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ほとけ沢温泉東龍館
東北(青森県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
東北 ほとけ沢温泉

≪2011年04月宿泊≫(1泊)

2011ゴールデンウィーク3日目は、
●ひばの湯ぽぷら入湯
●六ヶ所村老人福祉センター入湯
●ファミリーレストラン 町重で牛バラ焼き定食
●八甲ラヂウム温泉
とこなしてから上北郡東北町のほとけ沢温泉東龍舘に投宿です。

多くの日帰り入浴ファンが、意外と当温泉だけには宿泊しているのには理由があります。
実は東龍舘さんは日帰り入浴を受け入れしていないので、どうでもお風呂に入りたければ宿泊するしかないのです。

宿泊予約の電話を入れたところ、女将さん「このあたりだと東北温泉さんとかのほうが・・・」とか言ってあまり予約受付に積極的ではなかったのですが、日帰り入浴できる東北温泉にわざわざ宿泊する選択肢はありえないので、ちょっとネバって宿泊予約を取り付けました。
ナマ温いお湯だとの事前リサーチ結果だったので、1泊2食料金がオール込み@6300とお安いし是非ともお湯を満喫したかったのです。

宿に着くと入り口が3箇所あります。いちばん立派な玄関は冠婚葬祭式場である本館玄関で、細い煙突が立っている民家風の食堂勝手口と本館玄関の間にある、ガラス張りの旅館玄関から入館します。
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 玄関

イベントホールやロビーは結構立派で、宿泊翌日も会合が入っているようで地域では重宝されているみたいでした。
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 本館ロビー
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 本館ロビー

客室があるのは本館ではなく裏手の別館で、本館脇から少しクネクネ廊下を進んでいきます。
どれでも好きな部屋を使っていいと言われたので、今回は別館はいってすぐの1階梅の間・桜の間の続き部屋にご厄介になることにしました。
桜の間は8畳+12インチ地デジチュナーテレビ+和テーブル+ファンヒータ、梅の間は8畳+床の間2畳+地デジチュナーテレビ+和テーブル+ファンヒータ、という室内です。
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 梅の間・桜の間室内
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 梅の間・桜の間室内
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 梅の間・桜の間室内
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 梅の間・桜の間室内

ほかにはツイン和洋室とかツイン洋室とかシングルの洋室とか和室とか、いろいろな間取りの客室がありました。
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 2階廊下
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 2階シングルルーム

お茶セットと湯沸しポットがあり、鍵がある部屋もあるようでしたが梅の間・桜の間には部屋かぎはありませんでした。浴衣丹前はご用意いただいていたものの例によって使わずです。
シンプルで押入れもない部屋です。コンセントは各部屋テレビ横に2口×1があります。

布団は部屋前の階段下布団部屋に入っていて、夕食中(18:30~)に羽毛掛け布団×1+タオルケット×1+木綿敷き布団×2を敷いていただいていました。
階段下の布団入れからいつものように敷布団を勝手に引っ張り出して追加敷きしたかどうかは定かではありませんが、乾いていて清潔な、寝心地よい布団でした。

やや受け入れに消極的な女将さんを説得してまで入りたかった風呂は、総ヒバ造り浴室、主浴槽は37℃源泉が掛け流しの3~4人サイズの超ヌル湯で、食堂の先にあります。
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 浴室アプローチ
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 浴室アプローチ
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 脱衣所

浴槽が一部仕切られて副浴槽になっていて加熱源泉の蛇口があり、こちらで熱めの湯に漬かることもできます。当日は副浴槽は40℃くらいで、これにも時々漬かりながら、生ヌルい源泉浴を3時間ほど楽しみました。
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 浴室
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 浴室
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 浴室
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 浴室

熱くも寒くもない37℃の源泉掛け流しの風呂はとても快適で、1時間以上は浴槽内で寝てしまいましたね。時間が止まってしまったように感じられる、超長湯してもまったく疲れないアルカリ単純泉・微発泡性のお湯です。
当日はほかにもう一人温泉マニアらしきお客さんが泊まっていて、彼は2時間ほど湯船に漬かって、うち1時間くらい寝てから出て行きました。

2時間程度入浴してやっと満足できる長湯向きの湯加減なので、日帰り入浴を受け付けたりしたらとんでもない混み具合になってしまいます。日帰りお断りの理由がよくわかりました。

食事は夕・朝とも本館脇の食堂でいただきます。食堂には湯上りの冷水などもご用意いただいているのがありがたくて、夕食後は冷水ポットひとつ、部屋にお借りしました。。
夕食は小川原湖の白魚の卵とじとか馬刺しなどで、少なからず前夜の夕食とカブっております(笑)
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 夕食

朝食は品数の多い、旅館の和朝食らしさのある食事でした。
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 朝食
青森県 ほとけ沢温泉東龍館 朝食

東龍舘さんはもともと冠婚葬祭・宴会式場みたいな施設で、従業員数もあまり多くないので積極的には宿泊をとっていないようで、時々お湯目当てのマニアが泊まりに来るのを無理なくおもてなしできる範囲でやっているような感じでした。

個人的にはあの「時間よ止まれ」テキなお湯は、もっとたくさんの人に良さを味わってもらいたいものです。
素泊まりとか自炊できるかどうかは確認しませんでしたが、これだけの料理がついて@6300なら、食材の調達とか食事準備の手間など考えれば食事つきにするほうが賢明でしょうね。
車で宿泊の際には帳場でチェックインしてから車を裏手に廻して、別館玄関から荷物を搬入するとラクに宿入りができます。

なお、当館では当日は震災以来省エネルギーということで入浴時間は6時~22時になっており、マニアの大好きな深夜入浴はできません。でも深夜にあのお湯に浸かった日にゃ、気づいたら翌朝、ということになりかねませんので、まぁやめておいたほうがいいでしょう。

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