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湯治で使える小技
Tips09 自炊湯治宿泊のご飯 パート1

いうまでもなく温泉旅行の宿泊ですごく楽しみな、まさにもうひとつのメインイベントともいえるのがご飯ですが、実は自分が自炊湯治に傾いていったのも、ひとつには食事が理由でした。

過去かなりお値段の張るところなども含めイロイロなお宿に泊ったのですが、なにしろ
・食事の時間が決められていて食べたいときに食べられない
・好きじゃないものも出てくる(まぁ好き嫌いはないんですけど)
・ヘタすると「これでもか」ととにかく食べきれないほど出てくる
・そのわりにどこに泊ってもあまり変わりばえしない、さほど美味しくもない料理が出てくる
のがナンだかな~という感じで、そのわりに諭吉さん1枚とか2枚とかとお別れしなければならず、自分としては満たされないものがあったわけです。

せっかくの旅行だしその土地の料理が食べたい(少なくとも変わりばえのしないたいして美味しくもない食事はイヤ)という訳で、一時期は日中何箇所も日帰り温泉入浴のハシゴをしてから町に下りてビジネスホテルに泊って、郷土料理店あたりに繰り出して夕食を食べたりもしていたのですが、これだとどうしても湯上りビールが飲めないという致命的な問題が残ります。

宿で食べたいケド食べたくもない料理はイヤ、と思っているうちに行き着いたのが自炊湯治です。

結論から言えば、
・食事の時間は自分で自由に決められる
・食べたいもの・飲みたいものだけ持っていくから好きで美味しいに決まってる
・無論食べたい量だけ持っていく
ので、自己責任だし不満があろうハズもありません。
あえていえば自分で調理するのが面倒なとき少々うっとおしいくらいです。

で、Tips09の登場(といってもたいそうなハナシじゃないまさしく小技)です

というかワザというほどのことでもなんでもないのですが、自分は1箇所1泊だけであれば実は道すがらのスーパーで惣菜なんかを仕入れていくことが少なくありません。
昨今では個食の時代なんてことも言われていて、地方でもそこそこのスーパーなら十分な品揃えで惣菜類が入手でき、食事の用意をするよりも1分でもゆっくり長く湯に浸かりたい、というニーズを応援してくれます。
ちなみに自分の場合、夕食はどちらかいうと入浴で喪失した水分を補給するのが主目的で(あくまでも健康のための水分補給ですケド)、食べ物はそのお供なので、夕食に主食は摂りません。
なので惣菜類とサラダくらいでも十分なのです。

まぁ少なからず味気ないもののコンビニやスーパーで弁当を調達することもできて、それでも意外とイロイロな料理が少しずつ食べられるので、迂闊に自分で料理するより充実感があったりします。
※そういうバックグラウンドがあるので、このおぼえがきコーナーでは自炊客が利用可能な冷蔵庫と並んで、電子レンジの有無を必ず確認しているわけなのです。

もしもっと豪華に食べたいということであれば、極端に言えば途中でデパ地下に立ち寄って有名料亭の折り詰めをゲットするなり、道すがらの仕出し屋さんに予約を入れておけばいいわけです。
1人前¥5000も出せば豪華すぎるほどの料理が食べられて、それでも素泊まり宿泊料とあわせても 諭吉さん1枚かからないでしょう。
2食付き宿泊よりはるかにコストパフォーマンス良好ですが、むろん糊のきいた浴衣やお部屋係りさんの布団の上げ下げなんかはないので、それはあきらめましょう。

ちなみに自分は2~3連泊以上だと、鍋物を作ることが多いですね。
ちゃんと1泊目坦々ゴマ鍋、2泊目キムチ鍋、3泊目みそちゃんこ・・・等バリエーションは作ります。
鍋物だと洗い物も鍋とどんぶりだけで済むので楽だし(笑)手っ取り早いし栄養バランス良いし、呑むものがどちらかいうと冷たいので、不用意にお腹を冷やさずに済むし。

タマに、宿近辺でちょいと有名なお店があるようなときには、そこで焼き餃子を調達していったり、ピザやお好み焼きをゲットしていったりもしますが、そういうときにはホットプレートが大活躍するわけです。
風呂に行く前に食材を仕込んで80℃くらいにセットしておけば、風呂上りには出来立てを髣髴とさせる仕上がりの食べごろになっていて、すぐにそのまま飲み食いできます。

自炊湯治といっても、料理を作らないといけないなんて難しく考える必要は全くないのです。
宿に着くまでに多少の仕込みは必要だけど、昨今は極端に言えばタオル1本で湯治に出かけることもできるのです。


パート2に続く