ロイヤル温泉旅館
東北(青森県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
五所川原 太刀打温泉
≪2010年04月宿泊≫(1泊)
いよいよ待ちに待った今年のゴールデンウィークが始まり、例によって壮大な温泉三昧の幕開けです。今年はなんと青森で7泊、岩手で4泊、都合11泊の豪華版(といってもきっちりしっかり格安ですが)温泉めぐりです。土日休走り放題\1,000のETC割引制度さまさまですね。
今朝は仙台を7時頃出て、泉インターチェンジより一気に東北道浪岡インターチェンジ・津軽自動車道経由で五所川原にはいり、
●金太郎温泉(五所川原市大字姥萢)入湯
●たけ屋(五所川原市小曲)でラーメンの昼食
●道の駅もりた(つがる市森田町)やまぶどうアイスでお口直し
●森田温泉(つがる市森田町) 入湯
と予定どおりのスケジュールをこなして五所川原投宿です。
五所川原にはハズせないグルメスポットが3箇所あり、旅程と腹具合を考えると1泊目はどうしても町中心部近くの素泊まり・温泉宿に泊まらなければならない、というなかなか制約条件にアタマを悩ます計画になりました。
ちなみに目的グルメスポットのひとつがラーメン「たけ屋」です。かなり有名な店で、なるほど確かに美味しかったです。機会を作ってまた行きたいものです。
今回宿泊したのはロイヤル温泉ですが、実は最初に候補に挙がった宿は「小曲温泉秋田谷旅館」というお宿でした。
秋田谷旅館は立ち寄り入浴不可ながら湯質がよく素泊まりもOK、かつJR五所川原駅まで1.3km程度と、まず申し分のないリサーチ結果だったのですが、宿泊予約をしようと何度電話をかけてもつながりません。
宿泊の確証が取れないまま乗り込むわけにもいきませんので、少し遠くて情報も少なかったのですが今回はロイヤル温泉を押さえることにしました。
秋田谷旅館はラーメンたけ屋のすぐ近くなので食後に様子を探りにいきましたが、どうも営業をしていないように見受けられました。お湯に入りそびれたのはとても残念です。
さて問題のロイヤル温泉、外見からしてなにげにアヤしげなのです。
実はこちら、もともとはラブホテルだったのだそうで、それを改装して今ではかなり人気のある日帰り入浴施設兼宿泊施設なのです。中はフローリング床暖房の、少しトロピカルムードが感じられる(お客さんの多くがムームーを着ているからかも知れませんが/笑)今風な温泉施設でした。
近隣に送迎バスなど出しているようで、お客さんがひっきりなしに出入りして繁盛しているようでした。
こちらでお世話になったのは2号室(フロント向かいの無料休憩コーナ間の階段上がって2階)です。
1・3号室とは別階段で、それぞれの階段の間に無料休憩コーナーが2室あります。
階段は少し狭くて急ですが、思ったより静かな部屋でした。
室内は12畳くらいの板の間+バストイレ+大型洗面、洋式ウォームレットトイレと、なるほど元ラブホだといわれればそんな気がする造りです。
室内は金庫なし、テレビあり、ヒータあり、クーラーあり、2ドア冷蔵庫(100リットルくらい)あり、ガラステーブル・座布団3枚あり、といった感じで、中央部分にカーペットが敷いてあります。
部屋にちゃんと鍵がかけられます。
室内コンセントは、入り口、冷蔵庫近く、窓近く、洗面にそれぞれ2口ずつあって便利です。
アメニティ系は部屋にドライヤ、ティッシュがあるほか、チェックインの際にバスタオル、フェイスタオル、ムームー、シャンプーリンス・ボディシャンプーセット、歯ブラシ・髭剃り・垢すりセットまで貸してもらえます。どうやらこのアメニティセットは宿泊料金に込みになっていて、まったく手ぶらで来ても宿泊できるという、泊まり準備おまかせのシステムなようです。
湯沸しポットも貸してもらえました。
部屋風呂はちょっと覗いてみてみましたが、なんとなく清掃状態が宜しくなさそうなので入湯を見合わせました。あとから考えると、もしかすると温泉利用だったのかもしれないと、確認不十分だったのが心残りです。
自分にちょっと不都合だったのは床暖房がホカホカで、非常出口灯が明るすぎたので少し夜寝づらかったことです。床暖房は厳冬期ならありがたいのでしょうね。
夕食は、かねてから念願だった「Cafe de Ami」(カフェドアミィ)というお店に行きました。
名前はお洒落ですが、五所川原駅前の商工会館1階にあるそれほど肩の凝らないレストランで、ここは料理パイが美味しいことで有名なのです。
たぶん五所川原で外せないグルメスポット3箇所のひとつです。
ところがどっこいさすが五所川原指折りの店だけあって、18時頃に入店したところ、なんとほとんどのパイは売切れてしまっていました。チキン&マロンパイと和牛のミートパイは残っていたので、これはお持ち帰りで翌朝食に取っておくことにし、ビーフシチューかなんかのセット(Bコース@1,550)をいただきました。
これはこれで美味しかったのですが、今日だけはメタボを恐れず片っ端からパイを食い荒らすつもりで意気込んで行って肩透かしを食らったので、後悔先に立たず、後ろ髪引かれる思いで泣く泣く店を後にしました。いつの日にかリベンジに再訪することを決意した夜でした。
なおCafe de Amiではパイはクール便宅配販売もしているようです。もしこの記事を読まれてどうしても食べてみたいと思った方はお店に問い合わせるとよいでしょう。