湯治で使える小技
Tips06 温泉の行き帰りの山道運転は前照灯オンで
湯治滞在中のTipsではありませんが、行き帰りのときに身のためになるお話し。
須川とか国見とか山奥の湯治場に車で行くには、細くてクネクネで見通しの悪い山道を走っていかなければいけません。
当然、対向車には十二分に気をつけながらも早く風呂に入りたい一心でアクセルを踏み込むわけですが、夏場だとかなり路側の木が生い茂るので、突然目の前に対向車が出現して肝を冷やしたりします。
そういうカーブではたいていカーブミラーが設置してあるのですが、赤や黄色の車ならまだしも暗色の車だと、フォースでも使わない限り対向接近していることを察知することはできません。
注)自分は温泉の行き帰りのときだけわずかにフォースが働くのか、いままで無事故ですが
その道を走りなれた地元民ドライバーは(カーブに入るときのライン取りとアクセルワークを見れば道を熟知しているのがわかります)ちゃんとヤバいコーナーでは危険予知を働かせていますが、困るのははっきり言って(はっきり言ってすいませんが)圏外からくるヘボなサンデードライバーです。
ちょっと落ち着いたとはいえ、昨今の日帰り入浴ブームと休日高速割引以降、首都圏はじめいろんなナンバーの車が東北の温泉に来るようになりました。それはそれで宿の経営なり地域の活性化に貢献していただけているので結構なことですし、多少は当HPも貢献しているのではないかと密かに嬉しく思っているのですが、中には走りがやたら遅い、はみ出る、カーブに突っ込んでくる、とぶっちゃけ迷惑な車も少なくありません。
自分自分もかつてはそうだったのだし、道に不案内なのも運転慣れしていないのも責められることじゃありませんけど、せめて対向車があるかもしれないこと、先を急ぎたい後続車を邪魔しているかもしれないことを念頭において、事故を起こしにくい配慮のある運転を心がけていただきたいものです。
で、Tips06の登場(といってもたいそうなハナシじゃないまさしく小技)です。
結構いろんな、特にドライブマナー関連のホームページでよく触れられていますが、山道など薄暗くて見通しの悪いところを走るときには、是非ヘッドランプ(ロービーム)を点灯して欲しいのです。
これを心がけるだけで、対向車からの認識率は大幅に高まります。
カーブミラーがぴかっとしますから、出会いがしらの衝突のリスクが大幅に減少するのです。
自分自身は、須川なら真湯ゲートで、国見なら県道266号線入り口で必ず点灯します。
残念ながらライトを点けている対向車はこの十年ほどで数台しか見かけたことがありませんが、少なくともこちらからは対向接近していることを知らせることができるので、自分の身を守るためにやっているのです。
なお基本的に数台ダンゴで走っているときは、自分が先頭車両でなければ消灯しておくほうがより良いマナーだと思います。
ちなみに自分は先頭車両がやたら遅いときには道を譲ってくれることもあるので、なにげに消灯し忘れたままにしていることも少なくありませんけど、決して意図的に煽ったりしたことは(先行車両がどう感じたかは別として)記憶にありません(笑)。
とはいえ山道を(むろん娑婆でも)ハイビーム点灯で走るのは節度を守りましょう。
のべつまくなしにハイビームで走るのは対向車の迷惑を考えない、無作法で身勝手なクソです。
また後続車がぴったりついてくるときには、自分のスピードがとても遅いかもしれないことを十分に認識して、適切に先を譲るのも大切な心配りだと思います。
おわり