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元湯夏油
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
北上 夏油温泉

≪2011年05月宿泊≫(1泊)

2011ゴールデンウィークに青森~秋田と温泉三昧でしたが、またもや温泉です。
夏油には日帰りで来たことはあっても泊ったことはなくて以前から宿題のひとつだったのですが、冬場は営業しておらず夏場だとブヨ(虻の一種)が出そうでイヤなので、ちょっとまだ肌寒いこの時期にさっさと制覇することにしたのです。

今回の宿泊は夏油館1階共同炊事場横の10号室、@2595に1泊割り増し¥525のしめて合計¥3120(消費税込み、入湯税別途@75)です。夏油館は4棟ある自炊棟のひとつで、元湯夏油は現在、震災のあおりで客足が悪く縮小営業中のため、自炊は当館のみ受け入れているとのことでした。

2階は10室、1階は8室の宿泊棟で、2階客室は少し調理場から遠いものの食器棚もあったりして長期滞在向けの部屋と思われました。

さてこちらのお宿、部屋に案内してくれたおとっつあんによると、「例年いまどきは東北外(関東とか関西)から泊まりにくるお客さんで満員でとてもじゃないが直前予約なんかできたもんじゃない」のだそうですが、今夜の客の入りは2階に先客1組、自分の後にチェックインする一階の一組の3組と少なく、旅館棟側もほとんど消灯して寂しい限りでした。
宿のホームページによればフルキャパシティは旅館部200人、自炊部200人みたいですが、翌朝見たら宿泊客のものとおぼしき車は10台ほど、個人的には空いているのは嬉しいですがお宿はさぞかし大変でしょう。
今年はお客さんが少なくて、従業員さんたちは今のところ月半分出勤の交代勤務だそうです。
岩手県元湯夏油
岩手県元湯夏油 メインストリート
岩手県元湯夏油 夏油館
岩手県元湯夏油 紅葉館
岩手県元湯夏油 経塚館
岩手県元湯夏油 薬師館

10号室は川側(南向き)のシンプルな6畳部屋でいちおう部屋の内鍵はかかり(使わずじまいでしたけどね)、コインテレビ(2チャンネル映るらしいが使わず)、60リットルくらいの冷蔵庫、ちゃぶ台と座布団が1枚だけの部屋です。ちなみに現在休止中の別自炊棟(経塚館、薬師館)だと、冷蔵庫が共用でその分滞在費が安価になるようですが、いずれも外から見たら畳があがったままでした。

部屋には窓カーテンはあり、コンセントはTV横に2口×1でTVと冷蔵庫で使用、アメニティは一切なし、布団はオールオプションという感じです。
岩手県元湯夏油 夏油館十号室
岩手県元湯夏油 夏油館十号室内
岩手県元湯夏油 夏油館十号室内
岩手県元湯夏油 夏油館廊下
岩手県元湯夏油 夏油館廊下

お借りした寝具はせんべい敷布団×1、毛布×1 薄いのに重い木綿掛け布団×1、シーツ×1、枕×1(レンタル料計¥777)と、少々寝心地は良くありませんでした。しっかり寝ましたけど(笑)

この立地でFOMAバリ3本なのには驚きました。こういうときに限って何故か仕事の電話が良くかかってくるのですが、着信できない(=場合によっては手遅れになる)よりはマシでしょう。

共同炊事場は結構アイテム充実ながら、若干狭く、また調理台が小さくて食事準備が競合すると困りそうでした。今回は空いているうえ、自分はお湯を沸かしただけなのでノープロブレムでしたけど。
岩手県元湯夏油 夏油館共同炊事場
岩手県元湯夏油 夏油館共同炊事場
岩手県元湯夏油 夏油館共同炊事場
岩手県元湯夏油 夏油館共同炊事場

ちなみに自室の冷蔵庫も今回は朝飲むジュースのブリックパックを1個冷やしただけなので、正直なくても良かった感じでした。

トイレは男女別洋式水洗ながら小部屋の中はかなり薄暗く、居心地はあまりよくありません。

5月中旬というのに朝晩は結構肌寒く建物の間にはまだ残雪があって、ストーブ(有料)があっても悪くないくらいの1泊でした。

風呂は、男女別内風呂2箇所と女性専用露天1箇所のほか混浴露天風呂が4箇所あります。
混浴風呂はそれぞれ女性専用になる時間帯が決められていて計画的に行動しないと完全制覇できませんので、運用ルールがかなり複雑ながらちゃんとマスターする必要があります。
川沿いにある露天と結構高低差がある宿を行き来しているとそれだけで結構息があがりますので、体力の配分も考える必要があります。

※なお「露天風呂内は許可無く撮影禁止」となっています※

(白猿の湯)
岩手県元湯夏油 白猿の湯
岩手県元湯夏油 白猿の湯脱衣所
岩手県元湯夏油 白猿の湯浴室内
(小天狗の湯)
岩手県元湯夏油 小天狗の湯
岩手県元湯夏油 小天狗の湯脱衣所
岩手県元湯夏油 小天狗の湯浴室内
岩手県元湯夏油 小天狗の湯浴室床 千枚田
岩手県元湯夏油 小天狗の湯浴室内
(女の湯外観)
岩手県元湯夏油 女の湯 外観
(真湯外観)
岩手県元湯夏油 真湯 外観
(大湯外観)
岩手県元湯夏油 大湯 外観
(疝気の湯外観)
岩手県元湯夏油 疝気の湯 外観

ちなみに最も良さげな(濃いそうな)湯は床がミニ千枚田になっている小天狗の湯(内風呂)、もっとものんびり入れるのは川沿い露天の疝気の湯で湯温39℃くらいでした。
大湯は46℃くらいの激熱で自分は熱くて動けませんでした。高齢のお客さんが好んで入浴するのだそうですが「お迎え」が来ちゃってもおかしくない熱さで自分は苦手です。
真湯は適温42℃くらい、内湯は43℃くらいです。

今回、女(目)の湯は、夏油川を渡る橋が流されてしまっていて風呂に到達できる状況でなく、残念ながら指をくわえて入浴できずじまいでした。
総じて川沿いの露天はバリエーションがあって楽しめ気持ちもいいのですが、なにぶん自分には湯質が単調で、3~4泊もしたら飽きそうに思えました。あくまで個人の好みですよ。
数百人が宿泊するとなると風呂がいずれも小さめなので結構込み合いそうな感じですね。

翌日チェックアウト後は北上に足を伸ばし、トロイカでお昼を食べて帰りました帰りました。
有名なロシア料理の店ですが、おいしかった~。

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