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須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2010年10月宿泊≫(2泊)

しばらく温泉湯治らしきことをしていなかったら、昔々巻き添えを食ったムチ打ちが疼きだして頚部の重苦しさに我慢できなくなり、ひとっ走り須川のお世話になってきました。

今期の須川の営業は、10月中旬から順次自炊部を閉めはじめ、10月末で自炊・旅館部とも宿泊受入れ終了、11月はじめで日帰りも終了して冬季休業入りだそうです。
一関からのアクセスでしたが、真湯前で3台ほどブチ抜いたあとは山頂まで、前を塞ぐご迷惑な低速車もなく快適に走行できました。
おそらくこれが今年最後の須川行きです。

今回お世話になったのは須川荘2階大浴場側、階段上がってすぐの614号室です。
踏み込み0.5畳+ヒータ・服掛け0.5畳、たたみ6畳、キッチン2畳という標準的な部屋です。
コンセント、室内設備、寝具/アメニティ類も標準仕様です。

変わり映えしないものの、いちおう室内の様子↓
岩手県須川高原温泉旅館自炊部614号室室内
岩手県須川高原温泉旅館自炊部614号室室内
岩手県須川高原温泉旅館自炊部614号室室内
岩手県須川高原温泉旅館自炊部614号室室内
岩手県須川高原温泉旅館自炊部614号室室内
岩手県須川高原温泉旅館自炊部614号室室内

食事は、ふもとでいくらか食料を仕入れて夜はそれを電子レンジで暖めて食べたりして、朝食だけ第二食堂にお世話になりました。いつもながら栄養満点ヘルシー朝食です。
岩手県須川高原温泉旅館自炊部朝食
岩手県須川高原温泉旅館自炊部朝食

宿で聞いたところによると、到着日は花山廻りのルート(国道398号線→栗駒道路)は紅葉見物の車でかなり混んでいたようです。
さすが紅葉シーズンの栗駒だけあって(といってもピークはとっくに過ぎていますが)、平日ながら大型観光バスも毎日何台もやってきて旅館部は満室、自炊部もかなりの高稼働らしく、食堂は連日朝夕満卓状態です。日帰り休憩大広間も満員に近い盛況でした。
2日目なぞ雨模様にもかかわらず、日中もロビーは日帰り客と登山客でごったがえしていました。

おかげでお湯はひどく鈍り気味です。いちおう土日は避けたんですがねぇ・・・・
まぁ須川を訪問できる最後のチャンスがこの時期なのでやむを得ないのですが、やはりゴールデンウィークと10月中旬は、あまり温泉原理主義者にはよい訪問時期ではありません。

さてここで突然ですが、須川のお湯ってどんな見た目だか皆さんご存知でしょうか。
青み懸かった半白濁?
いえ実は、須川のお湯は無色透明、大露天風呂脇を流れる足湯のお湯がもともとの須川のお湯です。入浴者が多いとお湯が鈍り、温泉成分が不溶化析出して青み懸かった半白濁になります。
さらに入浴が増えると、栗駒山荘の露天のように完全な白濁湯になり果ててしまいます。

今回の滞在では、久しぶりに鮮度の良いお湯にお目にかかる機会がありました。
風呂に行こうとしていたら顔なじみの従業員さんにあったので、混んでいてたまらんよね~、というハナシをしたら、「だったら『○○(←その従業員さんの名前)がOKしたから』と断って貸切風呂に入りなよ」といってくれました。

実は須川には、大露天風呂の隣の建屋(従業員さんの宿舎)内に、貸切風呂が2部屋あります。
入浴料金1000円を払うお客さんはほとんどおらず、ろくに稼動していないのだとか。
従業員さんに迷惑がかかるといけないので入らなかったといっておきますが、非常に新鮮で効きめのありそうな、まさに客足が少ない頃の須川のお湯を彷彿とさせるものでした。
やはり須川のお湯はこうでなくっちゃね。

前年に5泊以上した人は翌シーズンは¥200で入浴できるとか、そういう贔屓客向けサービスをしてくれないかなと切に願います。どうせ無駄に空いてるんだしね。

ところで今回は、宿の中でTシャツ+ジャージでウロウロしていて従業員さんと間違われ、お客さんに「シャワートイレはないのか?」と聞かれました。
自分はいちおう何十泊かしていますがそんなもの見た記憶がありません。
あとでフロントで確認したましたが、やはり無いようです。車椅子対応にもなったことだし、そういうことにも少し気を使えばいいんでしょうにね。

ともあれ、過放電状態に陥っていましたが首の疼きも治まり、かなりリフレッシュできました。
帰りがけにポラーノで、胡桃(季節限定)と定番ラムレーズンのダブルアイスを食べて、須川に名残を惜しみながら帰りました。

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