ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2009年10月宿泊≫(2泊)

2008年6月の岩手宮城内陸地震で大浴場(旧「千人風呂」)が全壊(?)使用不能となって、大露天風呂(大日湯)と 小浴場(霊泉の湯)だけで頑張っていたのですが、ついに2009年10月中旬、待ちに待った新大浴場が完成しました。

夏頃の工事の進み具合は、傍目に見て「今シーズン中にできるんかいな?」と危惧されるものでしたが、なんとか間に 合ったようです。

自称常連さんの自分としては、やはり今シーズンの営業が終わる10月末までにはなんとしても偵察に行かなければいけません。 (というか、毎年10月下旬は余程のことでもなければ年末挨拶兼ねて須川に厄介になる事にしているんですが)

新大浴場の建屋は旧中庭に建っていて、渡り廊下の入り口はフロントと売店の間(昔ゴミ箱と飲み物の自販機があったあたり) に作られています。
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場入り口
赤いカーペットを進んでいくと右手の日帰り休憩大広間を過ぎ、突き当たり右手に男女別大浴場があります。
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場入り口
脱衣所内はこんな感じ。まぁ普通に小奇麗で特徴があるというほどでもありません。
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場脱衣所
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場脱衣所
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場脱衣所

さて大浴場ですが、昔の須川千人風呂をご存知の方はびっくり↓です。
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場
良くも悪くもまったく須川らしくない(笑)シャワーもカランも10口くらいあるし、併設露天風呂もあるし、ここはいったい どこの温泉ホテルだろう、という第一印象です。
岩手県須川高原温泉旅館新大浴場露天風呂
以前のように、「洗髪したくなったら栗駒山荘に貰いシャワー」の必要がなくなってしまいました。
まぁこれはこれで良しとしても、昔の湯治場風情がなくなったのは残念ですね。

自炊棟側の「霊泉の湯」は相変わらず熱くて湯治湯っぽいので、須川の昔の面影が見たいなら「霊泉の湯」に入るとよいです。 くれぐれも熱いですけど。

もっとも、新浴場もすでに窓側壁板の下部が黒ずみはじめているのがわかると思います。大浴場がオープンしてからのほんの 2~3週間でこんなに黒ずみができることから考えると、思いもよらぬ早さで、新しい須川の趣き・風情が出てくるかも知れません。

今回の改装で、フロントと新大浴場周辺、客室一部(?)が車椅子対応になりました。車椅子対応の貸切小浴室もあったように思います。

さて寝泊りした部屋ですが、自炊宿泊ということで自炊棟626号室です。
ふだん615号室あたりの、旧中庭に面した2階の部屋にご厄介になっているのですが、冬季休業準備が始まって泊まれる部屋が 少なくなっているとのことで、今回はその1階に滞在です。
岩手県須川高原温泉旅館自炊部626号室室内
岩手県須川高原温泉旅館自炊部626号室室内

部屋は8畳+キッチン(約3畳)+踏み込み(0.5畳)、室内設備は例によって和テーブル、金庫、テレビといったところで、 ティッシュペーパーなしです

キッチンは、流し×1、一口コンロ×1、1ドア冷蔵庫(80リットルくらい)、食器入り食器棚、なべ類など、至って標準仕様でした。
岩手県須川高原温泉旅館自炊部626号室室内
岩手県須川高原温泉旅館自炊部626号室室内
この部屋には(掛け布団1+毛布1+敷布団2)×3がありました。
普通は3人部屋みたいです。

食事はちょっと自炊してみたり第2食堂にお世話になったりしましたが、新大浴場が今回のメイン目的だったので、料理写真は 撮り忘れてしまいました。

今回は(今回も)秋田県側から、横堀・須川経由で行きましたが、宿の従業員さんから大ニュースを聞きました。
どうやら来年(2010年)10月頃、一関側342号線が通れるようになりそうだ、ということだそうです。
遠路はるばる須川に行くのも、あと2~3回の辛抱です。
久しぶりにポラーノのミックスフルーツアイスの味が思い出されてきました。

↑トップ