ITコーディネータ システムアナリスト 西川雅樹のホームページ


須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉

≪2011年05月宿泊≫(4泊)

ゴールデンウィークに行く気満々だったのに訪問しそびれてフラストレーションが溜まっていたので、リベンジということで5月も終わりかけた頃に4泊しました。

今年は雪が多くて大浴場と旅館部の屋根が少々破損したり、震災による水道管の破損などのトラブルもあったため営業開始が5月中旬にズレ込んだのですが、宿の営業に支障があるようなダメージはなかったようです。
もっとも、国道342号線はポラーノを過ぎたあたりで震災が起こした法面崩落により通行止めで、須川に行くには20分ほど迂回しなければなりませんでしたけど。
それでも一関からの1日2便の路線バス(9時と14:40発片道1時間半)はちゃんと上がってきています。
そうそう、岩手宮城内陸地震で崩落した祭畤大橋の本工事が終わって、立派な橋が出来上がっていました。橋をわたりながら、地震で落ちた橋の名残を見ることができます。

予約申し込みではさすがに常連さんだけあって、電話を取ってくれたチャーミングな(主観的には優香に似てるが須川のほうが魅力的/笑)●●さんが「いつもの部屋がいいですよね?」ってな感じで、須川荘2階の617号室にお世話になることになりました。
岩手県 須川高原温泉旅館
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室

部屋はまったく変わりばえのない自炊棟レギュラールームで、踏み込み0.5畳、室内6畳、キッチン2畳です。室内設備は踏み込み横にヒーター、6チャンネル映る14インチアナログテレビ、金庫とお茶セットです。
キッチンには80リットルくらいの冷蔵庫、流し、コンロが一口、食器棚があり、食器や鍋やかん類もそこそこあります。必要ならフロントに頼めば不足の食器・調理器具類は貸していただけますが、食器洗い洗剤とスポンジは要持参です。持参し忘れたら、売店で購入することができます。
なんだか窓のサッシが新しく2重窓になったような気がします。
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室内
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室内
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室内
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室内
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室内
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室内

寝具は(木綿敷布団×2+木綿掛け布団×1+毛布×1)が3セットあり、アメニティは、いまだかつて使ったことがない丹前と浴衣だけが用意されています。
部屋に鍵がかかるのもいつもどおりです。
コンセントはテレビ横に2口×1、冷蔵庫横に2口×1、ヒーター横に1口×1。
屋根の修復工事の音が朝から夕方まで聞こえますが、特段気にするほどでもありません。
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室からの眺め

昨今の沈滞ムードもあって宿泊客はやたら少なく、駐車場の宿泊者の車は多い日で十数台くらいです。
天候の良くない日には日帰り客もあまり多くないおかげで湯の鮮度はとても良く、国道342号線が不通だった頃と同じくらいに浴感十分です。
岩手県 須川高原温泉旅館(雨天)
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室からの眺め
岩手県 須川高原温泉旅館 617号室からの眺め(雨天)

もっとも、個人的にはかなり嬉しいものの宿の経営のことを考えるとなかなか先行き心配ですね。
第2食堂でいつも朝晩お世話になていた賄いのおばちゃんは、湯治客が少なく第2食堂の稼働率が低いので自宅待機なようです。ほかの従業員さんが交代で第2食堂を運営しているそうですが、早く客足が回復して、「たんとおあがり~」と食べさせてくれていたように、いつものように元気に料理していただきたいものです。

なおこちらのお宿、宿泊料はしばしばシーズンごとに見直されます。
今年は宿泊者が伸び悩んでいるからか、気持ち値上げ気味になっているように感じました。
お湯に十分な魅力があるのに、誘客やリピート拡大の取り組みに改善の余地が多分に見受けられてもったいないことです。

栗駒仙人水周辺にはすでに小さいながらかなりの数のアブが出始めていて、これから秋口までの間水汲みするには頬っ被りが必要です。

↑トップ