貝の沢温泉
東北(秋田県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
秋田 貝の沢温泉
≪2011年05月宿泊≫(2泊)
2011ゴールデンウィーク9日目は、
●滑多羅温泉 赤倉山荘入湯
●道の駅ごじょうめ きいちごソフト
●東京焼肉万福苑 五城目店しょうゆラーメンとぎょうざ
とこなしての貝の沢温泉ご到着です。
滑多羅温泉(なめたらおんせん)は五城目から内陸に10kmほど入ったところにあるツルヌル・微濁りの冷泉沸かし温泉です。かつては鶴の湯という湯治宿もあったそうですが残念ながら昨今はマイナー温泉はとかく逆境で、廃業されてしまったようです。
ほんとに入りたかったのは鶴の湯なのですが、残念ながら宿の名残(というか廃墟?)をチラ見しただけに終わり残念気分を引きずりながら滑多羅を後にしたのです。
さて少々久しぶりの貝の沢温泉は、、オール込み@9,975で宿泊棟1階「つつじの間」に2泊3日の滞在です。
帳場にはアジア大陸の出身らしきいつものお兄さんがいて、チェックインしたときに「久しぶりですね」と言われてしまいました。
貝の沢温泉くんだりまではるばる仙台からリピートする客は珍しいのか、ついにここでも顔を覚えられたようです (^_^;)。
先の冬は、3泊4日¥12,000のディスカウントセールが始まるのを待っているうちにとうとう5月になってしまったのですが、お兄さんいわく「普通でも十分安くしているし、ディスカウントが定着してしまうと良くないから」とのことで、どうも今後はあまりディスカウントセールをする予定はなさそうなお話でした。まぁ確かに通常湯治料金(3泊4日¥13,650)で十分安いのは事実ですが、そんな覚えなくてもいい日本語を教えたのはどこのどいつだ(怒)という気がしないでもありません。
気を取り直してたたみ8畳、踏み込み1畳、床の間1畳、窓板の間1畳のつつじの間に入ります。
室内調度は和テーブル、座布団5~6枚、床の間に4チャンネル映る15インチワイド地デジテレビ、ファンヒータ、小さい鏡台、タオル乾しで、エアコンもあります。アメニティはティッシュ、タオル、歯ブラシで、いつものことながらタオル、歯ブラシとシーツは宿泊1日目にだけ配給です。
なんだかこの部屋は以前に滞在したような気がするのですが、どうも思い出せません。
お茶やお湯のポットはいつでも帳場でもらえます。
寝具は(マットレス×1+木綿敷布団×1+毛布×1+木綿掛け布団×1)×4がありました。
毎回1階に泊って宿泊棟の上層階の様子を知らなかったので、今回は館内探索をしてみることにしました(写真はありません)。
宿泊棟は意外に3階まであり、3階2室、2階10室、いつもの1階は8室という部屋構成です。
3階と2階の一部には手洗い・トイレ付き客室があり、4畳ほどもある踏み込みにテーブルセットが備えられたハイグレードな部屋もありました。
たぶん1泊2食の旅館宿泊@12,600とかで宿泊するとそういう部屋にご厄介になるのでしょうが、室内にはカメムシがいっぱい死んでいて、しばらく部屋を使った形跡はありませんでした。
ちなみにかなり昔に自分が始めて当宿に泊まった時は、1泊2食旅館宿泊@8,400でしたが、そのランクでは1階の部屋が割り当てられます。
ディスカウントセールをやらないのも確かにむべなるかなですが、それならいっそ部屋数限定・長期滞在に限って、「お値段そのままお部屋アップグレードセール」とかすればいいのにと思います。どうせ使わない部屋が無駄に空いているのだし。
反して1階はそこそこの客の入りなのです。1泊目は6~7人・4組、2泊目は12人くらい・7組と、超マイナー温泉のくせに成績優秀なのですが、そこはやはり大部分秋田市内・県内のリピート客みたいでした。
足腰弱いじっちゃやばっちゃはには2階の部屋はツラいでしょうが、湯治宿泊キャパが増えれば固定費負担の足しになっていいと思うんですけどねぇ、せきやさん。
お湯はヌメッとして相変わらずナイスな浴感で、宿泊者は5:30~20時(日帰りは6時~)入浴できます。常時入浴者がいるので浴室内写真は撮影できませんでした。
県北(鷹巣)から泊りに来ているばっちゃは、県内いろいろ湯治したがここが一番だと言ってました。
なんとなくわかる気がします。
今回の食事は前回と比べ、かなり内容は良かったです。さすが正規料金(笑)、これなら自前で惣菜持ち込みしなくてもなんとかひもじい思いはしないでしょう。晩酌するにはやはり少々物足らないかもしれませんけど、食べて風呂に入って寝るだけだしこれで1泊¥5000ほどなら十分です。
さすがは惣菜が売るほどある(というか総菜屋ですけど)せきやが経営するだけのことはあります。
以下、順にチェックイン日の夕食、翌日朝食、同夕食、チェックアウト日朝食です。
宿泊者が一同に広間に集まって同じ長テーブルに肩を並べていただくうちに、だんだんある種の連帯感が生まれるのがなんだか良いのです。
次回貝の沢温泉に来るのは、非公認で持ち込む飲み物を冷やすのに不便のない積雪期になるでしょう。夏場は暖まりのお湯なのでどうものぼせそうで足が遠のきがちになります。
また大陸系のお兄さんに「久しぶりですね」と言われそうですが、そうそう気軽に貝の沢くんだりまでは行けないのが残念なのです。