瀧嶋
東北(宮城県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大崎 鳴子温泉
≪2026年03月宿泊≫(1泊)
実はこちら、20年近く前に一度宿泊したことがあって、あまりにも雰囲気になじめず記憶から抹消してたのです。
とはいえ入りごたえある個性的な湯なのは確かだし自分の湯治も少しマンネリしてるし近頃それほどひどくもなさそうだし、昨年暮れから3か月ほど湯治してなくてコンディションも低下傾向だから、あぁそういえばあそこがあったっけという感じでお試ししてみる気になりました。
数日前に予約電話を入れたら間髪入れずご宿泊大丈夫だとの回答で、日帰り湯は人気らしいけど泊るような物好きはあまりいないのかなと思いながら1泊素泊まり税込み¥5650で予約完了します。
ちなみに当宿は湯治宿じゃないから炊事施設はないけどフロント向かいに電子レンジと共用冷蔵庫はあって、先着順ながら湯沸かしポットも貸し出しするとのことで、宿泊予約時に併せて予約します。
チェックインは12時からだそうで、むろんそれでお願いし少しでも長く湯に浸かるため例のごとく30分ほど前に着宿です。

我が家の車のスタッドレスタイヤはプレス後はや幾星霜、積雪氷結道のグリップ劣化が怖すぎて、3月中旬になってやっと今年最初の鳴子出撃です。

自分にとって宿の印象を左右していた超個性的な館主は体調を崩してベンチ入りしてるんだそうで、今は娘さんがオペレーションしてて、部屋はすでにご用意できてると前精算でチェックインします。


シーツ、枕カバー、浴衣を出していただきましたが浴衣は使わないからお返しし、予約時にお願いしてた湯沸かしポットも無事受領しました。
ちなみに日帰り入浴のお客さんはスリッパ履き替えですが、宿泊だと下足で部屋まで行けます。


部屋は階段あがって目の前の2階207号室、外鍵付きの開き戸を入ると1畳弱の踏み込みで6畳に窓側板敷2畳です。


3階以上は階段が封鎖されてて、使ってないみたいでした。
ちなみにエレベータはありません。


部屋にはなんとなく暖かい窓際セントラルヒータ、板の間に洗面、金庫と19インチでEテレ含め6ch映る無料デジタルテレビ、エアコンがあります。
ほかに金庫、ヒーター、椅子、座布団、お茶セット、ちゃぶ台くらいでしょうか。
お湯が入ったポットはなくて、湯沸かしポット貸し出しと択一なんでしょうか。



セルフ敷きの寝具は敷布団×2、掛布団×4、チェックイン時にもらった枕カバーとシーツといった感じでほかにアメニティは一切ありません。
コンセントはセントラルヒータ用一口×1ほか2口がテレビ脇に一か所あるだけです。
エアコンは動いてはいるがあまり暖まらなくて、翌朝撤収する時にOFFにしようとしてリモコン操作がうまく作動しないことでローバッテリーらしいことに気づきました。
まぁまぁ広い国道47号線に面した部屋ですが、それほど車の往来はうるさくはありません。

寝具を設置したら旅のメイン目的、地下の風呂に向かいます。

が、当宿自慢の薬湯はイキナリ廊下に2組待ちで、人気のほどは知ってて想定内だから男性内湯攻めに切り替え、12時から結局15時まで長湯しました。


途中泊りかもしれない一人が20分ほどご一緒だったほかは貸し切りでした。

男性湯はすごくかすかなクレゾール臭の薄い貝濁り43℃、3m強×3m弱の浴槽で毎分1リットルあるかないかくらいの給湯です。
さりげなく加水し温湯にして冷水シャワーと交互入浴すれば、永久に入れそうです。


15時過ぎにそろそろ空いてないかなとマッパで脱衣所から廊下の様子を窺ったら誰もいなくて、絶好のチャンスということで急いで服を着て貸切薬湯風呂に突入です。


薬湯は男性浴室前の下り階段を降りたところにあって、貸切るときに降り口の入浴中ゲートを閉めるお約束になります。



浴室内は隣の源泉槽の湯気が猛烈に滞留して首から上がサウナ状態、湯温44℃の1.3m×2.7mほどの浴槽でちょっと薄濁りで鈍ってる気がしました。


弱いクレゾール臭があって、かすかにヌルツル感もあり、給湯量は毎分数百ミリリットル程度です。
薬湯は貸し切りで30分リミットですが、出たものの誰も待ってないから当然再入浴しました。
浴室入り口わきに時計があって、入浴時間管理は容易です。

すごく温まる湯で続けて入ると湯疲れでヘロヘロになりますが、部屋に戻ってメールチェックしてたら体力回復したので、16時過ぎに再入浴にはいります。
自販機に飲料を補充してた女将が、この薬湯は肝臓機能が上がるとか、痛風の痛み消しに効くとか言ってましたが、医学的に根拠があるのか皆目不明です。
17時になると入浴してない湯から掃除をするそうで、自分は夕食で少し呑むから17時で今日の入浴は終了にしましたが、日帰りが10時~17時だそうだから、掃除が終わった19時過ぎからは泊り客の入り放題天国になります。
17時から玄関の電子レンジを駆使して夕食準備に入り、食事と水分補給の開始です。
今回は温めるだけで食べられるもの+冷たいままで食べられるものということで、冷凍ハンバーグ、焼チキン、コロッケ、イワシ刺身、焼き魚、タラコスパサラダ、レンチン野菜と多少の水分で晩酌しました。
ちなみにさすがに食器貸し出しはあるまいと自炊用プラ皿を何枚かと食器洗い洗剤を持ってきてて、室内に洗面があるから食後食器を洗うのは便利でした。

食後は例によって意識喪失してしまい、少しして蘇生し結局21時頃に就寝しました。
翌朝は5時半起床・6時に活動開始し、さっそく薬湯を攻めます。
今日の宿泊者はおそらく2組3人ほど、たぶん前日19時過ぎから彼らが入浴しているとしても湯が鈍るほどとは思えず鮮度は上々、やはり44℃で湯の透明度も先日より高いわずかな笹濁りです。

ちゃんと30分で出たものの誰も待ってなかったから当然再突入し、湯疲れでヘロヘロになりながらいったん部屋に戻りました。
軽く朝食して、貸してもらった湯沸かしポットでコーヒーを入れて飲み、再度8時過ぎに薬湯再突入です。
今度は誰かが加水したみたいで湯温は41℃、個人的には好きな温度だとはいえ、薬湯に加水するのはいかがな物かとは思います。
30分後に誰も待ってなかったからまたもや再入浴し、9時半少し前に出ました。


結局男性内湯に3時間と薬湯に30分×7回入って、まぁまぁしっかり湯治できた方でしょうか。
当宿は19時過ぎから翌10時のチェックアウトまでいかに時間効率を高め薬湯を制覇できるかが勝負で、うまく他客さんを出し抜くのがコツといえそうです。
ちなみに薬湯はなかなか面白いいい湯ですが結構疲れる湯に思えるので、自分の体調とよく相談して入浴するのがよさそうです。
朝は10時チェックアウト、女将さんは不在なようだったのでフロントに鍵を置いて湯沸かしポットも返却し粛々と撤収しました。
