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伊藤屋
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
山形 蔵王温泉

≪2022年12月宿泊≫(1泊)

伊藤屋は2024/10末で閉館したとのことで、心から残念です。

なんとなくデスクワークの進捗が芳しくないしアイデアがひらめかなくなってふと、そういえば一か月ちかく温泉を吸収していないことに気づいき、必須栄養素を消耗してしまっていいアイデアが出るわけはなくて、体調マネジメントのため緊急ピットイン先に思いついたのがこちらです。

なにしろ冬場の硫黄補充は選択肢が限られる中、宿泊料金一人素泊まり¥5170+入湯税¥150、全国旅行割の補助で▲¥2100で清算額¥3220、そのうえウィークデーだと地域限定クーポンが¥1000×3枚いただけるということはもう日帰り入浴料金相当で宿泊できるわけで、お世話にならない訳にいきません。

仙台から関山峠を超えるときには今季初めての雪でもう冬到来だなぁと思ってましたが、さすが蔵王しっかり積雪しています。
山形 伊藤屋 関山峠山形側

着宿したのは13時過ぎ、予約時に早めについて共同浴場回りをしたいから駐車場を使わせてくれ、共同浴場入浴券をくれとわがまま放題予約をしたのです。

車を駐車場1番スペースに押し込んで共同湯入浴券をいただきに入ったらもう部屋の用意はできているとのことで、ありがたく荷物を部屋に放り込みいざ出陣です。
山形 伊藤屋 駐車場
山形 伊藤屋

13時半から川原湯、上湯、下湯と湯めぐりし、源泉3本の酸性硫黄を心ゆくまで吸収して15時半の入宿でした。
山形 川原湯
山形 川原湯
山形 上湯
山形 上湯
山形 下湯
山形 下湯
山形 伊藤屋

ご案内は前回同様に2階上がってすぐ右手玄関真上の104号室「フクジュソウ」、外鍵付きの開き戸を開けて踏み込み0.5畳に8畳の3人部屋で、窓際に30cm幅の板張りがあります。
山形 伊藤屋 玄関
山形 伊藤屋 104号室
山形 伊藤屋 104号室

6チャンネル25インチくらいの無料液晶テレビ、金庫、お茶セット、湯沸かしポット鏡台、セントラルヒータ、和卓、があります。
山形 伊藤屋 104号室内

アメニティはティッシュペーパーとお着き菓子の樹氷ロマン、タオルと歯ブラシ、浴衣と丹前、バスタオルで、結局どれも使いませんでした。
山形 伊藤屋 104号室内

高湯通りに面したシングルガラス窓の部屋で、下湯共同浴場が目の前ですが厳冬期は窓が結露して室内はかなり乾燥しそうです。
山形 伊藤屋 104号室外

コンセントはテレビ金庫脇とセントラルヒータ横に各2口×1でした。
入室時すでに綿敷布団×2と木綿掛布団1+毛布が下ろしてあって、踏み込みの隣押し入れに敷布団3枚と掛布団1枚があります。

部屋の外2階中央共用スペースには電子レンジと冷蔵庫があって、すぐ横には食器洗い洗剤+スポンジを備えた洗面と洗濯機もあり、炊事こそできないものの設備充実です。
山形 伊藤屋 2階共用スペース

館内にはフリーWiFiがあるという表示になっていたものの、該当する電波は見当たりませんでした。
風呂は玄関入って右手、帳場の奥隣で男女別内湯があります。
山形 伊藤屋 浴室入り口
山形 伊藤屋 浴室入り口
山形 伊藤屋 脱衣所

さすが蔵王の風呂だけあって腐食防止にほぼ全面木製、4m×1m強の湯舟に蛇荒川折口・インキョ・上の川混合源泉が毎分数リットルほどかけ流しでほぼ透明の44℃です。
山形 伊藤屋 男性浴室
山形 伊藤屋 白熊

どうやらほかに宿泊者はなく日帰りもなさそうで、湯の鈍りはほとんど皆無な印象です。

洗い場はシャワー付き混合栓3基でシャンプーボディーソープがあります。

共同浴場巡りで熱湯に体が慣れたか意外と長風呂できて17時前にあがったら女将さんと出くわして、(13時過ぎから15時過ぎまで)共同湯に行ってきたんですよね?と、要するに長々と風呂のハシゴをして挙句宿でも長風呂してることに呆れられたムードでした。
川原湯、上湯、下湯、宿の内湯、全部別腹だから大丈夫なんです。

こちらは自炊施設はないので下界で中華の総菜や弁当を仕入れてきたのですが、弁当をキツメにレンチンして胡麻ダンゴが半炭化し煙を充満させてしまい、女将さんが血相変えて飛んできました。
そんなわけで夕食は中華総菜、中華弁当、レンチン野菜、たっぷりの水分でした。
山形 伊藤屋 夕食
山形 伊藤屋 夜景

朝はアラーム6時起動で行動開始6時半、30分ほど45℃近い朝風呂で覚醒するわけで、今朝も濁りも鈍りもあまりない新鮮な湯です。
山形 伊藤屋 浴室
山形 伊藤屋 白熊

熱風呂にも慣れてきて入れるには入れたのですが、やっぱナマヌルイ風呂のほうが好きだなぁと思いながらいったん上がって軽く朝食、撤退準備して再突入します。

小一時間ほどで45℃超えになっていて、ビリビリ来るのでついに加水して1時間ほど別れを惜しみました。
山形 伊藤屋 浴室

会計時にのんびりできたか聞かれたので堪能したと答えたら、そりゃそうだろうという顔をされました。

山形で県民割クーポンが使えるのは大部分飲食店で使い勝手がよくなくて、結局いただいたクーポンは水分に姿を変えました。
山形 伊藤屋 クーポン

実質¥220で一泊できたわけで、しかも共同浴場入浴チケット3枚×¥200相当までいただいたから、コスパのとても良い滞在でした。

こちらのお宿は(というか蔵王のお宿はかな)スキーヤーの持ち込みは大目にみているけどゴミは持ち帰りなので、自分も素直に郷に入って郷に従うことにしています。
山形 伊藤屋 注意書きクーポン

それはそうと、以前お世話になった事のあるすゞのやさんが忽然となくなって、新しい建物が建築中でした。
新しい宿なのか、でも昨今の情勢で経営大丈夫なのか、ちょっと心配です。
山形 すゞのや跡新築中

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