森山荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
雫石 国見温泉
≪2023年06月宿泊≫(1泊)
今年の営業が始まってるのは知ってたんですが、6月中旬に冬眠から覚める八幡平の湯治場とハシゴ訪問したかったのです。
6月中旬にようやく電話がつながって、今年の営業は8月頃からですっていわれ、はぁ?って感じでただちに八幡平抜きの湯治計画に切り替えて出撃です。
自炊宿泊@3250+消費税¥325、入湯税が¥75で都合¥3650の一泊になります。
ここ数日は、6月なのにすでに仙台も真夏日で嫌だなぁと思ってたけど出撃日はちょっと過ごしやすくそれでも娑婆は27℃、7時過ぎに仙台を出て途中なんやかんやしながら着いたのが14時、標高が高いから20℃の別天地です。
天気がいいので国見には登山者の車両多数、すでに施設への階段が取り壊された国見山荘の駐車場まで満車です。
軽く新年のあいさつを館主とかわして、登山者がたむろする中、もはやお約束の7号室に入ります。
いつもの7号室、室内設備もいつもと変わらずちゃぶ台とお茶セットがあるだけの自炊湯治部屋、アメニティらしきものはありません。
例によって敷布団2枚と毛布と化繊掛け布団1枚が下ろしてあって、掛布団と毛布が押し入れに入っています。
調理や排泄は部屋奥の扉を開けて7、8、10号室共用部の炊事場・トイレを使う構造で、加熱調理設備はグリル付き2口ガステーブルが1台のみで電子レンジなし、鍋釜薬缶は3部屋でシェアするには少なめ、食器類は多くはないが数人分くらいがあり、今回は10号室に長期滞在を感じさせる人の気配がします。
こちらは自家発電なので、うかつに家電を持ち込み使用したらブレーカーを飛ばしたりして大騒ぎになるというわけで、携帯やデジカメの充電くらいはいいとしても持ち込み電気器具類は封印するのが賢明です。
冷蔵庫は本館にだけあるので、自分はいつものように下界のスーパーでガッツリ保冷氷を仕込んで飲み物をキンキンに冷やして登って来ています。
荷物の搬入と一泊の設営が済んだら、今日は野菜炒めを作るつもりだったのにフライパンが見当たらなかったからフロントで貸してもらい、さっそく混浴露天に直行です。
露天は40℃、心配してたブヨはいないけど入浴者ひっきりなしで一瞬たりとも貸し切れず撮影ならず、それでも15時から16時半まで出たり入ったりしながらちょっとウトウトしながら国見の露天を半年ちょっとぶりに満喫しました。
そのあと内湯で髪を洗って44℃の浴槽にチャポンと入って、内湯の証拠写真はゲットできて今日の締めにしました。
なんとなく脱衣所の感じに違和感をもったので館主に聞いたら、塗装をして小ぎれいにしたんだそうです。
夕食は見た目イマイチなサムギョプサル風トンテキ&野菜炒め、鮭ミンチカツ、スパサラダと必要十分な水分でした。
昼ごはんがボリューミーだったものの、温泉に入るとよく腹が減ります。
食べ終わって例によってしばらく半ば魂が抜けてしまい、こりゃだめだと21時半くらいに布団に入りました。
翌朝はすっきりサワヤカ5時過ぎに覚醒、外気温はたぶん15℃くらいでしょうか、絶好の朝風呂コンディションです。
さっそく露天39℃に出撃、早い時間だから1時間半貸し切りで、ラスト30分ほどは宿泊者が乱入してきたものの山奥の早朝を満喫しました。
昨日は入浴者が途切れずおとなしくしてたのですが、ここでようやく露天写真もゲットです。
いったん軽い朝食にあがって、撤収準備も済ませ、1時間ちょっと露天に再突入しました。
入り始めは40℃だったけど9時半頃には42℃ほどになって、そろそろ潮時と上がりました。
部屋に戻って帰り支度をしていたら、なんだか20~30人くらいか大人数の観光登山隊みたいなのが現れて、駐車場を見ると宮城ナンバーの大型バスが停まっててびっくりです。
コロナが5類になって外出控えが解けたから客足が戻ってきているんだとか、まぁ結構なことで巻きこまれなくてよかったよかったという感じです。
ブヨもほとんど見なかったけど、あとからふくらはぎに1発被弾していたのが判明し、遅れて腫れてきました。
やはり露天は肌寒いシーズンが良いということで、次回こそは八幡平とハシゴだと誓って下山しました。