峡雲荘
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
八幡平 松川温泉
≪2010年05月宿泊≫(1泊)
津軽お湯めぐり(season2)は秋元温泉で無事予定を終了し、弘前のお花見客の帰り渋滞に巻き込まれないよう引き続いてのお湯めぐりは八幡平に移動です。
●なかやま山荘(八幡平市松尾寄木) 入湯
●レストラン こかげ (八幡平市松尾寄木)で昼食
●松川荘(八幡平市松尾寄木) 入湯
今日のお宿は松川温泉峡雲荘。今回この宿の1泊を入れたのには深~い理由があります。
松川温泉で自炊宿泊を受け入れているのは当宿だけなのですが、もし今回の滞在でまずまずなら、今後冬場の湯治ローテーションに加えようかと、リピート候補の新規開拓の下見宿泊なのです。
なにぶんごひいきにしている宿は冬季休業するところが多いもので。。。
お宿自体は改装からあまり年月が経っていない新しい感じで、一見自炊宿泊などという渋いバリエーションがあるようには見えないのですが、実は、浴場からさらに奥まったところにほどよく鄙びた自炊宿泊部屋があって、結構リーズナブルに滞在できるのです。
お世話になったのは自炊部106号室、踏み込み0.5畳、たたみ6畳、TV置きスペース0.5畳という部屋です。共同炊事場の目の前に位置しており、他に宿泊者が少なければとても便利な部屋の立地です(宿泊者が多いと必然的に部屋前は騒がしくなりそうですけど)
だいたいこんなシンプルな感じの部屋が9室くらいあるのです。
部屋にはお茶セット、テレビ、鏡、ヒータ、タオルかけ、和テーブル、座布団3枚があります。
6畳部屋なのでここに3人寝泊りは少しつらい気がしますが、(掛け布団1+敷布団1+マットレス1)×3がありました。
コンセントはテレビ横と窓ぎわにそれぞれ2口×1があります。部屋のかぎはありません。
部屋のヒーターは温度調整ができないようで今回の宿泊では夜中熱帯夜になってしまい、窓を開けて寝ました。
共同炊事場は炊飯器があって食器も多数揃っており、使い勝手はよさそうです。もっとも、宿泊者が多いとなべやコンロの利用で競合が発生するかもしれません。
昼食は日帰り客向けのものを部屋まで配達してもらえ、贅沢しなけりゃ半自炊でもそこそこリーズナブルです。でもホロホロ鳥とやら、一度食べてみたいですね。
今回の滞在はゴールデンウィーク真っ只中で宿泊客も日帰り客も多く(宿泊した1泊以外は自炊部も満室だと聞きました)、お湯も鮮度が落ちてなまってしまっていましたが、来客の少ない厳冬期のウィークデーあたりであれば、乳白濁の雪見露天風呂を結構リーズナブルにまったりできそうで、悪くないでしょう。
もっとも氷雪に慣れていない都会の方は、くれぐれも真冬の八幡平をナメないように。
自炊部は客室のほか宿の従業員さんの泊まりこみ部屋もあって結構頻繁に従業員たちさんとは顔を合わせるのですが、従業員さんたちの愛想はいまいちよくありません。
部屋のヒーターも温度調節ができないようで若干懸念は残りますが、湯治滞在には結構悪くないお宿だと思いました。