩手 森山荘 共用部
岩手 森山荘 共用部
岩手 森山荘 共用部食器

共用部のコンセントに、ドライヤーは使わないでねと注意書きがありました。
岩手 森山荘 共用部コンセント

この宿は自家発電でドライヤーのような電気を食うものを使うとブレーカーが落ちて全館ブラックアウトしかねないのですが、やらかした奴がいるんでしょうね。

今回は7、8、10号室は自分だけみたいで共用部は貸し切り、泊り自体もう一組くらいみたいで、静かでいい居心地です。
もう少し宣伝してもいいのにと思えます。

荷物の搬入が済んだら、なにはともあれ混浴露天に直行します。
岩手 森山荘 露天案内

露天は39℃の外気温13℃で絶好コンディション、寒いからブヨもいなくて14時~16時半までまどろみます。
岩手 森山荘 外気温
岩手 森山荘 露天
岩手 森山荘 白熊

先客が15分くらいで出て、そのあと1人×15分、2人×20分ほど以外はずっと貸し切りでお値打ちでした。
露天はいつもと基本変わらず、掛け時計が設置されて、ナニゲに便利になりました。
岩手 森山荘 露天
岩手 森山荘 露天

16時半に内湯に行ってちゃぽっと入ったら42℃くらいのいい湯なのに全身ヒリヒリ、露天で寝てる2時間半で弱い皮膚炎症が起きたかやはり結構効能が強くて、髪を洗ってもう一回少し湯につかって部屋に戻りました。
岩手 森山荘 内湯前
岩手 森山荘 内湯

朝食を夕方にいただく件は17時半でお願いしたので、それに追加する野菜炒めと釜石ホルモン(豆腐入り)を共用部で自炊して、17時半に本館食堂に攻め込みます。
岩手 森山荘 本館食堂
岩手 森山荘 本館食堂

献立は少し濃い口の一人きりたんぽ鍋が汁物替わりでしょうか、これに山菜や野菜の小針が3つ、コンビニおにぎり1.5個くらいのご飯と漬物といった構成です。
岩手 森山荘 朝食

館主に食べ物飲み物持ち込みOKをいただいたので、山菜をサカナに美味しくビールと缶チューハイと日本酒も飲んで、ストーブもたかれていて暖かいし充実ご満悦です。
岩手 森山荘 朝食+自炊

夕食終わって戻った7号室は10℃を切っていて、まぁ想定内でダウンパーカー持ってきてるからどってこともなく、部屋のストーブを使うまでもなく21時頃に湯疲れから爆睡に急降下しました。
岩手 森山荘 7号室温

翌朝は6時に覚醒、15分ほど湯疲れと戦ってようやく行動開始です。
室内温度は5℃ほどでしょうか、思ったほど寒くはない感じですが後で聞いたらこの朝今年の初霜が降りたそうです。
岩手 森山荘 7号室温

まずは内風呂に行って心身にスイッチを入れるのですが、やはり湯温は42℃ながら湯の成分が濃いから結構ヒリヒリ来て、体感は結構高温です。
岩手 森山荘 内湯
岩手 森山荘 白熊

体を温めるのが目的だから30分ほどであがり、部屋で軽い朝食をとります。

そのあとやはりというか露天に突入、湯温39℃外気温14℃で8時前から9時半まで温泉成分の吸収に励みました。
岩手 森山荘 露天
岩手 森山荘 白熊
岩手 森山荘 外気温

ここもあと2週間で冬季休業、来年もよろしくとあいさつを交わし無事用事を終えて娑婆に下ったのでした。
岩手 森山荘
岩手 森山荘 県道266号線

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