須川高原温泉旅館
東北(岩手県)格安温泉宿泊・自炊・湯治おぼえがき
一関 須川温泉
≪2012年07月宿泊≫(4泊)
暑さがじんわりコタえはじめた7月下旬、つい避暑というか現実逃避というか、涼を求めて須川に4泊してきました。
1泊目@5500、2泊目@5000、3・4泊目@3000(いずれもオール込み)での宿泊です。
※宿泊料金は時期や曜日によるので、必ずしも上記と一致しないことがあります
須川は1100m超えの高地で真夏でも涼しく、ついでに森林限界を超えるイワツバメの営巣地なのでブヨも少ないので、夏場の避暑湯治にはもってこいなのです。
いつもの部屋は団体さんが入っていてふさがっているとのことで、久しぶりに来迎別館にご案内いただきました。
ハイシーズンも近く登山客が多いようですが、土曜日で30人くらい、平日で15~20人くらいの旅館部の入りみたいです。自炊部は十人弱くらいですが、個人的には静かでいいです。
滞在したのは1階の811号室で、踏み込み0.5畳+たたみ6畳+床の間風板敷き1畳+キッチン4畳とキッチンがいつもより少し広いのがうれしいです。
室内設備は地デジチュナーつき無料アナログ14インチテレビ、金庫、セントラルヒータ、和テーブル、お茶セットと須川標準です。
キッチンには食器棚、洗面台、80リットルくらいの冷蔵庫、2口コンロ、流しがあり、食器、鍋釜類は最低限はあります。
例によって食器洗剤・スポンジの備え付けはありませんが常連なので百も承知です。
この部屋のちょっと不便なところは窓にカーテンはかかっているが網戸はなく、季節がら少々蛾が多いので若干窓を開放しづらいところですかね。
アメニティーは浴衣、丹前が3セットのみで、押し入れの布団は木綿敷布団×6、木綿掛け布団×3、毛布×3でした。
これまでと勝手が少し変わっていたのが、まずフロント上大広間(栗駒の間)前の灰皿が無くなっていたことです。まぁこれは大したことではありません。
大きく変わったのは業務の集約合理化だとかで、自炊棟にあった第二食堂が廃止になっていたことです。
1食@600の湯治食は、旅館側大食堂を簡単に仕切ってあるその奥側(大日湯側)で食べるのが新しいしきたりです。事前にフロントに申し込んで1食@600を支払い食事を予約します。
酒類の持ち込みは相変わらず禁止で、テイクアウトはOKなものの湯治部客室からかなり遠くなったので部屋まで運ぶのは相当面倒になりました。
食事の質はますます低下していて、夕食3食・朝食2食食べましたがどう見ても1食@600には及ばず、朝食はまだしも、あの夕食じゃ湯治宿泊の人気が落ちそうで懸念されます。
(2日目夕食)
(3日目朝食)
(3日目夕食)
(4日目朝食)
(4日目夕食)
宿内では若い従業員が増えていて活気があるようにも見えるものの、昔からのベテランはかなり辞めたりしたりで姿が少なくなってしまいました。
どうもオペレーションの質が低下しているようにも、緊張感が低下しているようにも思われます。
なんだかじわじわと悪化傾向が続いているように思われ、マネジメント不在が心配されるのです。
お湯は相変わらずいいんですけどねぇ。
なんとかいい方向に持ち直していただきたいものです。