本館若松屋 村井六助
東北(山形県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
大蔵 肘折温泉
≪2011年02月宿泊≫(1泊)
湯治2食付1泊を受け入れてくれる宿として、@5820(税・サ込みこみ)で、2階あがって階段すぐの4人部屋とおぼしき226号室「さぎそう」に1泊お世話になりました。
※冬季は暖房代@300の追加チャージがあります。
今日の予約はそれほど多くないみたいで、風呂以外で他のお客さんに出会うことは少ないです。休前日なのでもう少し繁盛してても良さそうなものですが。
部屋はたたみ9.5畳(うち細長く1畳くらいがセントラルヒータ+床の間)+踏み込み1.5畳、窓際カーペット敷き2畳くらいです。
肘折メイン道路に面するなかなかよいポジションで、鍵もちゃんとあり、部屋数も多くてなにげに肘折らしからぬ今風の宿です。
小心者なので、部屋が小奇麗で今風なのにビビって思わず「湯治宿泊の予約になってますよね?」と念を押してしまいましたよ。
ちなみに湯治はメイン道路に面した本館下層階、旅館宿泊は本館の上層階と別館を利用するようです。
室内設備は和テーブル、座布団とか座椅子、お茶セット&ポット、小さな鏡台、25インチくらいの6チャンネル映るアナログTV、セントラルヒータ、タオル掛けです。
カーペット敷き部には自由に使える冷蔵庫とテーブルセットがあります。
コンセントはカーペット敷き部の冷蔵庫横に1口×1、床の間に2口×2です。
アメニティはティッシュ、フェイスタオル+お着き菓子(「万年せんべい」という亀型の焼き菓子)×2枚でした。お茶葉もたっぷりあって、湯治宿泊としては厚遇なほうでしょう。
冷蔵庫上には、醤油差しと爪楊枝、コップがありました。
夕食は肘折スタイルで部屋まで持ってきていただけます。予想よりは茶碗蒸しが少しだけ豪華さを醸し出します。お米の炊き具合はまぁまぁ合格でした。食後に膳を廊下に出しておく肘折共通スタイルも例の通りです。
寝具は押入れに(木綿敷布団1+羊毛?敷布団1+毛布1+掛け布団1)×4セットがあります。
なぜか枕は3個だけでしたが。。。。。
夕食後に布団を敷きます、と言っていただきましたが、丁重にお断りしました。
格安湯治宿泊で布団敷きまでお願いしちゃ申し分けないし、実はこれ↓(フカフカお殿様布団)にしたかったので。
リネン会社は「蔵王サプライズ」なようです。一瞬「蔵王の驚き」かと思いました(笑)
古くからの湯治場である肘折イメージからするとだいぶ新しい建物で設備もまずまず充実、どちらかいうと一般受けする湯治入門向きのお宿でしょうか。
好印象だったのは共同浴場のキーカードをお借りできたことです。
※ほかのお宿でも借用できる可能性は否定できませんが・・・・
諸般の事情でゆっくりとことん満喫する時間は無かったものの疝気湯、河原湯を制覇できたのは大収穫・大満足でした。大急ぎで入ってあっという間に出たので、疝気湯では地元のおとっつあんに「もう出るのか!」と驚かれましたが。。。
(疝気湯)
(河原湯)
お宿の風呂は3箇所で、独自源泉の無色透明貸切湯、組合泉の男女別浴場、覗いて見もしなかった別館側のお風呂です。
(貸切湯)
(男女別浴場)
共同調理場に砂糖、塩、酢、味の素、ラー油にサランラップ・アルミホイルまであるのはびっくりでした。ここまで至れり尽くせりだと、ホントに湯治用にお宿が常備してくださっているのか疑問に思ってしまいますが。
朝食はやはり部屋で8時前から、なんだか精進料理っぽく動物蛋白ゼロでしたが、なにをするでもない湯治なのでこれはこれでよいでしょう。食べ終わった膳を廊下に出したら新しいお湯ポットを置いていていただいていたので、自前のコーヒーも美味しくいただけました。
朝食を持ってきてくださったおじさんに聞いたら、通常は10時チェックアウトだが今日は宿泊者は少ないと思うので昼前くらいまでゆっくりしてよい、とお許しをいただき、11時過ぎまでのんびりさせていただきました。
なおこちらのお宿は「やまがた泊まって泊まってキャンペーン」のスタンプチェックポイント宿でした。
山形の温泉宿に宿泊して2箇所で所定のスタンプを押してもらったら、もれなく『つや姫』白米1合がもらえ、セカンドチャンス抽選もあるキャンペーンなのです。
※肘折でスタンプチェックポイントになっているのは10施設で、2010/12/20~2011/03/15宿泊分までの企画です。
以前宿泊した羽根沢温泉で1スタンプを確保済みだったので、女将さんに申し出たら格安湯治宿泊なのに快くスタンプを押していただけ、めでたくお米をゲットできました。
単細胞なヤツなようですが、物は試しで宿のおねえさんにキーカードをねだってみたら疝気湯・河原湯も制覇できたし、湯治宿泊でも「つや姫」ゲットできたし、好印象なお宿でした。